添加発酵マットの作り方  2002.5.1改訂

1. コンテナボックスを用意します。30リットル以上入るものが必要です。マットと添加剤をかき混ぜる時に、こぼれないように大きめの物が良いでしょう。

2. マットを入れます。今回は写真のマットを使います。4.5リットル400円で買いました。これを、4袋(約18リットル)使います。今回使用したマットはオオクワハイマットといって値段の割りに粒子も細かく均一で、添加発酵用のベースマットとして適していると思われます。

3. 薄力小麦粉を600グラム加えます。ムラがないように、よくかき混ぜて下さい。さらに、小麦フスマを150グラム添加します。またまたよくかき混ぜてください。
小麦フスマは健康食品として薬局でも売っています。
(小麦粉だけでも十分とされていますが、私は今流行のフスマも添加しています)
オオクワバイオマット 4.5L

4. よく混ざったら、加水します。最初はある程度の分量を加え、よくかき混ぜて、適当な水分量になるまで、少しずつ加水していきます。適当な水分量は慣れてくるまでは難しいのですが、「軽く握って形が崩れない」が基本です。少ないと発酵しにくく、多いと腐敗の原因になります。私の方法なら少々多めでもOKですよ!

5. マットを表面を手のひらで軽く圧縮し、ならします。(写真右)

6. フタをしますが、私は、新聞紙を3枚重ねにして、フタ代わりにして、ビニール紐で縛っています。理由はこうすると、マットが腐敗しにくいのです。余計な水分が抜けるからでしょうか?あの嫌な臭い(ぬかミソより臭い)がありません。

7. 20度以上の温度の場所に置きます。2−3日で発酵して、ケースの横を触ると熱を感じます。熱が下がったら、再び中をよくかき混ぜます。この時、上の方はカチカチに固まっていると思います。反対に下の方はジメジメしているかもしれません。それをかき混ぜます。この時、水分が不足気味なら、補充してください。


8. 7.を何度か繰り返して下さい。約1ヶ月で、土の匂いになり、完成します。発酵の過程で、色が黒くなっています(写真左)。すぐに使う時は数日通気させて、発酵ガスを抜いてください。保存する時はカラカラに乾燥させましょう。マットは常に熟成しています。水分が多いと、熟成が進んで(バクテリアの分解)栄養価が落ちてしまいます。私は室内にレジャーシートを敷き、2−3日乾燥させています。この時害虫が入らないように気を付けましょう。


2002年途中より、自作マット作りを中断しています。飼育数が増えたため生産が追いつかないからです。仕方なく、「ZAKU」の関西バージョンという安価なマットを使用しています。

2003年途中から、「月夜野きのこ園」さんの「くわマット」に変更しました。理由は「ZAKU」が値上げしたからです。使い始めたばかりですが、こちらも良質なマットのようです。

2004年「ZAKU」のマットは品質が低下しました。飼育種の変化でマットの使用量も激減。最近はクワカブランドで購入した「ペーストマット」を使用しています。

2006年 オオクワガタ系には基本的に菌糸ビンを使用しています。マットはミヤマ、ノコギリに使用しています。消費量が少ないので、現在は市販品を使っています。「クワカブランド」の「ペーストマット」、月夜野きのこ園の「クワマット」の使用が多いです。

2008年 昨年から「クワカブランド」の生オガ発酵マットを使っています。こいつは良いマットで実績も十分です。10リットル1500円です。ギラファの112mmもこのマットで出ました。

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