事故に遭うダイバーたちの共通項とは



個人的感想(たわいのない印象ですのでご理解を)

これまで20年に渡ってダイビングの事故を調査してきた経験を基にした印象をお伝えします。

事故に遭遇したダイバーの方々の内、多数の方々(例外もおります)に似通った印象は、事故が起きるまで、リスク情報 への評価がそれほど高くなく、そこに時間と労力、そしてお金を十分にかけていなかったというものでした。

また、 事前に私の本や他の本を何度も読んで内容を理解しようと努め、ホームページで事故情報をしっかり調べて自分のために活用していた、という人で事故に遭った人には、私はこの20年、まだ 会っていません。(私が知らないどこかには おられるかも知れませんが)

これまで事故に遭遇していない方でこのページをご覧になっている方は、私の経験から言えることとしては、事故に遭う確率を自分で小さくしている最中だと思います。

以上の経験を踏まえると、皆さんの周りに、事故のリスクを軽視したり、リスク情報を知ることに情熱が薄い人がいたら、ダイビング活動以外では今まで通り仲良くしていただきたいですが、ダイビングを行う間だけは、 一定の距離を置いた方が安全の確率が高くなると思います。

以上は、あくまでも経験上の印象ですので、参考に留めておいてください。


平成26年2月6日

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