フライをやってみたい!という人のための基礎知識【フライ編】

● フライの種類

絵のように、フライにはいくつかの種類があります。大きく分けますと、DRY/WET/NYNPHなどがあります。

1)DRY(ドライ)

水面に対して浮くタイプのフライです。多くの場合、フックには、毛が多く巻いてあり、その浮力により浮いています。これがスタンダードなドライフライです。

カゲロウやトビケラなどのイミテーションをしたものがあります。

日本の渓流にはトビケラが多く生息しており、このカディスパターンがあれば、結構いい釣果が期待できます。

・・

2)WET(ウエット)

ドライフライは水面に対し浮きますが、それに対し沈むものを一般的には「ウエットフライ」などといわれます。

羽化する際、飛び立てずに水面の張力を破れず、流れるものがいます。そんなとき、水面直下をねらったフライが有効です。「なんかライズが少ないなぁー、DRYには反応しないしー」なんていうときこんなパターンが釣れます。

主に水中で羽化する昆虫などを模しているものも多くあります。

わたくしの場合、簡単に巻くことができ、良く釣れる「ソフトハックルフライ」を愛用しています。

WET好きな人は定義が違うかもしれませんが(^^;

3)NYNPH(ニンフ)

水中に生息するカゲロウなどの幼虫など模したものををニンフフライといいます。

河原に行き、水中の石コロを持ち上げると、その石の裏側に結構くっついているのがこれです。

ライズがまったくなかったり、水温が低く、魚の活性が低いとき、コンディションの悪いときなどにはニンフを使うことがあります。

フライ自体にウエイトを入れたり、ラインにシンカーをつけ、沈めて使用することが一般的ですが、羽化のために水面にあがってきたニンフを模した、フローティングニンフなどというものもあります。

ミャク釣りのような使い方や、マーカー(浮き)を使った釣り方があります。

道具編】 【HOME