安全なタンクの選び方

　ダイバーが水中でダイビングをするために必要な最大のポイントは、安全な空気を水中で使用できるかどうかにかかります。スクーバ（スキューバ）方式で、安全な空気がないダイビングは考えられません。

　ダイビングを行う際に良いタンクを選ぶための知識を持っていることは、ダイビングを楽しく行ったり、安全率を高めるために大切なことです。
　たとえばそのタンクが法に定められた検査を正しく受けて合格したものだとしても（合格偽装のタンクもありますので注意。）、例えばタンクをゆすってみて、中から何かの音が聞こえるようでしたら、その使用を止めて他のタンクに交換してもらということも必要です。これは自分の健康被害を予防するための方法です。
　また知っておかねばならないことは、ダイビング業者が選ぶタンク業者が良い業者かどうかを見分ける方法です。
　一般に、過充填（要は空気の入れすぎ）しているタンクを販売している業者は、他にも安全面に気を配っていない可能性があります。またタンクへの空気の充填時の空気清浄システムですが、タンク内に粉塵が入らないような空気清浄システムかどうかを確認しなければなりません。
　さらに一般ダイバーが自分たちだけでダイビングを行うときには、良いタンク業者を選ぶコツや、タンク内の空気の質の判別方法を知った方が良い結果を期待できます。さらに良いタンクが見つからない場合の対処法、ナイトロックスガスを使う上での注意と、良いナイトロックスガス販売業者の判別法などの知識も必要ですね。
　こういった事柄はなかなか教えてもらえません。もちろん、ダイビングのテキストにも、最低限な事柄以外は書いていないのが普通です。
　安全なタンクとその中の安全な空気の確保は、ダイビングを安全で楽しく行う際の基本中の基本です。その知識を獲得しましょう。

　安全なタンクの選び方についての詳しい内容は、「忘れてはいけない　ダイビングセーフティブック」に分かりやすく書かれていますので、ぜひそれをご覧ください。

平成20年6月18日

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