エンジン積み替え

タクト ドナーになったタクト

タクト(AF16)を入手しました。年式的には新しいものではないが、エンジンは調子良さそうなので、このエンジン(結局2サイクル・・・)をズークに移植します。
※ちょっと直せば十分乗れる状態(登録も可)なのですが、普通のスクーターに乗るつもりはないので、部品取りにしてしまいます。


積み替え行程
両車のエンジン

面倒な外装を外し、早速エンジンを降ろした。
(左がタクトで右がズークのエンジン)

「ズークってオイルポンプにアクセルワイヤーが入っていなかったんだ!」
そこでアクセルワイヤーもタクトから調達
エンジンハンガーの加工

エンジンを積み替えるときは、これを何とかしないと・・・
(左がタクトで右がズークのハンガー)

そこで、タクトのものを加工することにした。
比べてみると、フレーム側のパイプ幅は、タクト120mmでズーク100mmなので、フレームに入る部分を基準に両端より合計で20mm切り落とす。

フレームに入る部分は、タクトの方が20mmほど高いので、切断して溶接をし直す。
加工後のハンガー

この後、塗装して完成となる。
フレームの補強

ズークは、エンジンの力が上がるとエンジンハンガーをつけるフレーム部分が折れるらしいので、補強を入れた。
反対側も同様に補強

それにしても、フレーム周りが汚い、でも時間がないので見ないことにします。
サスの取り付け
スーパーJOG−ZRのリヤサス(235mm)

エンジンの交換に伴って、エンジン側のサスペンションの取り付け位置が後方に移動するため、取り付け方を変更しなければならない。
性能的には期待が持てるが、スプリングが太めで、リザーバータンクが付いているのでスペース的に付くかどうか・・・
サスの長さ及び、取り付け角度からシートポストの左後ろが適当なようなので、
シートポストの左後ろのボルト穴を10mmに拡大し、シートポストの邪魔な部分を切り落とし、内側にL字金具を溶接して固定できるようにした。(金具にはあらかじめサス固定用ボルトの受けとなるナットを溶接済み)
この状態でスプリングとタイヤのクリアランスは約5mm
サスが沈んだときにリザーバータンクとエアークリーナーボックスが干渉するため、エアークリーナーボックスを外側へ少しオフセットした。
完成?
形になりました。

ズークのハーネスにタクトのエンジンの配線を接続し、とりあえず走れる状態になりました。
※まだまだ細かいところはありますが、エンジンを降ろすところからここまで1日でやりました。(時間切れ)
次の休みに時間が取れるかなぁ・・・


画像にポインタを合わせると交換前の写真になります。
インプレッション
ほんの2km位試乗をしてきました。

エンジンについて
とにかくダッシュがいい、ノーマルズークの感覚でアクセルを開けると、すぐフロントを持ち上げようとする。
中間加速は、さすが無段変速なめらかに加速していきます。
そして最高速は、メーター振り切り!!
っと言うと凄そうだけど、Zookのメーターは、50km/hまでしかないのです。
おそらく55km/h位でしょう。まあ、中古のエンジンをノーメンテのポン付けなので、このくらいが妥当でしょうね。
それほど、ハイパワーなエンジンでもないのに、ノーマルのズークと比べると、2倍くらいの排気量がありそうに感じてしまう。また、慣れてくると弄りたくなるんだろうな(^_^;)

JOGのサスについて
以前のフワフワした感覚は一切無い。ガチガチした硬い感じもなく、予想通りとてもいい感じになった。
でも、スタンドがちゃんと両方同時に地面に付かないんだよね(-_-)


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