ハワイでの事故の報告
(転載の許可を得ています)
月間グローバルマガジン【Dunia(ドウニア)】より転載。(http://www.nifty.ne.jp/forum/fworld/dunia/top_page.htm
K−JAPAN ハワイのラジオ局(www.kjpn.net
※個人名は、管理者の判断で匿名にしています。


【定点観測】ハワイ発・KJPNニュース 98年2月号 (20)

■マウイ島で日本人男性の水死体発見 (2/13)
マウイ島ケアラニホテル近くで43歳の日本人男性の水死体が発見された。近くのダイビング業者が救助に参加。妻が行方不明を訴えて探していたが手遅れだった。

■日本ダイブ客2人の水死で報告書 業界反論 (2/13)
ワイキキと、クアロア沖、二人の日本人観光客のダイビングツアー中の事故死について、沿岸警備隊はダイビング業者に落ち度があったとする報告書を火曜日までにまとめた。ダイビング業者で作る協会は、沿岸警備隊の報告書は不完全だとする反論を展開している。

どぅにあ1998.09号
【定点観測】ハワイ発・KJPNニュース 98年8月号 (7)

■ヒロでダイビング中に事故 日本人2人死傷 (8/15)
ホノルルアドバタイザー紙の報道によると、九州から来ていた日本人3人が、ビッグアイランド(ハワイ島)のヒロで、ダイビング中に事故を起こし、男性1人が死亡、女性が重傷で、病院で手当てを受けている。 

■夫に助けられた妻が退院 ダイビング事故 (8/15)
ハワイ島のヒロに熊本県から帰省していたアメリカ人と日本人の夫婦、それに兄弟がダイビング中に事故に遭い、妻を助けようとした夫が死亡しています。溺れかけた妻は病院で手当てを受けていましたが、今日ヒロの病院を退院しました。ヒロの警察によりますと、水中で助けを求めた妻を二人の男性が沿岸に助け上げました。夫人を蘇生させて、気づくと、夫の方も顔を下にして、海面に浮かんでいたということです。最近ハワイ島で起きたダイビング事故では、初心者の観光客が死亡していますが、今回の事故の3人はそれぞれ、免許を持ったダイバーだったという事です。亡くなったのは、日本居住のアメリカ国籍 D・Sさん (48歳)で、日本国籍の妻Yさんは、今日退院しています。 

Copyright (C) 1998 Tama Hirose

どぅにあ1998.10号
【定点観測】ハワイ発・KJPNラジオニュース 98年9月号 (17)

■邦人女性がダイビングツアー参加中に死亡 (9/21)
2年間に日本人観光客4人目のダイビング中の事故死。4人の死者のうち、3人までが海の初心者。ダイブツアー会社の経営者は「今は何も話せません。」と言って、店のドアに鍵をかけた。ハワイの観光の目玉のひとつ、ダイビング。悪い話は日本人観光客に伝えたくないが、業界の規制強化は掛け声ばかりなのだろうか。 

■邦人女性 初心者ダイブツアー参加中の事故 (9/21)
19日土曜日午前、オアフ島のシーライフパーク近くで、ダイビングのツアーに参加していた日本人観光客の女性が意識不明で水面に漂っているところを発見された。この女性は、オアフ島ウィンドワード方面の総合病院、キャッスル・メディカルセンターに運ばれて手当てを受けていたが、日曜日朝までに息を引き取った。亡くなったのは、家族とともにホノルルを訪れていたT・Mさん(58歳)で、マカプーポイントの初心者向けのダイビングツアーに参加中の事故だった。ツアーの引率者が気づいたときには、すでに水面に
T・Mさんが浮かんでいたという。救助に当たった他のツアーの日本人男性によると、T・Mさんはツアーに参加したものの、潜ることをやめたらしく海面のウキにつかまって他の人達の帰りを待っていたという。ワイキキのシェラトンホテルの沖合や、ノースショアで、日本人観光客がダイビングツアー中に死亡する事故がここ数年の間に続いて起きている。

■今日は何も話せません 事故のダイブ会社 (9/21)
T・Mさんが水死したツアーを催行していたダイビングツアー会社の「マネージャー」と名乗る日本人男性は、「今日は何も話せません。」とケージャパンの取材に対して答えた。T・Mさんが亡くなった日曜日の夕方、店の前には日本語で表示のついた送客用のバンが停められ、店のシャッターは降ろされていた。入り口には日本人男性2人が水の入ったバケツの中をのぞき込み、地面にしゃがみ込んでいた。事故を起こしたツアーの引率者と面会したいと話しかけると、店の中に入り、ドアを閉じてしまった。

■女性占い師殺害事件時に登場のダイブ会社 (9/21)
58歳の日本人女性がダイビングター中に水死した事故で、初心者向けツアーを催行していたホノルル市内のツアー会社は、ハワイでは有名な日本人占い師連続殺人事件の際、占い師の息子G・Fさんと、犯人のR・Fが知りあうきっかけになった店として、日本のワイドショーなどでも紹介された。事件当時は、ホノルル市内アラモアナ地区に店があったが、現在はホノルル空港よりのケイヒラグーンのヨットハーバーで営業を行っている。近くのダイビング店の話によると、同ツアー会社はいつも朝8時か9時頃に、よく日本人観光客をボートに乗せるため、出入りをしているという。日本人がオーナーの同ツアー会社は、ケージャパンの取材に対し、事故についてのコメントを控えている。

Copyright (C) 1998 Tama Hirose 

どぅにあ1998.10号
【定点観測】ハワイ発・KJPNラジオニュース 98年9月号 (19)

■事故にも関わらずダイビング人気は衰えない (9/23)
火曜日朝のホノルルアドバタイザーは、地元面の最初のページで、日本人女性のダイビングツアー中の死亡事故について報じており、2年間に3人の日本人観光客が亡くなったのにもかかわらず、ダイビングツアーの人気は衰えていないとの地元ツアー会社の意見を掲載しました。週末に岩手県から親子で来ていた58歳の女性が死亡した事故で、警察は昨日朝検視を行いましたが、まだ死因は明らかにされていません。一方、これまでに日本人観光客が死亡したワイキキ冲とクアロア牧場冲のどちらのダイビングスポットも、連日多くの日本人観光客が訪れており、観光客の死亡事故で、ツアー客が減るような兆しはないとしています。業界の推計では、昨年ハワイの初心者向けダイビングツアーには、一日平均200人の日本人が参加しています。

Copyright (C) 1998 Tama Hirose

 

どぅにあ1998.10号
定点観測】ハワイ発・KJPNラジオニュース 98年9月号 (20)

■ダイビング事故の母親に呼びかける娘 (9/23)
★◎ダイビング事故の母親に呼びかける娘 =一緒に出かけたダイビングの体験ツアーで= -「お母さん」と呼びかけるが助からず-
【ホノルル22日KJPN】
岩手県からホノルルを訪れていた母娘が体験ダイビングツアーに参加中、母親が水死した事故で、ホノルル市の検死官事務所は、火曜日も死因の究明を続けている。
地元英字新聞は、2年間に次々と3人の日本人観光客が水死する事態に、業界の自主規制の実態に注目する記事を掲載している。溺れた母親の救助にあたった人達の中には、ケージャパンの取材に答えて、岸に引き上げたときには口から泡を出していて、すでに息があるかどうかわからない状況だったと答えた。救助に当たった男性のひとりは、海の中から事故のツアー会社の引率者が大声で助けを求めたため、すぐに泳いで現場に入り、溺れた母親が背負っていた酸素ボンベを引っ張るなどの方法で、2人で岸に運んだ。その際、通りがかったオハイオ州からの訪問者の男性2人が協力して、人工呼吸を行うとともに、救急車が手配された。やがて、消防車や救急車で駆けつけた隊員が救命活動を行うころには、他の観光客2人と一緒に海中にいた被害者の娘も岸にたどり着き、母親のそばで、「お母さん、お母さん。」と繰り返し呼びかけていたという。やがて、母親は収容先の病院で息を引き取ったが、事故原因の究明はまだ終わっていない。
救助に当たったひとりは、昨日ケージャパンの取材で、助けた母親が病院で死亡したことを伝えられると、「そうですか。亡くなったんですか。」とがっくりとした面持ちで、「ダイビングツアーには、きっと娘さんが誘ったんでしょうね。そのツアーで母親が死んでしまったというと、娘さんのショックも大きいのでは。」と話していました。
引率者が警察に語った話によると、体験ツアーに参加はしたものの、海に潜ることを直前になって思い止まった母親は、海面に浮かぶタイヤのチューブで出来たフロートにひとりでつかまったまま娘達の帰りを待っていたという。
現場にいた人の話では、当日はやや波がある程度で、同じ高さの海水面やビーチから眺めていただけでは、たとえひとり残された母親が助けを求めるような事態になっても波に隠れて見えにくかった模様。
ダイビングツアーに詳しい専門家によると、業界団体の規定で、ひとりのインストラクターが同行できる、参加者は6人まで。この日も、8人の参加者を4人ずつに分けて水深3メートルほどの餌付けをして魚が多く集まるダイビングスポットに入っていた。
在ホノルル総領事館の担当者は、現在母娘が参加していたツアー会社が、事後処理を誠意をもって行っていると話していた。

Copyright (C) 1998 Tama Hirose


 home.gif (2588 バイト)