三重県櫛田川干潟にみられたネズミボヤ(Hartmeyeria orientalis)

平成14年6月24日 三重県松阪市,櫛田川干潟において干潮後の干潟においてネズミボヤ(Hartmeyeria orientalis)が多数観察された.
日本固有種であり,能登半島以南の日本海沿岸および相模湾から鹿児島までの太平洋岸の,潮間帯から水深80mまでの砂泥底に棲むとされるが今回は干出した粗砂底に数多くみられた.



干潮時体を出すネズミボヤ

2002年06月24日


このような形で埋在している

2002年06月24日


ネズミボヤ(柄部がみられる)

2002年06月24日


ネズミボヤの大きさ

2002年06月24日


水管がみられる

2002年06月24日


干潮時の櫛田川干潟

2002年06月24日


本体部の体長は約15cmまでであり,腹部中央から細長い柄部が伸びている.被嚢表面は砂粒に覆われており,水管周辺に微小棘が密生していた.