がんばっているプロへの賛辞
(無名の士への賛辞)


 平成15年の事故の調査の過程で、事故や事故者の救出や遺品などの回収のために努力しているプロダイバーや、人手が足りないときに協力している作業ダイバーの方々の存在を知ることも有り、私は彼らに惜しみない賛辞をお送りしたいと思います。

 彼らは警察の捜査(事故被害者が犬死扱いされないために)に協力(時に2日連続で朝9時から夕方5時までなど)しています。本来は彼らの活動こそが、ダイビング雑誌などで取り上げて顕彰すべきことなのに、と感じます。

 彼らの行為は、事故が起きたときに救助に貢献することによって重大な人身事故となる一歩手前で事故者を救うこともあるのです。その彼らの活動のおかげで、死亡事故の数も、事故総数に表れる死亡事故率を下げるという「業界」への貢献も行っているのですが。

 皆さんも、無名のままがんばっているプロを見かけたら、また知ったら、ぜひねぎらいの言葉の一つもかけてください。それが彼らの名誉への報いとなるのですから。


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平成16年9月11日