2002バレンタインデイ

お正月の賑わいが終わったと思ったら、続いてバレンタインデイの飾り付けがお店を飾ります。ショッキングピンクの飾り付けが多いのも例年どおり。では、肝心のチョコの方はいかがでしょう。

まず目に付いたのは「イチゴ」です。フリーズドライのイチゴにホワイトチョコのコーティングをしたものを何社かが出しています。これは今年のデビューチョコですね。苺好きホワイトチョコ好きの私はハートをくすぐられるのですが、はたして男性はホワイトチョコはお好きなのでしょうか?ちょっと疑問です。

まあ、それは置いておくとしてもこのイチゴチョコは一考の余地がありそうですぞ>各メーカーのみなさま。

と言うのも、フリーズドライのイチゴは食べてみるとわかるとおり、かなり硬いのです。もっとサクッとホロホロと崩れるような食感にしないと、イチゴとチョコのハーモニーというあまぁ〜い雰囲気が活かせない。ガリッじゃあねぇ〜ムードがないのだわ。・・・と言うわけで、惜しいです、いい線ついてますから今後に期待ですね。

続いて目立ったのがチョコデザート。チョコムースとかプリン・ババロア系のもので、当然「要冷蔵」です。甘くてほろ苦くて、どれも洋酒がきいてヒンヤリ冷たい。これはすでに「カップルの方」向けですね。バレンタインデイにデートして、外で軽いお食事をしたあと彼の部屋に行って一緒に食べましょう。

チョコケーキも以前健在です。小さなホールで800円くらいからあってお値段も手ごろ。でも、ケーキなら手作りした方が男の子ウケするような気がするんだけどなぁ〜。・・・あっ、そうか!!バレンタインデイにチョコをもらえない可哀想な男の子のためにお母さんが買ってあげるには最適なのね。

告白用チョコの本命は、やっぱりミルクorスィートチョコレートですね。ちまたでは相変わらずトリュフと生チョコが主流のようですが、チョコらしさではミルクorスィートにはかなわない。となると、メーカーはやっぱり ゴディバ がメジャーかなぁ〜(ちょっと悔しい)。ちょっと悔しいその理由は前にも書いたけど、それに代わるメーカーはまだ見つからず。ちなみに今年のラッピングはパステルカラー流行に合わせたのか、淡いウグイス色で可愛い感じにまとめています。味については省略、相変わらずだからね。

対する ノイハウス は今年は真っ赤なラッピングで頑張ってますが、まだまだゴディバの方がプレゼンが上手だね。がんばれ!ノイハウス!!

もうひとつ、期待しているのが、あのヨックモック。あそこのミルクチョコの柔らかな甘〜い感じはかなり気に入ってます。定番のクッキーものだけじゃなくて普通のチョコも気合入れてもらいたいなぁ。このメーカーは近年バレンタインをやる気がないらしく思えるのは気のせいかしらん?老舗の余裕か?ラッピングがとにかく地味ですが、当然、味は期待を裏切らない美味しさ。

で、義理チョコにはスターバックスがいかがでしょうか?!我ながらいい案だと思う今日このごろです。

さて、今年のイチ押しチョコはコレです。

gallerのチョコレート写真

ベルギーのメーカー「GALLE(ガレー)」のチョコレート、写真は600円のプラリネです。アーモンド好きの皆さんにぜひオススメします。まろやかで香り高い優雅なチョコレートは、クセがなくて、あとくちも軽やか。

この燃えるようなオレンジ色のラッピングも素敵なのだわ。テーマは不死鳥なのだそうです。年に一度の愛の告白にまさにふさわしいじゃあありませんか。今年は西武百貨店とそごうで売っています。

ちょっと気になったのは、おなじみデメルのチョコクッキー。なんと、このタバコ大のボックスに入った缶入りの小さなクッキーがたったの1個で500円もするんです。さすがウィーンの老舗高級菓子屋は超強気です。

デメルのチョコレート写真

味は香辛料の利いたホロホロ崩れるような柔らかなクッキーの間にベリーのジャムが香りを添えて、薄くまとった濃厚なチョコを引き立てています。他のメーカーではなかなかお目にかかれないスッゴクあまい、パンチの効いた味は強烈な印象。お子様には食べさせないようにしたほうがいいかも。「この味がわかる人を探してプレゼントしたい」と思わせてくれたチョコです。


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