我が家の飼育部

我が家は築11年の木造一戸建てです。マンションに比べ、熱効率が不利で、クワガタ飼育にはちょっとしたコツが必要です。床下など、夏でも比較的涼しいスペースを活用してきましたが・・・。
2畳の飼育部屋・記録

エアコンを装備しました! 2002.5.22

我が家の飼育部屋は2階の納戸です。北東の角で温室もここに置いています。2畳しかない狭い部屋ですが、クワガタを飼育するには好都合でした。しかし、夏は暑くなるので玄関に引越ししていました。ところがある日、脱走した86mmのミンダナオヒラタに驚いた奥方はクワガタを納戸に閉じ込める為、エアコン取り付けを提案してきました。これは朗報です。私は奥方の気が変わらないうちに近所のコジマ電気でエアコンを発注しました。奥方はあまりの早業に驚きましたが・・・・後の祭・・・。
これでヒマラヤ系アンテもOKですね!!

三菱エアコン霧が峰・2.2kw  本体39800円・工事費9800円・配管延長2000円

 スモークフィルムを貼りました!2002.5.29

2畳の飼育部屋の窓に自動車用のスモークフィルムを貼りました。目的は断熱効果と遮光の為です。最初はロールカーテンを付けるはずだったのですが、値段が高く断念しました。ロールカーテンに代わり思いついたのが、キャンプ用の銀マットでした。しかし銀マットは厚みがある為、窓の開け閉めに支障をきたすのと目障りになりそうなので止めました。それに比べるとスモークフィルムはなかなか良いアイデアではないでしょうか?作業も車に貼るよりは簡単ですし、真っ暗にはなりませんので多少の作業なら電気をつけずにできます。 スモークフィルム・780円(透過率5%)


 飼育棚の引越しをしました。2002.6.3

玄関に置いていた飼育棚のスチールラックを2階の飼育部屋へ運びました。これで2畳の部屋がクワガタ専用となりました。

今までこの部屋に置いていた、本やら、カタログなどの置き場がありません。どうしましょう?

 飼育部屋の一部を改造しました。2003.1.15

飼育部屋の一部を改造しました。場所をとっていたマルチラック(右奥)を撤去してメタルラックを購入。これで、マットを入れているコンテナが収容でき、作業スペースが確保できました。飼育部屋は2畳しかありませんが格段に使いやすくなりました。(メタルラックは近所のホームセンターで4500円で購入)
 
飼育部屋に新兵器を導入!2003.10.7

飼育部屋に新兵器を導入!?といっても、ただの売れ残りの隙間用ラックです。とても丈夫な造りで、大人が載っても大丈夫そうです。スチールラックの隙間埋めのつもりで購入しました。
最初は小物を入れるつもりでしたが、意外にも菌糸ビンにジャストフィットしました。800ccなら段に3本、1400ccは2本収容できます。私が最近感じ始めた、「大きく育てる」ための、ひとつの要素「暗くする」にピッタリのアイテムです。ビンが見えないので、管理は難しそうですが、逆に、「忘れる」という意外に優秀な飼育法には適しています。弱点は収容数が少ないことです。

エアコンと飼育部屋の重要性について 2005.9.15

2005年の夏もエアコンが24時間稼動を続けています。管理温度は24−25度です。26度まではエアコンのスイッチを入れません。難しいのは春と秋です。涼しくなったからとエアコンを切って外出し、帰宅すると29度まで室温が上昇していたこともありました。
ところで、この部屋で飼育を開始してから、成績が急上昇しました。羽化した成虫のサイズの平均が高いのです。国産オオクワガタでいえば、今年は70mm以下はありませんでした。もちろん血統もありますが、エアコンによる低温飼育の効果も否定できません。
もうひとつ見逃せないのが、静かな環境です。2階の納戸ですので、人の出入りが全くありません。子供たちも怖がって?一人では近寄りません。
残る問題は、私の「飼育技術」と「管理のズボラさ」加減です。こればかりはどうしようもありません。


冬・飼育部屋の室温は? 2006.1.9

我が家の飼育部屋の室温を測定しました。たった2畳の飼育部屋ですが、場所によって「気温差」があるのです。
@温室の上(写真右上)
温室は20度に調整してビニールカバーで覆っています。その上は意外にも温度が安定していました。昼夜に限らず15度前後です。私はアンテやグランの越冬に利用しています。オオヒラタもOKです。
Aスチールラック(写真左)
寒い日、早朝は10度を切ります。狭い部屋に温室があるせいか、7度以下はまだ未計測です。日中は12度前後です。上の棚ほどやや気温が高いようです。国産オオクワガタなどの越冬用です。
B木製ラックの中(写真中央下)
意外にもスチールラックより気温が低めです。国産ミヤマ、ユーロミヤマを入れています。
C窓際(写真右上に移っている窓の下部)
当然ながら、一番気温が低い場所です。スチールラックよりも2−3度低いようです。未使用です。


真夏・飼育部屋・幼虫の温度管理 2008.8.17

今年の夏は猛暑ですね!しかし、我が家の飼育部屋はエアコン管理で快適です。エアコンはガラス温室の正面に設置されています。2畳の納戸ですので、エアコンからの距離は1mくらいです。エアコンの設定温度は26度。風向きを調整して、それぞれの種類に適した温度に調整しています。温室の1,2段目には国産オオクワガタ、3,4段目はマレーアンテ、台湾オオクワガタ、5段目はパプキン幼虫です。
最も冷やされる場所は3,4段目です。このあたりにエアコンの風向きを調整して、1,2段目に冷風が吹き下ろす仕組みです。特に3,4段目は暑い日ほど、エアコンが活発に動くため、温度が20度まで下がることもあります。ガラスの開閉の工夫も効果がありますね。
天井に近い温室の上は24−25度と、成虫飼育に向いていそうです。風の当たらない、温室の反対側では主に成虫を管理しています。特に壁面近くの温度は高めです。
私は敢えて、飼育部屋内に温度ムラを作ることにより、自分なりに飼育種別の温度管理をしているつもりです。



我が家の温室 2001年秋・購入・2006.12.9改訂


クワガタの飼育を始めると、先ず欲しくなる機材が温室です。私が購入した温室は植物育成用で、アルミフレームにガラスをはめ込んだ製品です。組み立て式で、小型のタンス程度のスペースに設置する事が可能です。お値段も温室単体で2万円程度から、ヒーター、サーモスタットの3点セットで3万円程度から購入する事ができます。簡易温室も考えましたが、安全性の面で、この純正セットを選びました。(2001年秋購入)
機種は「PICA」の「FHB-1508」という温室です。ヒーター、サーモは純正のものを使っています。ヒーターは210W、サーモは電子式です。バイメタル式のサーモスタットは安いのですが感度が悪いので使ってません。
弱点はガラス製で重く、密閉性が低い事です。しかし、この温室は元々植物用ですので、仕方ありません。

そこで、真冬用に純正のビニールカバーを購入しました。塩ビ製のカバーで温室を覆うものです。前はファスナーで開閉できます。ちょっと高価(4000円位)でしたが、保温効果が高まりますので、電気代の節約にもなります。5年が経過しても破損はなく、良い買い物だったと思います。
冬は19度から、20度に温度管理しています。FANを使用しないと、温度ムラが生じるという意見もありますが、空気の対流を妨げるような飼育容器の置き方をしなければ大きな問題ではありません。もちろん、温室内では多少の温度ムラは生じますが、逆に飼育種によって振り分ける事(アンテは低温気味の場所に置くなどの)も可能になります。コツはサーモのセンサーの位置を工夫することです。設置後数日は温度が上がり過ぎていないか、注意しましょう!私は2-3個の温度計を使い、各棚の温度を常に調べています。
加湿は特に必要は感じません。普段どおり、飼育容器への霧吹きでOKです。

尚、温室の上もなかなかの保温効果が期待できます。アンテ、グランディスなどの外国産成虫の越冬に利用しています。


設置場所は2階の2畳間・納戸・北東の角です。

サイズ・・幅85センチ、奥行43センチ、高さ150センチ。(設置寸法はこれよりやや大きい)


                温室の追加棚を購入しました。
2004.1.7

温室に標準で付属していた棚は6枚(3段)でした。もちろん、この枚数では足りないので、温室購入後すぐに追加棚を2枚購入ました。しかし最近の飼育数増加により、スペースが再び不足してきました。余裕ある配置をすると、空気の循環がよくなり、温度のムラが減少するのですが、贅沢はいえません。とにかく、棚の数を増やすことになりました。
早速、ネットで調べたところホームセンターで購入するより安く販売されていました。(2枚セットで送料込み¥2560円)
ちょっと不安でしたが、無事到着。早速装着。温室にちょっと余裕ができて、一安心!


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