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YASHICA FX-70 Quartz


“YASHICA FX-70 Quartz”

 主に欧州を中心として販売されたモデルだそうで(京セラの人から聞きました)、FX-Dの下位モデルに相当し(FX-7の電子シヤッターAE専用の上位モデルと言った方がいいかも)、マニュアル操作系を省略しその部分の部品を取っ払っているため、FX系では最軽量のボディとなります。
 YASHICA全般でも比較的珍しいAE専用機で、安いSLRではおざなりにされる露出補正もちゃんとあります。

 ボディ・カラーはクローム・シルバーのみ。セルフタイマー用のLEDが他のモデルとは異なり左肩についています。
 FX-7の延長線のためか、このモデルにはワインダーは用意されていません。もっとも、メカ的にはFX-Dと一緒なので、機械的に組み込むことは可能ですが、それに意味があるかは別問題。
 なお、ヤシカSLRで最も生産台数の少ない、フォーカスエイド機の“FX-A”はこのFX-70をベースに、FX-Dのマニュアル機能を復活させた、FX-103 Programへの過渡期のモデルのようです。

(2004/3/22:追記)
 その後色々調べたのですが、どうもこのFX-70は1982年のフォトキナでCONTAX AFと一緒に発表された、YASHICAフォーカスエイド試作機からマニュアル・シャッタ制御と測距系を取り去ったものようです。
 実は、1982年のフォトキナを特集した写真工業誌を入手したのですが、そこに写っていたYASHICAフォーカスエイド試作機は、セルフタイマーのLED以外はFX-Aそのものの外観なんですね。しかもAEロックの操作部等はFX-70そのものです。

 FX-Aの謎に関しては別のページを作成予定ですので、ご期待ください。

 あと、あえて名指しはしませんが、某出版社の編集者の方。このサイトから情報をパクるのは構いませんが、連絡くらい下さいね。
 あんな貼皮ズルムケのみっともない画像じゃなくて、もっとマシなものも提供出来ますよ(これでどこだかばれちゃうかな?)。



 主な緒言は以下の通り。

外寸(D×W×H):50mm×135mm×88.5mm、重量:435g
シャッタースピード:1/1000〜11(sec),B、シンクロ:1/100(sec)
ファインダー:視野率 95%、倍率 0.86倍
フィルム感度設定:(手動)ISO 25〜1600
専用ストロボ:CS-201 Auto
定価(当時):\--,---
国内発売:無し(海外は1983年8月)


at: 2003/12/30(Tue)
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