CanBeくんの第3段!!《2》

早速、ハンダゴテを取り出し、片手にはほっそーい精密ドライバーを。このドライバーを足の下に入れて、半田が溶けたとき「キュッ」とひねれば外れるはずです。(練習では外れた) 慎重にドライバーを差込み、震える手でそっとハンダゴテを当てます。「キュッ」・・・あれ、外れない。もう一回。・・ん・・だめだ。

ピシッ・・・って?! ・・・・不思議なものですね。人間って。うまく行かないことを何度も繰り返すと、どーして、力が入っていくんでしょう? ・・そして「キュッ」・・おっ!取れた。・・ああぁぁぁぁ〜〜!!!!よくよく見れば、足が真ん中から切れちゃってます! ガッビーーーン!! おまけに、ボード側の足は、もうクタクタで使い物になりませんひいぃぃぃ〜っ!! もう、だめだからといって元に戻すことは絶対できない!! つまり、うまく半田付けが出来たとしても、電源を入れ動かなければ「THE END

その瞬間、心拍数が異常に上がり、血圧も鼻血が出るほどです。めまいもします。 あぁ・・どーしてこんなことしちゃったんだろう。もぉぅ・・どぉーしよう?!?! やるんじゃなかった・・・ やるんじゃなかった・・・

ここになって思います。そーいえば、掲示板の失敗談でも「チップの足が取れちゃった」って書いてあったっけ・・。「新しいチップはどこで手に入るのでしょう」とか、書いてあったよな〜。ううぅ・・

後悔してもはじまらない。こーなっちゃったんだから、後は続けるしかないっしょ! 良かったじゃない。ちょっとだけでも足が残ってたんだから・・」と自分に言い聞かせても、もう「心臓バクバク」でどーしようもありません。意を決して、再びハンダゴテを握るけど、もう手先が2〜3センチぐらい震えてどーにもおさまりません。

おちつけ、おちつけ・・・」といい聞かせながら、煙草を一本吸います。手の震えも1センチぐらいになってきました。「よし!やるぞ!!」 再びハンダゴテを握って、今度はジャンパー線の取り付け。震える手を何とか押さえつつ、約5分。ついにチップ周りの取り付け完了!!

あぁ〜〜・・どーしよう。」と考えつつもセットアップ。すべてを組み付け終わり、電源をコンセントにいれました。今まで「スイッチを入れる」ということが、これほどまでに恐かったことがあるでしょうか??(絶対にナイッ!! だって、この瞬間で今までかかった費用も時間も、すべて「パァ〜」だもの・・) ほんとーに「震える手」でメインスイッチを押しました

今回は、ホントーに「神に祈り」ましたね。
その瞬間、NEC独特の「ピボッ」の音。この音が成功を意味すると、ホームページに書いて有りました。・・・しかし、安心はしていられません。「カタカタカタ」・・・・・・待つこと数分。

・・・そして、ついに完全に起動したのですっ!!ばんざーーーーい!!!ヽ(^。^)ノ

166MHz PC-9821 Cb3/T! まだ、手は震えてるけど、ここまで来ればこっちのモンです。早速「HDBench」でベンチマークの測定です。CPUのクロックを測定してみると「166.56MHz」の文字が・・・。ウルウルウル。ベースクロックが、ちゃんと66MHzになっている証です。ヒャッホ〜〜!!

でも、このCPUは「125MHz」が正規のクロック・・。166MHzっていうことは、つまり、オーバークロックで動作していることになります。オーバークロックってーことは「熱による暴走」が一番恐い。心配です。そこで、とりあえず、ベンチマークテスト、3DCGソフトによるレンダリング、ハードディスクのエラーチェックとデフラグ、セガラリーなどなど、3〜4時間ほど、思いっきりCPUに負荷がかかりそうなものを選んで実行させてみました。
おぉ〜〜ん!! ハングしないゾォ〜!

・・・てなわけで、無事クロックアップすることが出来てしまいました。結局今回、ほんの2日間の間に「125MHz」「166MHz」と二度もステップアップしてしまいました。

ただ、夏の暑さの中での使用で熱暴走しないかが、今一番の心配事です。だって、ハングしたからって、もうどうしようもないんですから・・・・。

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