12月1日
 e-NOVELS編のアンソロジー第二弾、『黄昏ホテル』(小学館 税込み1680円)が出ました。執筆者は執筆順に、篠田真由美、早見裕司、浅暮三文、森奈津子、近藤史恵、小森健太朗、笠井潔、田中哲弥、久美沙織、雅孝司、二階堂黎人、野崎六助、加納朋子、太田忠司、黒田研二、山田正紀、牧野修、我孫子武丸、田中啓文、皆川博子の各氏。
 アンソロジーというのはどうしてもテーマで括ることになるので、コンセプトは同一、でもジャンルはバラバラの作品を収録しているという本はかなり珍しいのでは。幻想譚、ミステリー、SF、ホラー、人情もの(?)など、各作家の持ち味がいっぺんに味わえます。どうぞお試しください。

10月30日
 『貫井徳郎症候群』の見本ができた。岩郷重力さんの装幀が、いつもながら大変素晴らしいです。店頭には早いところで11月2日には並びます。税込み価格1260円。
 これまでの別冊宝島小説家特集のように雑誌サイズの大判ではなく、四六判単行本と同じサイズですので、お見逃しないように。

10月11日
 このところ別冊宝島で、小説家ひとりにスポットを当てたムック本がよく出ていますが、ぼくの本も出していただけることになりました。題して『貫井徳郎症候群』。
 ぼく本人ではなくあくまで作品にスポットを当てた硬派な本なので(だからあまりぼくが前面に出ると作品のイメージを壊すとのことで(笑)、露出は少ないです)、メインは各テーマ別の評論なのですが、それ以外の目玉はふたつ。まずひとつ目は、瀬名秀明さんとの対談です。これは自分でゲラで読んでも面白かったです。
 それともうひとつは、未発表長編の第一部430枚一挙掲載です。といっても新作ではなく、時期的には『失踪症候群』と『天使の屍』の間に書いたボツ原稿ですので、最近の『追憶のかけら』や『さよならの代わりに』レベルの作品を期待されると肩すかしでしょう。昔はこういうものも書いていた、というボーナストラックですね。
 発売日は11月5日。評論パートも読み応えたっぷりなので、ぜひ皆さんお手に取ってください。

9月23日
 「小説新潮」10月号に短編「サンフランシスコの深い闇」が載っています。『光と影の誘惑』に収録されている「二十四羽の目撃者」のキャラクターを再登場させています。

9月8日
 現在発売中の「Weeklyぴあ 9/13号」に『追憶のかけら』に関するインタビューが載っています。

9月1日
 映画『愛の落日』にコメントを寄せています。

8月16日
 「新刊ニュース」(トーハン)9月号に、『追憶のかけら』に関するエッセイを書いています。今はエッセイをほとんどお断りしているので、これが今年最初で最後のエッセイかも。

7月20日
 22日発売の「オール讀物」に、『追憶のかけら』についてのインタビューが載ります。
 それと、同じく22日発売の「小説現代」に、「あり得たかもしれない未来、今ぼくがいる場所」というショートショートが載ります。小説家生活十一年目にして初めてのショートショートです。『さよならの代わりに』を気に入ってくださった方は、ぜひ読んでみてください。

7月13日
 新刊『追憶のかけら』は、早いところで15日には店頭に並ぶと思います。一応発売予定日は17日。
 装幀はこれ。今回は久しぶりにイラストでお願いしたら大正解。この装幀は実際に触ってもらわないと良さがわからないので、大きい画像はアップしません。ぜひ店頭でご覧ください。
 現時点で、自分自身も一番読みたいと思うタイプの話です。途中、旧字旧仮名遣いのパートがあるので読むのに腰が引けるかもしれませんが、すでに目を通してもらった方には読みにくくないという感想をもらっているので、どうぞ臆せず読んでみてください。

6月28日
 西澤保彦さんの新刊『パズラー 謎と論理のエンターテインメント』(集英社)に解説と推薦の言葉を書かせていただきました。

6月22日
 「オール讀物」7月号に中編「長い片思い」が掲載されています。
 考えてみれば、今月は他に「文芸ポスト」に『空白の叫び』100枚と、「ジャーロ」に『悪党たちは千里を走る』100枚が載っているから、合計300枚も活字になっているわけだ。ちょっと短めの長編一冊分じゃん。こうやってあちこちにバラバラに書いてるから、なかなか本が出ないんだよな。

5月28日
 「週刊アサヒ芸能」6/3号に『さよならの代わりに』に関するインタビューが載っています。いくつも受けたインタビューも、これで最後。

5月27日
 「an an」6/2号に『さよならの代わりに』に関するインタビューが載っています。

 映画『4人の食卓』にコメントを寄せています。

5月18日
 「新刊展望」6月号に、ぼくの仕事場と『さよならの代わりに』に関するインタビューが載っています。

5月8日
 「日経クリック」6月号に、『さよならの代わりに』に関するインタビューが載っています。

4月29日
 『神のふたつの貌』の文庫ができた。今回も装幀は恋月姫さんの人形を使わせていただきました。親本より、内容のイメージに合っているかも。発売は5月10日予定。

4月24日
 「活字倶楽部」2004年春号にインタビューが載ってます。いっぱいインタビューを受けているので、今後続々と雑誌に載る予定です。

4月22日
 ↓の放送時刻、間違えてました。テレビ局から指摘を受けてしまった。直しましたので、これが正しい時刻です。

4月20日
 まだぼく自身も現物を見ていないんだけど、18日の日本経済新聞にインタビューが載りました。

 今月26日深夜0:10〜0:40に日本テレビ系で放映される『爆笑問題のススメ』にゲスト出演します。

3月30日
 昨日、書店四ヵ所を巡って『さよならの代わりに』のサイン本を作ってきました。

 文教堂書店 溝ノ口駅前店
 有隣堂書店 川崎アゼリア店
 文教堂書店 新橋店
 明正堂書店 アトレ上野店

 以上の四店です。どうせ買うならサイン本にするかという方、ぜひこちらにお立ち寄りくださいませ。

3月25日
 『さよならの代わりに』は、早いところでは今日から店頭に並んでいるはず。表紙はこんな感じ。このカバーはトレーシングペーパーなので、本体の色が透けるようになっているから、実際の色はもう少し違うものになりますが。
 この写真はたぶん東京在住の人でもどこだかわからないだろうからここに書いてしまうけど、東京ドームシティの遊園地です。最後まで読んだらもう一度表紙を見てもらいたいというのが編集者の意図だそうなので、皆さん、読み終わったら表紙をじっくり見てね。
 ぜんぜんぼくの本じゃないみたいですけど(笑)、店頭で見逃さないでください。

3月15日
 今日発売の「ジャーロ」から、新連載を始めた。タイトルは『悪党たちは千里を走る』。久しぶりの誘拐ものです。タッチはスラップスティック。『リリアンと悪党ども』みたいな話だと思ってもらえれば、大きくイメージを外れていないです。
 それと、同じく今日発売の『野性時代』に、『エロチカ』についてのインタビューが載っています。編者のe-NOVELSを代表してインタビューを受けたつもりだっのに、けっこうぼく個人の作品への質問があって、しかもインタビュアーが若い女性なので、たじたじとなってしまった。お題がお題だけに、そんなことを訊かれても、という感じ(笑)。

3月11日
 『エロチカ』の見本ができた。別に示し合わせたわけではないのだが、性だけでなく死の翳が濃厚な作品が多かったので、エロスとタナトスというテーマで作ってもらいました。これなら女性もレジに持っていきやすいでしょ。これまで一度も官能小説なんて読んだことない、という方もぜひお手に取ってください。現にそういう女性から「面白い」と言っていただいているので、自分の作品はともかく(笑)、アンソロジーとして本当にお薦めします。皆様よろしく。

3月8日
 黒田研二さんの新作『白昼蟲』に推薦文を書いています。日本人作家の作品に推薦文を書くのは初めてだ。今月出る自分の新刊に推薦文を書いてもらっている立場なのに、人に推薦文書いてる場合でしょうか。ちなみに、ぼくの新刊の推薦文を書いてくれる人はかなり意外な人です。予想してみてください。って絶対に当たらないだろうけど。

 ついでに告知。e-NOVELS編『エロチカ』(講談社)は15日、上記の新刊『さよならの代わりに』(幻冬舎)は25日発売予定です。

2月25日
 中編書きました。小説新潮三月臨時増刊『警察小説大全集』に掲載されている、「ストックホルムの埋み火」です。タイトルからおわかりのとおり、以前に書いた「ミハスの落日」に続く作品です。こんな感じで外国を舞台にした作品を書き続け、いずれ一冊にまとめようと考えています。

2月4日
 そういえば以下の二雑誌のアンケートに回答しています。

 「活字倶楽部04年冬号」
 「ミステリマガジン2004年3月号」

 それと、お蔭様で『長く孤独な誘拐』のドラマは、裏番組のキムタクにも負けず(笑)、なかなかの視聴率だったそうです。嬉しい。

1月14日
 遅くなりましたが、皆様明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
 で、新年一発目のお知らせは、ようやく『長く孤独な誘拐』のドラマ放映日が決まりました。TBS系全国ネットで2月2日(月)21:00〜22:54です。スタッフ、キャストともに渾身の力で作ってくれた力作です。お見逃しのないよう。

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