2002年1月1日
(9w3d) |
朝起きてすぐ、トイレにて絶叫。赤い出血がポタポタとある。お休みだけれどすぐ病院へ電話。看護婦さんに現在の週数と出血の量を伝える。当直のドクターに連絡を取って、折り返しすぐに電話をくれるとの事。
五分後すぐに先ほどの看護婦さんから電話。当直の先生が偶然W先生だったらしい。
「先生に確認しましたら、流産しかけているからすぐに病院へ来るようにとの事です。そのまま入院してもらいますから、入院の用意をして来て下さい。」
え?そのまま?診察しないのに?入院?そんなに・・・そんなに悪いの??
米のことはもちろんだけど、ハムスターの事も心配。4本ある大きな歯の内、残っているのは1本だけのよぼよぼのおばあちゃん。ご飯も柔らかく加熱してあげないと食べられないし・・・・私がいなくても大丈夫かな・・・旦那、頼んだよ。 |
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1月1日から1月5日
(入院) |
- そのまま入院
- 婦長さんが「せっかく授かった赤ちゃんですから、全力で元気に育つように一所懸命サポートしますから」と言ってくれる。入院患者さんへの決まり言葉なのかも知れないけど、すごく安心できた。
- W先生が超音波で米を見る。「赤ちゃんは頑張ってるからお母さんも頑張ろう」と言われる。すぐに止血の為の点滴とホルモン注射開始。
- 1/1は緊張のせいか、つわりが全くなし。翌日から落ち着いたらしくぶり返す。
- 1/2 すぐに出血は止まるが古い血液がティッシュにつくため点滴は続ける。
- 1/3 全く出血無し。点滴止め。ホルモン注射止め。
- 1/4 W先生が超音波で米を観察。「すごい元気だぜ」いつもなら超音波の画像を見せてくれないW先生が「お、今動いたの見たか?」と画面をこちらにも向けてくれる。
・・・・クリオネ!可愛い!こちらに後頭部(これがなんだか笑える)と背中を向けて全身でモソモソ動いている。W先生は心臓の動きを画面で確認したいみたいなんだけど、米は上の方を向いている為、裾からのプローブでは背中側しか映らない。
W先生が「ほら、動け動け。寝てるんか?」と大声を出してみる。米はだまっている。背中を向けたまま、モソモソしてるんだけど、それが「イヤイヤ」に見える。笑ってしまう。「動いてるから元気なんだろうけど、心臓が見たいんだよ〜」W先生がプローブの角度をあちこちかえてみる。・・・・と、その瞬間さわさわと画面の一部が揺れる。
米が寝返りをうったみたい。さわさわしてる場所は、米の(体の割に)大きな心臓の動きでした。そう。心臓が映りました!心臓が大きく動いているのが分かる。元気元気、すごく元気です。
- 1/5 米すごく元気な為、退院。
感想(4月4日)
この時の米、本当に「クリオネ」だったんですが、お友達の同じ時期の超音波写真を見せてもらったら、すごい手足がハッキリして「ドラえもん」みたいなんだよね。。。やっぱり米は小さい子だったのかな・・・・看護婦さんも私のカルテを見て「赤ちゃん小さいから心配だからね、何かあったらすぐ病院へ連絡して」って言ってたし・・・・。今現在何も言われないし、本で見る胎児の大きさと同じくらいに育っているみたいなんだけど、いつの間に追いついたんだろう。 |
1月7日
(10w2d) |
つわりなんだろうか・・・・・食べる物、飲み物全てが青海苔の味に変化。おまけに石鹸の匂いがすごく臭いように感じる・・・・・・ハムスターのちび助は年寄りながらも元気元気。旦那が作ったご飯は残すのに、私が作ったものは皿がピカピカになるまで食べてくれる。不思議。 |
1月13日
(11w1d) |
出血。 |
1月13日から1月22日
(入院) |
- またしても病院がお休みの日に出血。電話をしてそのまま入院となる。トイレでいきんだと言ったら怒られた。下腹部に力を入れちゃダメと看護婦さんに叱られる。
- ドップラーで初めて心音を聞く。旦那も一緒に感動した・・・・・すごい早い鼓動。力強い鼓動。ん?私の体には今、二つの心臓(米のと私のと)が有るって事かな?すごい!米が生きてると実感。止血の点滴をする。
- 入院中は毎日ドップラーで心音を聞いてくれる。楽しい!
- 同じ部屋に入院している方達とおしゃべりをする余裕も出てきた。W先生の話で花が咲く。やっぱりすごく評判の良い先生らしく、遠くから通ってる患者さんも(中には地方から泊りがけで)たくさんいるらしい。
でも、性別教えてくれない!赤ちゃんの心音を竹筒で聞く(明治時代の助産婦さん風?)!いつも忙しそうであまり話をしてくれない!超音波写真をくれない!帝王切開大好き!髪の毛の寝癖がすごい!いつも唸っている!・・・等驚くべき新事実も有り。(知ってる事もあったけど)だけどみんな、W先生が大好きなんだって。カリスマ医師??笑った顔が妙に優しいW先生はみんなの人気者だった。
お向かいさんは今までに3度流産したらしく、「W先生に会えたから赤ちゃん産めたんだと思ってる」と話してました。そういう彼女は現在3人目を妊娠中・・・うん!私も、きっと!!
- 暇なため、お見舞いのお友達が来てくれると狂ったように喋り続けてしまう。ずいぶん元気ね!と言われる。
- 一度目の入院の時と違って、先生も看護婦さんも「もうヤマは超えてるからね、大丈夫」と言ってくれる。11週から12週がターニングポイントなのかな・・・・
- 入院中に12週(妊娠4ヶ月)を迎える。初めての経験。ようやくトラウマから解消されて「たまごくらぶ」を買う。(前の妊娠の時は妊娠が発覚した時点でたまごくらぶを購入していたので、流産した時たまごくらぶが家に有る事がすごく悲しかったの。それが嫌な思い出になってしまっていて、今回もずっと買えなかった。お隣さんも同じ理由でたまごくらぶが買えないらしい。来月号は買おうよ、と言うと笑っていた。
- 1/22(12w3d)あまりにも元気な私、とうとう退院。超音波の画像は見せてもらえなかったけど米もすごい元気らしい。一応しばらくは安静にね、と婦長さんに言われちゃった。看護婦さんに「もう戻ってきちゃだめよ」と刑務所を出る時みたいな言葉をかけられる。「次入院するのはお産の時ね」確かに。
- 外の空気はお美味い!ああ、インスタントラーメン食べたい!!でも我慢?!
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1月29日
(13w3d) |
普通の下着がきつくて、とうとう妊婦さんパンツを購入。おへその上まですっぽり隠れて、雷様みたい!つわりは相変わらず・・・・・青海苔には開放されたけど、胸ヤケが続いてます。 |
1月30日
(13w4d) |
夢の・・・夢の初めての母子手帳・・・!!憬れて、憬れて、やまなかった母子手帳。お母さんになったんだ・・・と実感する。旦那もなぜか母子手帳を見て浮かれている。笑顔。 |