常滑港,沿岸定置網で捕獲されたシュモクザメ(Carcharhiniformes Sphyrnidae)
平成18年11月6日,愛知県常港沖地先に設置されている小型角建て網(小型定置網)において,シュモクザメが入網した。揚収時にはかなり衰弱しており,写真撮影時には死亡していた。 体長は約1.2mであり頭の前縁が上から見て波打っており、まん中がへこんでいる特徴からアカシュモクザメ(Scalloped hammerhead)ではないかと思われるが定かではない。

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スライドショウの開始
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シュモクザメ1
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シュモクザメ2
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頭部から
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シュモクザメ3

食性:魚、ときにサメ、甲殻類も食べるが、アカエイを特に好んで食べるらしく、口の回りにエイのしっぽのとげがたくさん刺さったものもみられる。

危険性:危険性については様々な説が飛んでいるが、サメ研究家やダイバーの話では、アカシュモクザメは臆病でダイバーの吐き出す泡を嫌って近付かないという(『サメガイドブック』)。数百匹の群れで遊泳している時には危険なそぶりは見せないが、単独でいる時の方が危険と言う説もある。