フライをやってみたい!という人のための基礎知識【道具編】

● はじめに

フライをはじめると、病みつきになります。ご注意ください。

フライフィッシングは、専用の釣竿とリール、そして糸は普通の釣りとはまったく違ったものを使います。どんなものかというと、下の図のようなタックルで釣りを楽しむのです。小さな毛針を遠くに飛ばすために、太く、重みのあるフライラインを使います。またその先にはリーダーというテーパーのついた釣り糸を使い最後にフライ(毛針)を結ぶわけです。竿の反発力とフライラインの重みを利用して、魚いるポイントまでフライを飛ばすわけです。


■ フライのタックル

● フライロッド

普通、渓流や、常設マス釣り場などで使うのならば、7〜8feetの#3〜4(3〜4番と発音する)のロッドでよいでしょう。

フライロッドには、使う場所やフライ、ターゲットによって太さや長さが異なります。#0に近くなるほどRODは細くなり繊細な釣りに向いており、#7/#8など数字が大きくなるにつれて、大物用になります。

素材はいろいろとあり、一般的なものは、GRAPHITE製です。グラファイトの含有率が高くなるほど、高価になりますが、使いやすいものが多く、購入の最は、お財布と相談となります。一万円前後のものから、いいものになると、10万円近いものもあります。

ちょっと遊ぶのであれば、一万円程度のものであれば、十分遊ぶことができます。

また、BORON や GLASSFIBER製のものや、バンブー(竹製・手作り)のものもあります。

● フライリール

これもピンキリ。手頃なものでは、5,000円くらいのものから、○万円するものまであります。

アルミ製のものが一般的ですが、同じアルミでも、アルミの塊から削り出したものは特に丈夫ですが、やはり高価になります。

ディスクドラグを備えたものもあり、はやり高価です。ちょっと凝りたいのであれば、ちょっといいものを購入したいものです。

フライラインの太さによって、リールの大きさも変わってきます。SHOPで祖談すれば、適切なものをセレクトしてくれます。

● フライライン

黄色やオレンジ等、ハデハデな太い糸がフライラインです。

渓流で釣りをすることが多い私は、しなやかな(多少高価ですが)#3のラインを使うことが多いです。

通常はフローティングライン(浮くタイプ)を使用します。湖等で使う際、フライを沈めたい場合には、シンキングライン(沈むタイプ)を使います。

DT(ダブルテーパーライン)や、WF(ウエイトフォワード)というタイプがありますが、#4以下ならばどちらを使用しても変わらないと言われています。ちなみにわたくしはDTですが。#5以上であれば、WFが一般的であると思います。

3000〜4000円のものから、いいものであれば7000〜10,000円くらいで購入が可能です。

● リーダーとティペット/リーダーリンク

フライラインの先には、もちろん透明の糸をつけます。SHOPでは、「リーダー」と言われるテーパーラインが販売されています。大体200円前後です。

長さは、7.5feet/9feet/12feetくらいのものがあります。

フライラインとリーダーは、「リーダーリンク」というもので接続します。ホントは直結とかがいいんですが・・・。

ティペットというのは、いわいるハリスのようなものです。専用のものが売られていますが、専用というだけで、高価になり、よく、「いい品質のハリスを使っているよ、専用ティペットは高いから」という話も聞きます。

リーダーとティペットは直結します。わたしの場合、ティペットは70〜100cmにします。

リーダーの太さは、「X」で示され、8X/7Xとなるほど細くなり、0Xと数字が小さくなるほど太くなります。

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