-THE 2nd SOLO STAGE- Sound Streamー |
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’03年 7月 20日
personnel :オカロッチ (Vo,A.G,Harmonica) |
********* 曲目リスト **********
M1.The Loner
/by NEIL YOUNG M2.Cowgirl In The Sand /by NEIL YOUNG M3.Only Love Can Break Your Heart /by NEIL YOUNG M4.Last Song /by Masatoshi Nakamura M5.ANJI /by Davy Graham M6.The Needle And The Damage Done /by NEIL YOUNG M7.Long May You Run /by STILS YOUNG BAND |
●初めての単独ライブから、最短期間一ヶ月後に行われた第2弾。
ちょっと期間が短すぎた為、練習不足の感が否めなったぜ。(笑)
前回と違って、今回はバンドが中心の日。 本当はバンドでの出演を依頼されたのだけど、
ドラムスの転勤等でとても練習が追いつかなかった為、辞退したんだ。
ところが、前回のソロライブ後、「ソロでもいいから、ご出演願いませんか」と言われてしまったので、
“ではやってみようかなと” 思ってしまったんだね。
でね、他がバンドなら俺は前回より逆に、すご〜く物静かな雰囲気でやってみようじゃないかっ、
ちゅうことで今回は座ってバラード系統の曲を多くやるスタイルにしたんだ。
しかもギターもラインで音を出すのではなく、サウンドホールにマイクを近づけて出す、
正真正銘の『UNPLUGD』でやった。 使用ギターはピックアップを取り付けていない全くの生ギター2本
(マーチンM−38,ギブソンJ−45)で行った。
(マーチンは1音下げチューニング、ギブソンはレギュラーチューニングにしてある。)
さて、実際始まってみると、前回と違って、客席は極静かである。 一人も喋っていないじょ。 ちゃんと聴いてくれているというのがわかったんだけど、曲の合間、チューニングを変える ところ、ギターを持ち替える時も、”シーン”と静まり返った状態で、この前とはあまりのギャップに苦笑してしまったぜ。 静かな曲をやったせいもあるけどね。 でも、心理的に考えれば、もし退屈だったら雑談が始まったりするわけであって、 真剣に聴いてくれていたという証でもあったし、嬉しかったよ。 (と、俺は良い方にしか解釈しない。)
☆当日の演奏内容―――――――――――――――――――――
今回の1曲目(M1)は、3月にR.C.Bでやった時の1曲目をアコースティックバージョンにしての
スタートです。 CSN&Yの『4WAY STREET』という有名なライブアルバムがあるのだけど、その中の雰囲気を出してみた。
次の曲(M2)も同じく『4WAY STREET』収録時のバージョンでやってみた。 悲しくて静かな曲だよ。 そして開場も静かだよ(笑)
さて、3曲目の“Only Love Can Break Your Heart”は有名なアルバム'71年の『AFTER
THE GOLD RUSH』に入っている。(この曲に限らず初期のニールヤングは)特にKEYが高い。原曲KEY:Dなんだけど、
全弦一音下げチューニングのギターでKey:Cで弾いて歌ったよ。(つまりKey:B♭となる。)
それで何とか自分の音域になったかなって感じですわ。大変だ。
次は、なんと中村雅俊のアルバムに入っている20年位前の曲。有名ではないけど岡本おさみ作詞のシンプルで凄く好きな曲だったので
前回のライブのラストに歌ってやろうと思っていたのだが、知っての通り前回はそういう雰囲気でなかったので今回ようやく日の目を見ました。
やる前に軽くエピソートを交えてね。
問題は次の『ANJI』(M5)だ。 ドカロッチ初のインスト曲挑戦だ。 この曲はサイモン&ガーファンクルの『Sounds
Of Silence』に入って有名になったため、ポール・サイモンの曲だと思っている人が多いようだが、オリジナルは、ディヴィ・グレアムという昔の英国のギタリストの曲なのだ。
同じく彼に影響を受けた英国のギタリスト、バート・ヤンシュと云う人もカバーしていて、ポールのバージョンよりこちらの方が好きだったので、その雰囲気でやってみた。(オリジナルは少ししか聴いたことがないんだ。)
「この曲は難しいのでたぶん間違えるかと思いますが、暖かい目で云々…」って断ってから弾き始めたわけだけど、案の定本当に間違えちゃったよ。(笑) 結構練習したんだけどなー。
いやはや難しいな。本番で多少指に力が入っていたせいなんだろうなぁ。残念。 でも今度やったらきっと間違えないよ。
そのうちまた挑戦するよし。
続く(M5)は'72年に全米1になったアルバム『HEAVEST』に収録されている。もう珠玉の名曲といっていいだろうね。切なくも悲しくて、且つ美しいギターの旋律が印象的。
出来る限り丁寧に弾いてみたよ。
そしてラスト(M6)はCSN&Yではなく、そのうちのSとY、つまりステファン・スティルスとニールヤングのみで組んだ時に発表された'76年の曲。でも僕は'93年MTVアンプラグドでの演奏が凄く良かったので、この時の雰囲気をカバーしてみた。 歌詞に
“君が生きているのを最後に見たのは 1962年のブラインド・リヴァーだった。
多分君は
今頃ビーチボーイズのとりこになって‘キャロライン・ノー'を歌っていることだろう。
人けのない海辺の道を下りながら 時代の波に巻き込まれてるんだろう”
というフレーズを美しいメロディで淡々と歌う素敵なナンバーだよ。この曲にて今回の静かな僕の一人ライブは幕となりました。ライブが終了した後、一組目の(ストーンズ等のコピーをしていた)BANDのボーカルの方が僕の所まで来て
「良かったですよっ! 俺、一時期凄くニールにハマってた時があったのでもう目茶良かったですわー。」とお褒めの言葉を頂いた。 嬉しかったなぁ。こういう言葉がどれだけ自身のエネルギーとなり、明日への糧となることか!(笑)
さてさて。次の日も海の日で休みでしたな。 昼間は殆ど寝っぱなし。夜からはまたもや映画、今度は『ターミネータ3」を観てリフレッシュしてしまったぜ。(呆れ)しかし本当に俺は、自分のやりたい事しかやらない、ろくでなしのいい加減な男だよ。まったく。(怒)?
最後に予告。 次回はRAGGED CLUB BANDの出番だよ。もうそろそろエレクトリックな音が恋しくなってきたからね。 9/14です。ご都合よろしければ、気持ち一発で是非観に来て下さい。
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