東京のお土産

東京土産、私のイチオシは銀座ウエストの「リーフパイ」です。 まあ、モノがモノだけに「どなたにでも・・・」とは言えないのですが、もし、差し上げるお相手がお菓子にチトうるさいうら若い女性であれば、あなたの株が急上昇することは間違いなしです。

このリーフパイは、文字どおり葉っぱを形どった軽いパイ生地に上品な甘さのグラニュー糖がパラリと振り掛かった、上品かつ上等なお菓子。世にリーフパイは数あれど、これほど「上等」を感じるものにはお目にかかったことがありません。

粉とバターの美味しさで勝負したシンプルな味わいと飾りを排したストイックな外見には、まさにお菓子の王道を行く正統派洋菓子の自信と風格を感じます。そんなところも東京土産にふさわしいと思います。

それに、このリーフパイは銀座の本店と都内の有名デパートの一部にしか置いていない・・・、実はこれが「東京みやげのイチオシ」としては重要なポイントなのですよ。お土産にとはるばる買ってきたお菓子が、着いてみたら東京から500km離れたその街のデパートにも置いてあったという悲劇になることがないんですもの、ね、納得でしょ?

おまけに、たくさん買ってもパイだから軽いし日持ちもする。個別包装なのでたとえば会社で皆に配るのも楽チン!と、お土産としては言う事なしです。その点で、味とインパクトでは優るとも劣らない資生堂パーラーの花椿クッキー(金色の缶がゴージャス!)やチーズケーキ(こってり濃厚な味)よりもポイント高いんですね。

さて余談ですが、銀座のウエスト本店の売店に併設されている喫茶室での一番人気はカスタードシュークリームだそうです。雰囲気は古き良き時代ニューモダンといった感じの落ち着いた大人の店。しかし、ケーキ類の美味しさに対して喫茶室でいただいたコーヒーはイマイチ、私には薄すぎました。

ま、いっか、コーヒーが薄くったって。銀座でお茶することに意義があるんだもんね。(白金や青山よりも銀座が好きな私です)


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