ウッドデッキの土台大引のキザミ加工


土台大引の加工部分のキザミ部分を表します


土台大引のキザミ加工の廻り土台と大引について土台大引が組み上がった状態です。土台(どだい)とは外を廻っている部材を通常土台と言われます。特に外の外周の土台を 廻り土台(まわりどだい)といいます。そして中に入るのを大引(おおびき)といわれます。根太を入れて直接床を支える部材です。土台と同じ大きさにする場合が多いです。 土台同士を組み上げるキザミとして考案されたのが、今回ウッドデッキに採用しているのが土台隅差柄割くさび固めになります。 非常に強固なキザミ加工になります。このほかに、蟻落とし仕様など自由設計の場合に採用する加工方法など形や意匠などにより一番的確な加工を施してお届けしています。 大引には見られるように両側に根太掘りの加工がされています。廻り土台には片側だけ根太掘りがされています。土台と大引には引き寄せる作用として羽子板ボルトを補助的に取り付けて締め上げています。

土台大引のキザミ加工のツナギ部材についてこの写真は、雨樋があってその部分を逃がす加工をされている状態です。 土台を雨樋にあわせて切った状態に大引で引き寄せているのですが、縦方向は良いのですが、横方向が自由ですのでツナギという部材でつないで振れ止めにして納めています。 この部分の加工が特殊なキザミ加工が施されます。特にツナギといわれる部材は下に土台束が来てないので上からの荷重に耐えるように顎という加工を施します。 ちょっと面倒ですが大事な加工になります。

土台大引のキザミ加工の土台隅差柄割くさび固めについて土台隅差柄割くさび固めの取り付けたところです。この仕様は非常に強固で一度くさびを打ちつけたら外すことが困難になります。 また、ホゾ差しが部材に貫通してくさびで固定されるので、将来の木材のねじれというものが生じにくくなります。木材は自然のものですので、長い間に乾燥する段階で多少なりとも捻じれたり痩せたりしますが、その場合の狂いに充分に対処される仕様になっています。 上から見ると、ホゾ差しにくさびの打ち込む刻みが2本入っているのが見られますね。この部分にくさびを打ち込んで固定します。

土台大引のキザミ加工の蟻継ぎ手について土台同士をつなぐのに用いられる加工の一部です。木材は長さが決まっているので、長い場合は部材同士をつなぐ作業が必要になります。 この場合に採用されるのが今回のような仕様です。蟻継ぎ手、鎌継ぎ手などいろいろありますが、どちらにしても顎を設けて荷重に耐えられるようにします。また、土台束からの跳ねだし距離も重要でこの寸法も計算の上、出される重要な部分です。

ウッドデッキのキザミ加工へ戻る


ウッドデッキ通販 阿部建設のトップページへ戻る