modoru

解説:スピードのエース

 これはちょっと「サーキットの狼」風。
 もっと2〜30K程度にまで膨らませるつもりで書いてました。
 最初の意図では記述をもっとでたらめに(例えばエンジンのスペックを聞いたことのないようなカタカナ言葉と矛盾も辞さない表現で)するつもりだったのです。笑いを取るために...
 お手本は「サルでも描けるまんが教室(小学館 相原コージ・竹熊健太郎 著)」で、その中に、明らかにターハイの、ピラミッド形に積まれた麻雀パイで「リーチ一発ポン ドラドラハネマン単騎」と訳の分からない上がりで相手をへこませるシーンがあり、大笑い。これを小説で狙ってみようと思っていました。
 思ってはみたものの意外に難しいことが判明。笑えるほどはっきりとした大ウソでなくてはならず、そのためにはウソじゃないホントの表現も知っていなければなりません。
 そんなこんなでほったらかしになって、もう面倒くさいので公開しちゃいました。

 実はこの「スピードのエース」には続編の構想もあって、主人公の男は実は無免許で、レーサーになるためにまず教習所に通って奮闘する、なんてお笑いを考えてました。
 映画「免許がない」が公開されて、なんとなく断念してます。