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    XANADU 『10万円 PC 』 2000/01/15 号
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◆ 今週の私的出来事
◇ 歯医者通いからの脱出
 本日、ドクターKから「残った左の親知らずは必ず私が抜く(少々脚色あり)」
というお言葉を頂き、やっと治療が終了しました。何せ 1000 年代から通ってい
たのですから、それはそれは長い戦いでした。影ながら応援してくれたであろう
皆さん、ありがとうございました。痛そーな話も今回で終了です。

◇『らくらく書箱』
 どうですかね?このソフト。何せ自分は CE 使ってないので良く解らないので
すが、以下のページにも掲載されたようです。
 http://wince.ne.jp/soft99/

#それにしても soft99 って、車のワックスの名前では?

◇ CSA とは何か?
  1/13 に突然「経営なんてやめてやるぅ」と言い出した MS のビル・ゲイツ氏
ですが、何でも最高ソフトウェア責任者(=CSA?)というものになるらしい
です。さすがはゲイツ氏、凡人では MS 製品の責任なんて取れませんから、素晴
らしい冒険なのかも?

 http://www.zdnet.co.jp/news/0001/14/b_0113_01.html

◆ 10万円 PC
 ではお約束通り、10大ニュースを順次記事にして行こうと思います。第一回
目はハードウェア関連として、10万円 PC について。

◇「 PC 価格の法則」の破綻
 数年前まで、私が友人達と話していたことの一つに、「 PC 価格の法則」とい
うものがあります。技術進歩で PC の性能はどんどん良くなるのですが、その値
段は常に一定の水準を維持していることの喩えです。一式20〜30万程度がそ
の値段であり、恐らく「高級電気製品」として開発/流通/販売を考えた結果の
安定点(ラグランジュ・ポイントみたいなもの?)だったのでしょう。
 この安定はあまりにも長く続いたため、一生こういうものだと思っていたので
すが、それが 1999 の大逆転となりました。今まで「まともな20万、安かろう
悪かろうの10万」という情勢に変わりが無かったのですが、去年はいわゆる
「性能飽和」の関係から、遂に「使えるジャン10万円!」という製品が現れた
のです。

◇10万円 PC の実力
 もう、全然問題ありません。大体私が今使っている PC も、性能面では10万
円 PC と大差がありません。マスコミやマニアの方はやれ「拡張性が無い」だの、
「 3D ゲームには力不足」だのとおっしゃいますが、これから PC を買おうとい
うユーザにはそんなことはどうでも良い訳です。ただ「インターネットやメール
がやりたいけど、 PC って高いんだろうか?」という人に「10万円でおつりが
来るよ」という事実は強烈です。値段のつけ方も、一つの実力であります。

◇10万円という値段の意味
 歴史を紐解いてみるまでも無く、製品の一般的な普及はある特定の値段を切っ
たところから始まります。最近では CD プレーヤやビデオデッキがそうでした。
どちらも10万円を切ったあたりでブレイクしていたように思えます。となると、
恐らく PC も同じ道を辿るように思えます。
 で、歴史が繰り返すと仮定すると、すぐに5万円の普及機が出始めます。この
段階で少しでも PC が欲しいと思っている家庭には、ほとんど普及してしまいま
す。その後は3万円の入門機も出るでしょう。これはもう家庭用ゲーム機の値段
と同じですから、家庭内でも「一人一台」需要に突入します。
 ここで一つ、大胆(?)な予想をば。ズバリ年内には「5万円 PC 」が定着して
いるでしょう。私も子供に1台づつ買っているかも?

◇ああ、10万円
 思えば何とも面白い値段ではありませんか? -> 10万円
 自動車業界では3リットルで 100 Km 走る車を目指しているそうですが、それ
より早く5万円標準 PC 、3万円入門 PC が登場するかも知れません。液晶ディ
スプレィさえ CRT より安くなれば、きっと可能だと思います。
 実際、13万円程度のノート PC が登場し始めました。ひょっとすると、一部
のマニア以外はデスクトップ PC なんて使わなくなる可能性もありますね。

◆ 次回予告など
 来週は CD-R にしましょうか?たまには読者からのリクエストも面白いとは思
うのですが、ほとんどメールを頂けないので...(;_;)

◆ お知らせ
  XANADU では随時、ご意見/ご感想/ご寄稿/リクエストを募集中です。
 お気軽に mailto:saito_makoto@hi-ho.ne.jp してください。

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    XANADU (廃刊ザナテックス)
   発行元:会社勤めのしがない職業プログラマ:齋藤 誠
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