米Microsoft Inc.社と日本のマイクロソフト(株)のとんでもない実状

 これはいまに始まった事じゃないんですが、マイクロソフトの製品はインターネットの世界では癌細胞となりつつあります(すでになっているか(爆笑))。
 代表的な事例としては、E-MailにS-JISコードをそのまま流したり(普通はISO準拠の共通中間コードでやりとりするものです)、NTで動作するIIS(Internet Information Server)のエラーメッセージが半角カタカナだったり(Win95の文字化けエラー・メッセージよりたちが悪い。あ、ついでですが、NT+IISはping一発で叩き落とせるそうです)、MSNの料金請求が無茶苦茶だったり、推挙の暇がないんですが、ここに日本の代表的なページを記載します。みなさんも気を付けて下さい。
 特にWindows 95+MSIEはインターネットでは「わたしは無防備です、どうぞ攻撃して、わたしのPCのハードディスクを壊して下さい」と言っているようなものです。
 まあ、それ以前に、職場のPCがWin95になってからトラブルが以前の数倍(当社比)。修復や再インストールで泡と消えた工数を返却して欲しい物だ。損害賠償請求出そうかな。

 それにしても、今まで比較的提灯記事が少なかった日経BPもMSKKの手先となりさがってしまった現在(ご本家「日経」はかなり前から手先になっているし、自分ところのMIXがポシャった腹いせのAOLへの肩入れは異様としか言いようがない....そーいや、MIXからサーヴィス停止の案内が来ないな。あ、住所変更していなかったっけ(^^;))、日本のコンピュータ産業は、日電のPC98による鎖国時代に逆行している気がするのはボクだけじゃないだろう。

 最近、Microsoft Internet Exproler「だけ」をブラウザとして推奨しているサイトが増えて来ているんだけど(多分、危険極まりない"Active X"コンポーネンツを使っているんだろうなぁ。Javaが絶対安全かというと、そんなことは無いんだけどね。でもまだ遥かにマシだし、セキュリティ・ホールはNetscape Navigator/Communicatorの件も含めて、ほとんどWindows 95/NT環境でしか起こらない....つまり元々はWindowsの問題なのだ)、識者から嘲笑のネタになっていること、覚えておいたほうが良いよ。ボクも見た瞬間に「あ、こいつ無知だ」と思っちゃうもの。インターネットの世界に限らず、コンピュータ業界ですは、「無知は罪」なんです。迷惑を被るのはそのサーヴィスを受ける側なんだから。
 あと、最近のIE4.0はインストールするとWindows本体のレジストリ情報を変えてしまうので、OS自体の互換性が著しく落ちるそうです。一度インストールすると、元にはもどらないし、現在のWindowsは外部記録メディアにバックアップが取れないので、IE4.0をインストールするのは自殺行為です!!

 Windows向け以外のNetscape Communicatorのヴァージョンの小数点以下がちょっとずつ低いのは、単に機能が劣るんじゃなくて、ほとんど「OS起因のバグがないので修正する必要が無い」からなんです。しかし、元々セキュリティの「セ」の字も考えていなかったOSの尻拭いをさせられる、ネットスケープ・コミュニケーションズを代表とする、ブラウザ開発メーカーも大変だ(^^;。

 あと、なにか抗議をする場合は、ページの背景を黒にする、というのを教わりました。
で、急遽背景をブラック・アウトさせました。いや〜、ほんと無知は罪だわ(^^;。

STARDATE 9711.09 追記:
 昨日、友人の結婚式の2次会の宴会の最中に出た話なんだが(NIFTY-SERVEの会員同士のいわゆる「パソ婚」なので集まる連中は推して知るべし)、どうもインテルがM$を見限った、という見方もあるようだ。先日のディジタル・イクイップメント(略称:DEC)とインテルの和解および、DECのアルファ・チップのウエファ・ファブ買収の条件の中に、インテル・チップに対するDEC-UNIXの開発義務が盛り込まれているのだ。これはつまり、インテルが「NTには未来が無い」と判断し、転ばぬ先の杖を求めたという見解だ。インテル自体はヒューレット・パッカードとも接近しているし(HPにはHP-UXという、機器制御や技術解析システム等に優れたUNIXがある。ただ、HP-UXは落ちるとサンのSolarisみたいには簡単に復旧できない欠点があるが)
 更にMSに造反したコンパックがちょっと前に買収したタンデムもUNIXプラットホーム。返り咲いたジョブスの下で一見迷走状態に見えるアップルが開発を推し進めているラプソディもUNIX(知らない人は居ないと思うが、"NeXTSTEP"はUNIXなのだ)。IBMのOS/2は元々UNIXと非常に親和性が高く、その傾向に拍車がかかりそうだし、世の中UNIXに回帰しつつあるようなのだ。
 先頃、M$のIE4.0のUNIX版のβ版が出たようだが、M$内部の一部の識者が藁をもすがる気持ちで開発しているんじゃないかな? というのは穿った考え方でも無いかもしれない。

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