ウッドデッキの栂（ツガ）材特性

＜栂材の柾目（まさめ）平板の画像です＞
ウッドデッキ部材の柱、クロスに採用してます。 木理が糸柾になる素性の良い木材で心材は淡桃褐色でやや紫色を帯び辺材はやや淡色に見られます。白木の綺麗な木材です。 非常に素性の良い木材で暴れが少ないので主要構造物に良く使われます。組み立て式ウッドデッキには特にクロスには 無節の役物を柾目割りにわざわざ製材させてクロス材に向けています。柾目割りにすることにより木材の性質上柾目は板目よりも 収縮率が少なく木材の割れがおき難い性格を利用した製法です。クロスに無節の役物を採用しているのは非常なこだわりといえましょう。 このこだわりがウッドデッキを美しく見させます。 古来から日本での栂材は武家屋敷や小田原城などの柱などにも多量に使われてきた歴史があります。 特にウッドデッキでは化粧と筋違い（すじかい）の役目を負うクロスに抜擢しました。

＜栂材の木口（きぐち）の画像です＞
栂材の木口部分の画像が左の写真です。この栂材も年輪のこまい充分な目の詰まった木材として吟味しています。 目が詰まっていればいるほど充分に育成された木材という証になります。

＜栂材の角材（かくざい）の画像です＞
柱には９０ｍｍ角材をクロスには９０ｍｍ×３０ｍｍの無節柾目割り材を採用しています。 特等材よりも役物の無節柾目割り材は価格が跳ね上がるように高いですがその分、ウッドデッキ製品に高級感を醸し出します。

＜栂材の白木と塗装済みの画像です＞
この画像のウッドデッキカラーはマホガニーカラーです。 柾目は糸面柾目が良く見て取れます。素性が良い証拠です。

栂材の科学的数値性能が下記の数字です。栂材は下記の表の通りせん断強さは90で松材よりもせん断に耐える強さがあるのが 数値で分かります。せん断力が高いということで柱などには良い選択といえましょう。