12月15日 TRICK+TRAPに行き、在庫本すべてにサインをしてきました。吉祥寺でミステリーを買う予定のある方、ぜひ覗いてみてください。
12月8日 今日発売の「別冊文藝春秋」に、新連載『夜想』の第一回が載っています。今回はテーマ上の『慟哭』パート2と言ってもよく(内容は関係ありません)、始まり方はあえて『慟哭』を踏襲しています。『慟哭』はオウム以前だからああいうふうに新興宗教を描くのが有効だったので、オウム以後の今はまったく別のアプローチをしなければならないと以前から考えていました。この『夜想』で、それをやっていきたいと思ってます。
それと、明日発売の「文芸ポスト」に、『空白の叫び』の最終回が載ります。連載期間丸五年、原稿用紙2100枚を超える作品になってしまいました。長かった。現時点でもちろんぼくの最長作品だし、今後もたぶんこれより長いものは書かないでしょう。 来年夏には単行本にしたいと思ってます。
11月11日 夕刊フジ連載の懸賞ミステリー「蝶番の問題」に寄せられた、読者からの解答をすべて見せてもらいました。なんと、ちゃんとネタに気づいて正解に辿り着いているのはひとりしかいませんでした。うーん、そんなに難しかったかな。あれだけ伏線を張ってあったんだから、見え見えだと思ったんだけど。 ネタには気づいていても、犯人指摘で間違っている人が何人かいました。おしいよ! ぼくとしては単に犯人の名前が当たってるだけの人より、ネタに気づいた人に賞金を上げたかったな。
11月8日 「Colorful」(ぴあ刊)12月号に、『悪党たちは千里を走る』に関してのインタビューが載ってます。いっぱい受けたインタビューも、これで最後。
11月7日 「潮」12月号に、『悪党たちは千里を走る』に関してのインタビューが載ってます。
10月17日 「週刊現代」10月24日号に、『悪党たちは千里を走る』に関してのインタビューが載ってます。
10月15日 『作家の読書道』(本の雑誌社刊)に、以前web本の雑誌に掲載されたインタビューが再録されています。
10月14日 書き忘れていたけど、現在発売中の「ミステリーズ!」vol.13に『愚行録』最終回が載っています。連載で読んでくれている読者や担当編集者にまで、本当に収拾がつくのだろうかと不安を抱かせていたこの話ですが、謎は残さずきちんと終わっています。媒体が「ミステリーズ!」だからということもあるだろうけど、こんなに連載中から反響があったのは初めてなのでなかなか嬉しかったです。来年前半には本にしますので、楽しみにしてください。
残る連載は『空白の叫び』だけ。それも12月発売号で完結します。
10月13日 「週刊文春」10月20日号に、『悪党たちは千里を走る』に関してのインタビューが載ってます。インタビューはこの他にもいっぱい受けているので、今後続々と雑誌に載る予定です。
10月5日 「ダ・ヴィンチ」11月号に、『悪党たちは千里を走る』に関してのインタビューが載ります。
9月27日 今、夕刊フジでは犯人当て小説を掲載しています。有栖川さん、麻耶さん、法月さん、我孫子さん、霧舎さんと来て、最後がぼくになります。29日発売号から連載スタートです。皆さんはかなり難易度の高い話を書いてましたが、ぼくは読者サービスですごく簡単にしました。賞金は三万円ですから、こぞってご応募ください。でも単に犯人の名前があっているだけじゃ駄目で、ロジックまできちんとしていなければ駄目ですけど。 タイトルは「蝶番の問題」。約二年ぶりの吉祥院ものです。
9月20日 ようやくサイン会の公式発表が出たので、ここでも書きます。 三省堂書店神田本店にて、10月2日午後3時からです。詳しいことは書店までお問い合わせください。
9月16日 公式発表はまだですが、発売日も近づいているので書いてしまいます。 『悪党たちは千里を走る』のサイン会を、都内某書店で開きます。貫井徳郎のサイン会にちょっと行ってやろうか、とお考えの方は、店頭で見つけても購入を少しお待ちください。
それと、一部ネット書店では、数行のあらすじ紹介でストーリーの半分くらいを書いてしまっているところがあります。今回はそこに至るまでの二転三転するプロットが売りの話なので、楽しんで読みたい方はあらすじに目を通さないようにしてください。 同じく、ネットで感想や書評を書く方も、あまりストーリーをばらしすぎないようお願いします。
9月14日 『悪党たちは千里を走る』の見本ができた。今回の装幀はこんな感じ。店頭で目立ちそう。
9月5日 また更新が一ヵ月以上空いてしまった。 「奥様サスペンス劇場」(あおば出版)に井上洋子さん作画の「長く孤独な誘拐」が再録されています。 それと、今年唯一の新刊『悪党たちは千里を走る』(光文社)は今月20日発売です。
7月31日 書くのを忘れていました。e-NOVELSで、「あり得たかもしれない未来、今ぼくがいる場所」というショートショートを発売しました。著者の言葉にも書きましたが、『さよならの代わりに』のサイドストーリーです。
ブックストア談 新大阪店で、『慟哭』のサイン本を作ってきました。ここではなんと、『慟哭』だけで15000冊以上売ってくださっているとのことです。普通の文庫の初版分を一店だけで売ったことになります。ありがたいことです。
6月15日 『殺人症候群』が店頭に並び始めました。今日は有隣堂ランドマークプラザ店に行って、サイン本を作ってきました。『失踪』『誘拐』にも少しだけサインしました。お近くを通ることがあり、そのいずれかを買うつもりでいた方は、ぜひ有隣堂ランドマークプラザ店でお買い上げください。どうしてそこでだけ、という理由は『殺人症候群』の解説を読んでいただければわかります。
6月12日 文庫の『殺人症候群』は、今月15日前後に店頭に並びます。なお、サイン会は今月26日16時から、有隣堂アトレ恵比寿店で行います。詳しいことは直接お問い合わせください。
前後して、「ミステリーズ!」「文芸ポスト」「ジャーロ」と、ぼくの連載が載っている雑誌が相次いで発売される。それぞれ100枚ずつなので合計300枚。それに『殺人症候群』のゲラ1100枚に目を通す作業の締め切りが重なり、先月は地獄のようだった。これが他の人の仕事だったら、いったいどういうふうにスケジュールを組んだのだろうと不思議に思うぞ。 中でも「ジャーロ」の『悪党たちは千里を走る』は今回で最終回です。発売は九月。
5月19日 長らく更新をさぼってしまいました。先月号の「小説すばる」でアンケートに答えていたのですが、もう遅いですね。 ひとまず出版情報を。来月、文庫の『殺人症候群』が出ます。それに合わせてサイン会もやる予定です。 9月には新作、『悪党たちは千里を走る』が出ます。
3月1日 ちょっと遅くなったけど、公開中の映画『マシニスト』にコメントを寄せています。これ、本当に面白いですよ。 それとインタビュー情報。「クロワッサン」3/10号と「編集会議」4月号にインタビューが載ってます。
2月14日 もう「ミステリーズ!」最新号が店頭に並んでいるでしょうか。『愚行録』第一回が載っております。 ここ数年明るめのトーンの小説が続いていましたが、久々にどろどろした話です。まあ、本当は足かけ五年に亘って書いている『空白の叫び』が思いっきりダークな話なので、作風転換していたわけでもないのですが。 『空白の叫び』がダークさ全開なら、『愚行録』はちびちび小出しにしているという感じのストーリーです。やっぱり貫井徳郎は暗い話じゃなきゃ、という方は楽しみにしてください。
1月30日 すっかり更新をさぼってしまいました。明けましておめでとうございます。 先月今月で、2005年の予定やアンケート回答などをあちこちに書いています。
「2005本格ミステリ・ベスト10」新作近況会 「2005年版このミステリーがすごい!」私の隠し玉 「別冊活字倶楽部'05冬号」マイベストブック2004 「ミステリマガジン2005年3月号」私のベスト3
それと、『作家になるには』(ペリカン社)という本にインタビューが載っています。 以上が事後報告。それから今年は、すでにあちこちで予告が出ているけど、東京創元社の「ミステリーズ!」で連載が始まります。タイトルは『愚行録』。内容をこれまでの作品に譬えて言うと、形式は『プリズム』、テイストは『崩れる』といった感じの話です。でもそれでどんな話か予想しても、たぶんイメージはずいぶん違うと思うけど。二月発売号からスタートします。 それから、このホームページも近々リニューアルを予定しています。 では今年もよろしくお願いします。
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