このホームページの目的
(ダイバーの自己防衛のために)

このページにアクセスして下さった皆さん、本当にありがとうございます。


このホームページを閉鎖する時

 以前、私がダイビング業界の内部を公開した関係の本を出版する折り、ダイビング業界方々から非常に恐い警告を受けたことがあります。そして実際にいろいろな圧力やイヤガラセ、金銭の要求、デマの流布と誹謗中傷が行われました。これらは現在も続いています。
 もしまた身の危険を感じた場合には、自分と情報提供者の身を守るために、このホームページの内容の・弱体化、あるいは閉鎖することもありますので、ご理解の程をお願いします。


 このホームページでは、今まで意図的に隠されてきた、スクーバダイビングの悲惨な事故の情報を公開し、ファンダイバーの方々が、自分の命を守る統べを手に入れるための事故の真実の情報を手に入れることができることを第一の目標にしています。そして、事故の時にダイビング業者が責任逃れに走ることが多い現実についての法的問題に対する個人的考察を公開しています。

 この情報を公開することによって質の低い業者が淘汰されていき、現在、良心的ゆえに苦労して営業している、少数の優良なダビング会社(団体)やダイビングショップ、プロダイバーが、今後さらに繁栄していくことができる一助になればと思います。そして、全てではないですが、数多くの無責任なダイビング会社(団体)(ライセンスと称した資格販売会社)と、やはり圧倒的多数の、広告収入を得ることを至上の価値観としていうように思われるダイビングマスコミ(個人的感想にすぎません)が、情報が公開されることで、しぶしぶであっても軌道修正をしてほしいと願っています。そしてその流れの中で悪質ダイビングショップと無責任なプロダイバー達が駆逐されことを願います。また、現在は、少数者としての悲哀を味わっている優良業者の繁栄こそが、何も知らない、あるいは正確な情報を与えられていないファンダイバー達の事故を未然に防ぎ、優秀で、志を持った素晴らしいプロダイバーたちが、”現実の重さ”に挫折させられずに、将来も好きなダイビングの仕事を続けていける環境作りの土台となっていってほしいと願って止みません。

 このホームページの中では、PADI(パディ)というダイビング指導会社に対してしばしば言及しています。残念ながら必ずしも好意的表現だけではありません。しかし、私の実体験においての感想であり、また、日本のみならず、世界最大のシェアを誇るスクーバダイビングノウハウ販売会社("スキューバダイビング”というのが一般的だが、私はPADIの方針を尊重して敢えて”スクーバ”という呼び方を使っている)であるPADIがダイバーの安全率向上と、事故情報の公開による事故防止のための積極的展開のために、現実に起こっていることに目を向けて欲しいと願うからこそであります。
 私は、PADIを排除するような活動よりも、PADIがダイバー=消費者のための安全のために、"今以上に"立ち上がることを現実の市場からの情報提供によって手助けすることこそ重要であり、また無駄な時間を放置してより多くの犠牲者を生み出していくより、はるかに近道だと思っています。
 PADIのような巨大タンカーが舵の向きを変えるには大きな力を要すと思います。しかし、巨人PADIが汗をかいて力を出すことにより、その影響力により他の業者達も一斉に動き出してくると思います。
 PADIには一刻も早く、ダイバーの安全と、避け得ない事故に遭った時に救済がしっかりできる体制を築くリーダーシップを取って欲しいと願います。旧システムに依存して旨くやってこれた現状では、変化にともなう苦痛は当然起こるでしょうが、その苦痛はダイビング業界においての圧倒的巨人であることの代償でもあろうかと思います。 
 ダイビング業界の方向と姿勢が変わって、「安全」と「事故者への救済の実現」が実現すれば、その最大の受益者は、業界の収入の中心となっている一般ダイバー達です。そして、汗をかいたPADIには、それらの人々からの尊敬と賞賛が報酬として期待できます。つまり「名誉」という報酬を手に出来ます。
 
ダイビング業界で働いている人たちの中に、現在の業界に矛盾を感じながら仕事をしている人たちがいます。彼らが今以上に胸を張ることができるようなチャンスを手に入れるためにも。PADIの方針の転回こそが求められているのです。

謝  辞

 それぞれのお立場がありながら快くご協力、あるいは情報をご提供下さいました皆様と機関に心からのお礼を申し上げます。


平成10年9月(平成14年5月3日一部改訂)(平成16年4月20日一部改訂)


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