<桧葉(ひば)材の柾目(まさめ)平板の画像です>
ウッドデッキ部材の笠木に使われる木材です。耐久性、耐朽性が高くて狂いが少なく寸度の安定性が
優れています。特徴的な芳香があります。また、抗菌性があるので害虫に強いこともあげられます。
この笠木に採用されている桧葉材は無節の役物で柾目割り製法を用いています。一番太陽に近い部位の為
日光の紫赤外線などによる影響で部材割れを防ぐ為にわざわざ柾目割りに施しています。
桧葉材には脂分が多いため触ると手に吸い付くような感覚に襲われます。滑らかで桧(ひのき)と同じで
立て板に水と言ったような水弾きが良く耐水性には威力を発揮いたします。
この笠木は柾目割で木材割れがおき難く耐水性も高く更に無節で高級役物材となれば何の不足も無い素晴らしい部位の木材選択と考えられます。
巷での癒し系の方に人気のある芳香ヒノキチオールがありますので高貴な感じがします。
また、抗菌性がありますので害虫にも強い材木でもあります。
<桧葉材の木口(きぐち)の画像です>
桧葉材の木口部分の画像が左の写真です。この桧葉材も年輪のこまい充分な目の詰まった木材であるのが分かります。
無節の役物ですので大変高価ですが手が触るところですので材木に奢りました。
<桧葉材の角材(かくざい)の画像です>
笠木には幅105mm×厚み30mmの桧葉材が採用されます。
芳香が素晴らしく木っ端をお風呂に入れると桧風呂さながらの温泉気分が味わえます。
<桧葉材の白木と塗装済みの画像です>
この画像のウッドデッキカラーはマホガニーカラーです。
笠木に採用しているのは柾目割ですので木材割れがおき難くく無節ですので見た目が綺麗なこだわりの一品です。
桧葉材の科学的数値性能が下記の数字です。桧葉材は下記の表の通り気乾比重が0.51と松材とあまり変わらないので 重さがあります。 平均収縮率が小さいので寸土安定性(縮まって短くならない安定性)が優れているのが分かります。 このことからも天日に近く晒される笠木にはうってつけの木材選択といえましょう。
気乾比重 | 平均収縮率(%) | 強度(sf/p2) | ヤング係数 | |||
桧葉材 | 柾目方向 | 板目方向 | 曲げ強さ | 圧縮強さ | せん断強さ | 曲げヤング |
0.51 | 0.08 | 0.18 | 705 | 375 | 80 | 100 |