CanBeくんハードディスクの引っ越し |
今回はできるだけ楽に行うため、全てをDOSではなく、Windows上(GUI)で実行する事にしました。(一度試してみたかった)
考え方
|
単純に考えればコピーが完了した時点で、すべての環境が元どおりになっているはずです。・・・が、しかし、実はこれだけでは復活する事は出来ないのです。
そのために必要な知識として『Winが使用中のファイルは上書きできない』というものが有ります。つまり、すべてのファイルのコピーをとって、それを新しいHDにコピーしようとしても、「Winが使用中で上書き出来ません」というダイアログが出て、そこでコピーが止まってしまうわけです。つまり、一部のファイルを上書きしたまま、中途半端に終了してしまうため、その後はまず正常起動は不可能です。(実は、今回私もやってしまいました)
この作戦を実行するためには、以下の準備が必要です。
|
「ごみ箱」と「Win386.swp」ファイル以外のすべてのファイルのコピーが取れました。これで準備は完了です。
次に、付け替えた新しいハードディスクに、ファイルをコピーするためだけのWindowsをインストールするわけですが、ここでも準備が必要です。
|
この「Windowsフォルダの名前を変える」というのがミソ。これならバックアップで取った「Windows」フォルダの内容を新しいハードディスクに「上書きする」といった事が無くなるからです。
通常の場合はここまでで、後はバックアップした内容を新しいハードディスクにコピーすればOKらしいんですが、うちのCanBeくんの場合、違っていました。やはりなんだかのファイル(名前は忘れた・・)が使用中で「上書き」ができなかったのです!そのためコピーが止まってしまい「THE END」。再度「フォーマット→Winインストール」をやらされるはめに・・。
そこで、この手を使う場合は「SAFEモード」で起動させてから行う事をお勧め致します。これならWindowsが動くための最低限の環境しか読み込みを行わないため、そういったトラブルも起こりにくくなります。
|
ただし、SAFEモードの場合、SCSI接続の機器の読み込みも行わないので、外付けメディア(ZIPやMO)でバックアップした場合は、ハードディスク上(私の場合、パーティションで切った、論理上の別ドライブにしました)にあらかじめコピーしておく必要が有りますのでご注意下さい。
ここまでくれば、あとは丸ごとバックアップした内容を、新しい起動ドライブにドラックアンドドロップするだけです。(神に祈りましょう)
途中何度か「上書きしてもいい?」のダイアログが出ますが、かまわず「全て上書き」で対処します。「コピーしています」のダイアログが消えたら「おめでと〜!!」です。
再度、再起動させれば、バックアップしたときと全く同じ状態のWindowsで起動するはずです。デスクトップのアイコンの位置から、フォルダの細かな設定などなど、とにかく全てが移行されます。ただし、コピーを取った時点で起こっていたトラブルも、当然引継がれますので念のため・・。
後は、インストール用の「oldwin」等の名前を付けたフォルダを丸ごと削除してできあがり。「Win386.swp」ファイルは、なぜか「Windows」フォルダに発生?しているので安心して削除して下さい。