1998年10月
その一・・最近ちょっと苦労した事。
名古屋の私鉄と言えば名鉄ですが、9月にその名鉄の1000系と7000系
の運転室展望ビデオの撮影をしました。鉄道に詳しい方なら御存知と思います
が、この7000系と言うのは名鉄の車両の中でも歴史に残る名車と言われる
程の名車で客室の最前部が全て展望車になっていてお客様が一番前で風景を楽
しむ事ができます。そして運転室はその客室の上に有るのですが、新幹線など
の様に一階部分の床が低くなっている訳ではなく、ほとんど通常車両と同じ高
さであり、その上に運転室を作ると必然的に運転室の高さが無くなってきます。
だから、その運転室の天井の低い事と言ったら電車と言うよりも普通乗用車の
ような感じと言えばお分かり頂けるかと思います。そこに撮影用のカメラと収
録用ベータカムの長時間記録VTR、BVW-50を二台とモニターテレビ一
台と音声ミキサー一台、カメラリモコン、ステレオマイク、運転手用ガンマイ
ク、バッテリー等を持ち込んでの撮影は、ホンマにキツイ!!!。
左の写真で私が指さしているあたりにカメラを
取り付けるのですが、兎に角このスペースで、
いったい何処に三脚を置くの???と言いたく
なるような状態でした。SONYのビデオカメラの
BVP-T70は本体から、CCDブロックだけを取り外
して、レンズとCCDブロックだけにする事ができ
るカメラで、それを前面ガラスに密着させて、
レンズの絞りはリモコンで行いました。
撮影は9月の後半だったのでまだよかったので
すが、これが8月だったりしたら、熱さで大変
だったろうと思います。
とにかく古い車両なので、エアコンが弱くて、とても熱いのです。なにしろ
運転台の前の直径5センチくらいのパイプから冷風が送られてくるのですが、
ほとんど気休めです。 運転手さんは通常、夏は窓を開けているようです。
左の写真で筆者が座っているのは助手席ですが
この写真もドアーの外から撮影しているのです
運転室の位置が高いので少しの揺れでもかなり
左右に揺れています。ビデオを見て頂ければ
判るとと思いますが、特に犬山橋を渡る所等は
かなり揺れているとおもいます。でも橋の上を
渡る時はスピードが遅いので結構気持ちよく見
られるでしょう。
この7000系と同じカメラを使用して撮影し
たのは、JR西日本の500系新幹線の展望撮影
の時でした。
名鉄の1000系車両の撮影は、豊橋から新岐阜までの展望を撮影しましたが
こちらの方は、まあ普通の車両で特に問題なく撮影できたのですが、実は車掌
のアナウンスの録音でチョット失敗してしまって、一部だけ音声の取り直しを
しました。だからよく聞くと豊橋を出発した所のアナウンスと次の駅のアナウ
ンスは別の車掌の声になってます。ゴメンナサイ。 でも多分気が付かないと
おもいます。 これは内緒話です(と言って公表してしまってますが・・)