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XANADU 『新型は来たものの』 2000/10/15 号
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XANADU 読者の皆さん、こんばんは。先週は Cuam の話を書きましたが、試し
てもらえたでしょうか?今はどんどんバージョンアップをしているので、これか
ら組み込まれる部分もありますが、注目ソフトだと思っております。
今週は『新型は来たものの』と題し、会社の机にやってきた新マシンの話を書
いてみたいと思います。

◆ 今週の出来事
◇ ついに買ってしまった
 最近、 PDA,特に palm が話題です。日本市場は少々特殊ですが、世界市場で
は PDA の 80%以上を占めるといわれる palm なので、いつか買ってみたいと思
っていました。新型の m100 が 19,800 円という挑戦的(私に?)な値段となり、
ずっと気になっていましたが、遂に落ちました。
 既に衝動買いした友人が飽きて適価で譲ってくれるかな...と思っておりまし
たし、オークションの動向も楽しく見ていたのですが、
  http://st1.yahoo.co.jp/chaosmart/
にて新品が 1,5000 円ではないですか(もちろん 2M の普通の奴ですが)。
そのままネットショッピング衝動買いでした...
 次週は「 palm が左手にやってきた」と題して、紹介したいと思います。

◇ EmCm 有償化へ
 以前も PHS や携帯電話のメールサービス活用方法の一つとして、 EmCm とい
うサービスがあると紹介しましたが、それがこの秋有償になるそうです。
  http://radio.mtc.co.jp/
  EmCm は参照できる web ページに制限さえなければ有償でも使いたいと思っ
ていましたが、制限はそのままの様で残念です。果たして 1,000 円/3 ヶ月と言
う値段は、妥当かどうか?毎日 10 円ちょっとですからねえ...

◇ DDIP feel -H" へ
 携帯のカラー化を横目に、じっと我慢の DDIP でしたが、やっとカラー機が出
ます。液晶面も大きくなってメールが読みやすそうですし、何せ私の大好きな二
つ折れではないですか。
  http://www.ddipocket.co.jp/syohin/i_rz-j90.html
 ああ、また11月も出費が...

◆ 特集 新型は来たものの
 仕事で使っていた PC がリースバックとなり、新しいのがやってきました。今
週はその話を書こうと思います。

◇ さらば、友よ!
 今まで私が会社で使っていたのは、 DELL の OptiPlex GXPro というあまり個
人では買わないタイプのマシンです。何せ Pentium Pro 200 ですし、当初ファ
イルサーバ用途で導入したので、フル SCSI 構成です...このマシンも3年を過
ぎ、今回リース切れになることになりました。
 この DELL は大変安定しており、長年私の右腕(?)として活躍してくれたので
すが、さすがに最近は挙動が怪しくなり始めた折の交代で、ホッと一安心でした
(怪しいと言っても週に1回急にブルーバックになる程度ですが)。まあ外付け
SCSI HDD を3本繋いでいた時期もあり、本体そのものより増設が怪しかったの
だとは思うのですが。

#ちなみに「なぜ NEC の 98NX じゃなくて、 DELL だったのか?」と申します
 と、評価のためです。私の職場は 98NX はいくらでもありますが、普通(?)の
  AT 互換機はあまり数が無く、開発物件を色々な環境で動作させておいた方が
 良いだろうとの判断です。もちろん普通は 98NX を導入するんですよ...本当。

◇ DELL また君に決めた!
 前のマシンのリース料金の枠内で次のマシンを決める必要があり、色々と調べ
ました。前のリース料金から逆算すると、40万弱の予算があります。上記理由
から 98NX は却下していましたが、FとかIはどうも...やっぱりCとか DELL
かな...と楽しく悩むこと数分。やはり今回も DELL となりました。何せ今のマ
シンの前もやっぱり DELL の OptiPlex だったので、既に5年以上 DELL を使っ
てきたのです。仕事で使うマシンとして、充分に信用できることはわかっていま
したので、3台目も DELL となりました。
  DELL にもいろんな PC がありますが、男は黙って OptiPrex です。 DELL に
は最近 Dimension という、まあどちらかというと個人向けの PC もあり、実際
に2台ほど会社で導入したこともあるのですが、どうも普通の AT 互換機風でつ
まりません。マシンスペックに比べると少々割高な OptiPlex の方が、信頼性の
面で期待できそうです。
 後は値段との相談ですが、40万弱もあると、さすがの OptiPlex でも相当の
モンスターマシンが手に入ります。

◇ 中身
  PIII 866MHz,メモリ 384MB(RDRAM),HDD 40GB...スリムシャーシ
 まず仕事用マシンの場合、拡張性は考える必要がほとんどありません。記憶装
置の内部増設が必要なことはほとんど無く、外部増設で用は足ります。後は全体
のバランスを考えて、余った予算はメモリに注ぎ込みました。これで3年は持つ
でしょう(多分)。

◇ 使用感
 前のマシンは古いことは古いのですが、 PentiumPro 200 とメモリ 128MB は
NT4.0 で使うには結構十分なパワーがあり、あまりストレスはありませんでした。
ですから PIII 866MHz に変わっても、そう暴力的な高速さは感じません。 web
アクセス等はネットワークの速度に左右されるため、 PC を変えても違いが解り
難いですし、 MS/Office を使うのにもあまり体感できません。
 もちろん Word の起動速度は劇的に早いのですが、起動時間の5秒が1秒にな
っても別に嬉しくはありません。
 一番操作感が変わったのは、キーボードでした。同じ DELL 製なのですが、例
の「ウィンドウズキー」がついている 109 キーになってしまったのです。まあ
左側の Alt は小さくなっても我慢できますが、右側の Alt が小さく位置が動い
たのは何とも気に入りません。 IME の ON/OFF を常駐ソフトにより右 Alt にし
ていた私にとって、右の Alt が小さく左に動いたのは困ります。
 結局邪魔な Windows キーをキーボードから引っ剥がし、間違えて押さない様
にしましたが Alt キーが小さいのにはどうにも慣れません。マイキーボードを
持ち込むしかないかなあ...
 まあ悪い話だけではなく、今まで「つるつる」だったキートップが、最近は
「ザラザラ」加工されているようです。これは結構気持ち良いのですが、激しい
タイピングでいつまで持つかというのが気になります。

#ちなみに自宅でも、 DELL の 106 キーボードを愛用しています...

 マシンの外観は、相当小さくなりました。体積で言えば半分以下でしょうか?
しかしさすがに PIII の高クロックモデルだけあり、上面の排気スリットからは
熱風(シロッコ?)が上昇してきます。発熱量的には前と同じぐらいかな?

◇ おわりに
 やっぱり性能飽和ですね。高速な HDD はダイレクトに快適ですが、高速な
CPU は使いこなすアプリが少なすぎる感じです。 Intel も苦しそうだなあ...と
言うのが実感です。ましてや Linux がデスクトップに入って来ると、ますます
高速 CPU は不要です。

◆ お知らせ
  XANADU では随時、ご意見/ご感想/ご寄稿/リクエストを募集中です。
 お気軽に mailto:saito_makoto@hi-ho.ne.jp してください。

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  XANADU (廃刊ザナテックス)
 発行元:会社勤めのしがない職業プログラマ:齋藤 誠
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