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    XANADU (廃刊ザナテックス) 1999.08.28 号
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◆後日談々
 「ファントム・メナス」の件は、結局読者でもある職場の先輩から教わりまし
た。どうも「ファントム=幽霊」「メナス=脅威」で、合わせると「見えざる脅
威」という雰囲気らしいです。うーーん、英語圏の連中はすっと解るんだろうけ
ど、日本人にはちとつらい。素直に「スターウォーズ 第一回 見えざる脅威」
とでもしておいて欲しいですわ。

◆ PC とオーディオ考1「銀のスピーカー」
 様々な音楽が好きな私は、小学生の頃から何らかの「オーディオ装置」を持っ
ておりました。最初はモノラルの「ラジカセ」、次に「ステレオラジカセ」、コ
ンポ、スピーカ自作、 CD プレーヤ購入、 etc,etc... しかしそこに一つの転機
が来ます。子供ができたことです。

 小さな子は昼寝をしますし、夜泣き等でどうしてもカミさんは睡眠不足。十分
に音楽を楽しめるボリュームでは、とても聞けません。また夜泣きをしない程度
に少し大きくなると、今度は家中で騒ぎまわるのでやっぱり駄目。
 という訳で、一人で車に乗っているときぐらいしか音楽をまともに聴けないの
ですが、このカーステレオというもの、正直言ってまるでなっておりません。何
せ車の中はかなり複雑な空間で、左右のスピーカーと自分の耳との距離はまった
く異なります。ステレオには「定位」というものがあり、本来は各音源がどこに
置かれているかが聞き取れます。しかしこの「定位」は左右のスピーカーと自分
の耳の関係に非常にシビアで、1cmでも動けばフラフラしてしまいます(もし
「ホントかなあ?」と思う方がいるなら、一度試して見て下さい。ステレオスピ
ーカーのど真ん中に座って、ゆっくり頭を左右に振ってみれば解るはずです)。
 結局 BGM には良いのですが、私が趣味としてまともに音楽を聴く場所ではな
いということです。

 そうこうしている内に子供も大きくなり(下が小学校1年)、また住宅事情も
変わって一応自室ができ、再度まともな環境が整い始めました。またオーディオ
とは縁がなかったパソコン界も、ようやく「音」を制覇しはじめています。「と
りあえず鳴れば良い」と買ったスピーカーで MP3 を聞いたりしているうちに、
ふと「ああ、まともなオーディオも聞きたいなあ...」と思い始めました。
 その時パソコンショップで出会ったのが、下記の URL に紹介されている AIWA
のスピーカーです。

 http://www.aiwa.co.jp/exhibi/guide39/av/sc-m58.html

 とても言葉では説明できませんが、このスピーカーは今まで適当に買っていた
「鳴れば良いスピーカー」とは完全に違う音がしました(是非皆さんも一度、シ
ョップで試聴してみて下さい この値段でこの音とは、絶対驚きます!)。当然
PC 用ですからモニターの左右に置いても大丈夫な防磁対策済みですので、正確
にモニターの左右に置けます。後はキーボードを正しい位置に置けば、常に一番
良いリスニングポイントに頭(=二つの耳)が来ます。極々簡単なことなのです
が、これが大事です。

 再度、「趣味は音楽鑑賞です」と言える気がしてきました。

#今後、オーディオ考2「 MP3 と CD 」、オーディオ考3「 MD と CD とデジ
 タル録音」を予定しております。


◆ザナワーク リメーク中
 以前「週刊ザナテックス」にて公開していた「ザナワーク」ですが、再度
1999 年バージョンとしてリメークしています。「サンデーの午前中のみプログ
ラム」状態なので、そんなにすぐにはできませんが、まだ暑いうちに? web ペ
ージにてフリーソフトとして公開できると思います。

◆投稿コーナー
 今週は、 XANADU 始まって以来の投稿原稿が届きました。もっとも以前の「週
ザナ」を共に作ってきた社内の同僚からの投稿ですが、お楽しみ下さい。

アングラーの性(さが)

 河原で男は右手にナイフを持ち、逃げようとする彼女を左手でぐっと押さえつ
けた。そしてナイフを腹に押し付け、”グッ”と右手に力を入れた。その瞬間、
彼女は声も出さず体だけを硬直させて生き絶えた。その後、男は彼女の腹を掻っ
捌いて内臓を取り出し、右手で思いっきり引き抜いた。

 胃、腸、心臓などが一度に抜き出され、きれいに抜き出すことができたことを
男は喜んだ。うまく行かないと心臓からおびただしい量の血が吹き出し、自分の
手が真っ赤に染まってしまうのだ。

 内臓の無い腹部にはきれいにそろった肋骨が見えていた。男には、生き物の体
は実はなんて単純なものであろうかとおもえた。取り出した内臓は、川に流して
しまおうと男は考えた。魚のえさになるだろう。あるいは、犬か、猫か。

 内臓を手にもち、川へ流す。そして残った内臓の無い体を川の中へ沈め体の中
をきれいに洗う。思えば、こんなきれいな川がまだ日本には存在するのだ。付着
していた血も落ち、きれいな白色の肉をみることができる。

 さあ、これで最後だ。

 手に持った彼女を袋に詰め、後からでも新鮮なようにように用意した氷を敷き
詰めたプラスチックの箱の中に収めた。

 男は思った、「今日は岩魚の塩焼きだ」と...


by 銀の麻薬(知らない人は週ザナバックナンバーをみて)の愛好者 加藤


◆ お知らせ
  XANADU では随時、ご意見/ご感想/ご寄稿/リクエストを募集中です。
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    XANADU (廃刊ザナテックス)
   発行元:会社勤めのしがない職業プログラマ:齋藤 誠
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