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　　　 XANADU 『 e-mail 時代 』 2000/02/05 号
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◆ 今週のお詫び
　先週号にて、大嘘をついてしまいました。 DVD で逮捕されたのは「フィンラ
ンド人」ではなく「ノルウェー人」でした。北欧がゴチャゴチャという筆者のい
い加減さ爆発です。お恥ずかしい。詳しくは以下の URL などを参考にどうぞ。

　 http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/3627.html

◆ 今週の私的出来事
◇ 相変わらず風邪を引いております
　どうもしつこい風邪で、去年からの未だに咳が直りません。他の症状は全く無
く、体調もすこぶる良いのですが、咳だけがそのまま居座っています。軽い気管
支炎なんだと思いますが、職場の身近な人達も同じような状況なので「ああ、み
んな一緒だ！」と変な連帯感に支えられております。今、この程度の症状で医者
に行っても、他のもっと強烈な風邪をもらってくる可能性の方が高く、どうも行
きそびれ状態です。
　しかし、もし私が一日電話をしたり、ニュースを読んだり(?)する仕事だった
らほとんど使い物にならないかも知れません。今の仕事は頭が回って目と手の指
が健康なら大丈夫ですから、こんな咳をしていても何とかなるのですが...真面
目に手や指のけがには気を付けています -> 自分

◆ e-mail 時代
「 1999.08.01 号」にて「ポケットの中の電子メール」という記事を書きました。
今日はそれの続編として、 e-mail 周辺のあれこれを話題にします。

◇ ポケットの中の電子メール２
　 DDI ポケット電話(以下 DDIP)には以前から、 p-mail と呼ばれる直送(PHS
同士が直接データを送り合う)メールサービスがありました。これは最大 20 文
字の英数カナが送れるだけなので、ほとんど「俳句」状態です。実際俳句好きの
方は同好の人と俳句を送り合うこともある(5+空白+7+空白+5=19)そうなのですが、
濁音が２つ以上入ると入り切らないという、それはシビアな仕様でした。当時オ
オカミの彼と羊の彼女が毎夜 p-mail をやり取りするという CM が流れていて、
ご記憶の読者も多いかと思います(ひょっとしたら東海地域だけかも？)。まあ時
間や電話番号を正確に伝えるにはとても便利な機能なので、私は今でも時々使っ
たりします。
　その後、 DDIP は p-mailDX というサービスを始めました。何と 20 文字を
2000 文字に拡大して漢字も送れるというこのサービス、最初は全然訳が解りま
せんでした。当時 J-PHONE が携帯電話での電子メールサービスで人気があった
のに、 DDIP は今更直送の仕様拡大、しかも PHS のボタンで 2000 文字もどう
やって入れるの？状態でした。
　と、ところがやってくれます DDIP ！あくまでも狙いは最初から e-mail サー
ビスだったらしく、サーバー経由の e-mail がすぐに使えるようになりました。
これで 2000 文字(受信は最大 5000 文字)の仕様が生きる、意味のあるものとな
ったのです。

＃ PHS について詳しくは[0801]号にて説明していますので、興味がある方は
　 Web ページのバックナンバをご覧下さい。

◇ 続ポケットの中の電子メール
　[0801]号からはや６ヶ月。毎日何通かのメールを PHS で受けています。ただ、
普通のメールのやり取りは PC の方が楽なので、主に携帯端末向けのメルマガを
PHS で受けています。また以下の URL にて、特定の web ページをメールにして
送信してくれるサービスを使って、いくつかの web ページを見ています。

　 http://radio.mtc.co.jp/

　またこの 1/20 から、 DDIP は URL の指定により web ページを参照するサー
ビスを開始しました。もちろんテキスト＋限られた画像しか受け取れませんが、
それでも色々と便利な事が増えました。例えば「夕刊ゲンダイ」のトップ紙面を
ちょっと見てみたいと思えば、ものの 30 秒でいつでもアクセス完了。 PC なら
立ち上げるだけでも 30 秒はかかります。それに入手した情報は記録可能なので、
いつでも参照できます。日常の生活のちょっとした空き時間、例えば駅で電車を
待つとか、レストランで料理を待つとかという細切れの時間で内容が確認できま
す。これ以外と便利。
　私の様なデスクワークで、かつ職場の PC が常時インターネット接続状態とい
う環境でも便利だなと思うぐらいですから、毎日社外を飛び回っているビジネス
マンの皆さんには、絶対お勧めです。

◇ e-mail アドレスの普及
　現在 PC の世帯あたりの普及率は、３３％。もう三軒に一軒は PC 所持です。
また世帯あたりのインターネット接続率も、１３％を超えたそうです。一人あた
りの e-mail アドレス所持率が何パーセントなのかは解りませんが、 NTT ドコ
モは今後ほとんどの携帯を i-mode にすると言っていますし、 DDIP もいわゆる
主力の「エッジ」機は全て e-mail アドレスが無料で取得できます。 PC の普及
と携帯電話／ PHS の e-mail 化に伴い、誰とでも e-mail で話ができる世界は
もうそこまで来ているのかも知れません。となると電話の時間が短くなって、携
帯電話各社は逆に苦しくなる？という心配もあるのですが...実際私の PHS は音
声通話が極端に少ないです。

◆ 次回予告など
　来週はサービス部門、「色々あるぞ無料サービス」にします。

◆ お知らせ
　 XANADU では随時、ご意見／ご感想／ご寄稿／リクエストを募集中です。
　お気軽に mailto:saito_makoto@hi-ho.ne.jp してください。

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　 XANADU (廃刊ザナテックス)
　発行元：会社勤めのしがない職業プログラマ：齋藤　誠
本メルマガ情報は http://www.hi-ho.ne.jp/saito_makoto/ へ
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