クワガタの雑話     クワガタ飼育の番外編です。意外と参考になるかも?

最新ニュース・・・クワカブランドで見た異常な・・


♀の呼び方


皆さんの町ではクワガタのメスは何と呼ばれていましたか?私の小学校(東京都西東京市)では「ブーチン」と呼ばれていました。「ノコのブーチン」「コクワのブーチン」という言い方でした。熊本のある地方では「ウシ」だったそうです。他にもユニークな呼び方があったら教えて下さい。

滋賀県南部では「メンタ」と呼ばれていたそうです。(ダイちゃん・2002.6.17)

東京都板橋区・成増では「ブーちゃん」だそうです。(ばいそんさん・2002.10.31)

東京都国分寺市では、ノコギリクワガタ(長歯型)を「あかうま」メスを「ぶーちん」とよんでいたそうです。(吉村さん・2003.5.8)

茨城県・那珂郡では、「ババチコ」と呼んでいました。ババはメス、チコは小さいという意味で、ノコギリ、コクワなどの種類を問わず共通だったそうです。(まるさん・2003.7.14)

宮崎県では、クワガタのメスはすべて「チョカ」と呼んでいたそうです。(岩崎さん・2003.8.31)


幼虫の糞


これって???何??
クワガタの幼虫の糞ですよ!タイアンテの幼虫のビン換えをした時に出てきました。結構大きくて、長辺が1センチ近くありました。ちなみに、臭くはありませんでした。

恐怖の殺戮マシーン出現


だ・・誰だ!お前は!!家に帰ってみると、見知らぬ男が我が家に侵入し、家族を狙っていた!!そんな衝撃!!佐賀県産のオオクワガタのペアの産卵木を割っていたところ、木の節の穴からシッポが見えました。おお!元気の良いヤツ!と思い、「とんとん」と木をたたき、取り出すと、何か顔が変。顔が欠けてる?良く見るとやっぱり変!動き方が違うし、クワの幼虫みたいに、くるりと丸まらない。さらに、動きが活発。隔離しておいて、材割りを続けると、幼虫の死骸発見。不思議な死に方をしていた。被害者1名。しばらく考えて線が繋がった!犯人はアイツだ!「物証は揃っているんだ。お前がやったんだな!」「・・・・・・・・」「ところで、お前は誰だ!」「・・・・・・・・・」誰か教えて下さい。カミキリ虫の幼虫かな?サイズは13mm位です。

皆様の親切なアドバイスありがとうございます。(2007.3.5)

      タマムシの幼虫・・・・・・・2票
      コメツキムシの幼虫・・・・1票
      カミキリムシの幼虫・・・・1票

実は私もインターネットで調べたのですが、はっきりと断定できていません。該当する写真がみつからないのです。

咲いた!咲いた!きのこが咲いた!2002.7.2

タイ産アンタエウスオオクワガタの幼虫を飼育しているブロー容器に見事なキノコが発生しました。菌床は「月夜野きのこ園」の「380菌床」です。3つ開けた穴の1つからでてきたのです。「これは食べられるはずだ!」と奥方と意見が一致しましたが、幼虫(3令)を飼育している容器から出てきたキノコでしたので、家族は誰一人自分が食べるとは言い出しませんでした。

ハイキングで見たものは・・・。
2002.10.26

秋も深まりハイキング日和ですね。我が家も先日、西武池袋線・高麗駅にハイキングに行ってきました。昔懐かしいオリエンテーリングコース巡りです。駅から10分ほど道路を歩いて山の小道に入りました。そこは普通のハイカーが入らない細い道です。他に人影は全くありません。20分位登っていくと、倒木や立ち枯れ木が目立ちはじめました。それらは見事に削られていてバラバラになっています。道沿いだけなら「ハイカーが蹴飛ばしたのかも」とも思えるのですが、道から4−6メートル離れた広葉樹も大掛かりに削られていました。「やはり・・・!?」私は複雑な気持ちになり、ちょっと落ち込んでしまいました。その後、メジャーなハイキングコースに戻るとこんな光景は全く無く、きれいに管理された山道が広がっていました。

恐怖の殺戮マシーンU
 
2003.5.22

タイワンオオクワガタの産卵セットを割り出していると、またもや殺戮マシーンが出てきました。しかも今回は2匹も・・・。一瞬、クワガタの幼虫と見間違えてしまいましたが、体が異様に長く、動きが活発なので、我に返り、捕獲しました。ところが、もう1匹は材にすばやく隠れてしまいました。そこで、水没実験をしてみました。
雑虫の隠れている材を2時間ほど水に沈めてみました。果たして雑虫は穴から出てくるのでしょうか?答えは×でした。水をはったケースはフタをして完全防備でしたが、雑虫が出た様子はありません。穴は完全に水没しています。そこで、材を割ってみると・・・・溺死体・・・・と思いきや!な・な・なんとピクリと動くではありませんか!のびている様子(写真右上)ですが、死んではいませんでした。そして2時間後、雑虫は蘇生しました。ということは!産卵セットに使う材は2−3時間水没させただけでは雑虫は殺せないということです。そういえば、この材は数時間しか水没させないでセットしてしまった事を思い出しました。次回は1晩水没させて実験してみたいと思います。

雑虫は・・・食べられた!?
 2003.6.3

クワガタのメスが幼虫を捕食する話をよく耳にします。では、クワガタの幼虫の天敵であるこのような雑虫の幼虫も捕食するのでしょうか?もし、捕食するなら、ブリード時、クワガタの幼虫の用心棒になってくれるかも?
姉妹のメスを捕食したこの羽化不全のダイオウヒラタクワガタのメスを大型のプリンカップに入れ、例の雑虫と同居させ、しばらく様子をみることにしました。ためしに、ダイオウの口に幼虫を近付けましたが、ダイオウはペロリ!と舐めただけで、襲いませんでした。
2日後、カップの中身を観察すると、雑虫が見つかりません。跡形もなく消えてしまったのでした。ダイオウがペロリと雑虫を舐めた記憶が甦りました。「あれは舌なめずりをしていたんですね!」
ところで、「幼虫の用心棒になるか?」ですが、どうやら難しそうです。クワガタのメスは自分の産んだ幼虫ですら、捕食することがありますから!でも、もしかしたら我々の知らないところで、守っているのかもしれませんよ!?

雑虫水没実験U
驚愕の実験結果!! 2003.6.12

先日捕獲したもう1頭の雑虫で再び、水没実験をしました。今回は24時間水没させます。方法はプリンカップにマット、雑虫を入れ、そのまま水に沈めました。翌朝、水をきってみると雑虫はピクリとも動きません。念のため暫く様子を見ます。1時間経過・まだ動きません。
夜、会社から帰宅してみると・・・な・な・んと雑虫が復活しているではありませんか!!プリンカップの中は完全に水没していました。24時間水没させても死なないということは、一晩産卵木を水没させたくらいでは、雑虫は殺せないということです。これは信じられない、恐怖の実験結果です。次回は48時間ですか!?(6.13)

雑虫水没実験Vターミネーター 2003.6.22

先日、24時間の水没実験で見事?蘇生した雑虫を、今度は48時間水没させて実験します。方法は前回と同じプリンカップにマットと雑虫を入れ、プリンカップごとミニケースに入れた水に水没させました。もちろん空気が完全に抜けたことも確認しました。

結果は・・・水を抜いてみると、雑虫は体を伸ばしたままピクリとも動きません。
7時間後・・・まだ、動きません。これは期待できるか!?

12時間後・・・復活!!雑虫が活動を開始しました。まるで、ターミネーターみたいに不死身です。
どうやら、この虫は水没すると仮死状態になることで種の保存を図るようです。これなら自然界で、大量の雨や巣になる木が水に流されても生き延びる事ができます。
しかし、これではいくら産卵木を水没させたところで、効果はありません。やはり、熱湯や電子レンジを使うしか確実な方法はないみたいです。

雑虫が蛹化
 2003.7.9

度重なる過酷な水没実験を乗り越えた雑虫がついに蛹になりました。明確な前蛹状態は確認できませんでしたが、最近、動きが鈍くなっていたように思いました。大きさは2センチ位です。触ると、クワガタの蛹のように体をくねらせます。

さて・・・・何になるのでしょうか?????

雑虫が羽化しました!
 2003.7.30

ついに、雑虫が羽化しました。劣悪な環境の中、羽化不全もなく成虫になりました。ところで、この虫の名は!?色はご覧のように薄茶色です。動きもそれほど速くないように思えます。さて、この虫は何でしょう??ゴミ虫系ですかね!?
答え・・・専門家の方に伺ったところ、ゴミムシダマシという昆虫だそうです。

グランディスの卵はBB弾並み? 
2003.8.30

グランディスオオクワガタの卵は、国産オオクワガタなどに比べると格段に大きいことで有名です。ある方によるとBB弾並みとのこと・・・。確かに私もその大きさにびっくりしました。そこで、本物のBB弾と実際に並べてみました。結果は写真のとおりです。巨大な成虫になるオオヒラタの卵より格段に大きいのには驚かされますね!(比較写真はありませんが)

クワガタの標本
 2003.10.22

長女(小6)が何故かクワガタの標本を作り始めしました。先日訪れた昆虫フェアで、パプキン・ブルーの標本をゲットしてから、興味がわいたみたいです。
今回の材料は「テラリウム」で憤死したダイオウ82mm。死後時間が経過していますので、体が固まっています。これを60度位のお湯につけ、数日かけて体を柔らかくします。あとは発泡スチロールなどに形を整えて(展脚して)虫ピンで貼り付けるだけです。大型の個体のほうが簡単だそうです(私も少し手伝いました)。あとは風通しの良い涼しいところに置いて乾燥を待ちます。完全に乾燥するまでには半年位かかるそうです。長女はミニケースに入れてタンスの上に置いています。虫がわくのが心配なら防虫剤を入れておくと良いでしょう。
でも何故、今頃、標本なんでしょうか?夏休みの宿題ではないですし・・・。

クワカブランドで見かけた87mm
2004.7.19

朝霞のクワカブランドで87mmのグランディスオオクワガタを見かけました。産地はミャンマーだそうです。さすがに大きいですね!ここまでくると「亀」みたいな感覚です。
ところで、このグランディス、どこか変です。そうです!右側の大アゴがへこんでいるのです。よく見ると変な模様がついています。オーナーの木下さんによると、ブリーダーの方が蛹化直後にビンを逆さまにしたためにできた、「ビンの模様」だそうです。まだ蛹が柔らかいうちに「でこぼこ」に当たってしまい、へこんでしまったようです。皆様もビンを逆さまにするときはくれぐれもご注意ください!

幼虫の顔と成虫の顔
 2004.7.24

羽化した成虫を蛹室から取り出すとき、幼虫時代の「顔」がそのままの形で残っていることがあります。何だか「セミの抜け殻」みたいで、綺麗な形で残っていると嬉しいですよね!
こうして比べてみると、どことなく、メスの顔って「幼虫の顔」にそっくりだと思いませんか???左の写真はグランディスオオクワガタのメスと「幼虫時代の顔」です。晴れてご対面となりました。

変な幼虫
 2005.1.25

皆さん、右の写真の幼虫の種類が判りますか?2003年夏に産まれたクワガタの幼虫です。120ccのプリンカップに詰めた菌床の大きさから、この幼虫の大きさも想像がつくと思います。答えは「パプアキンイロクワガタ」です。信じられますか??2003年夏にブリード、採取した幼虫が1年半も幼虫のままなのです。
もちろん、兄弟たちは一年前に羽化、既に寿命を終えています。全く同じ条件で飼育したにもかかわらず、この幼虫だけ「セミ化」してしまいました。多分、体に障害があるのでしょう・・・。要経過観察ですね!

追伸・変な幼虫が死亡しました。(2005年6月)パプキンの幼虫が、幼虫のまま丸2年も生存していたなんて!びっくりです。蛹化できない欠陥があったとしか思えません。

・・・・・・・・・・・・・・・2005年6月下旬死亡が確認されました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


クワガタに筆?? 2005.2.19

クワガタ飼育と筆??何の関係があるのでしょうか?ダニを落とすためでしょうか?確かにダニを落とすのにも使えそうですね!でも私の使い方は違います。私は写真撮影に使っています。
クワガタの体には大概、飼育マットの粒が付着しています。水苔マットも例外ではなく、大アゴや脚には必ず小さな粒が張り付いています。これらの小さな粒が写真を撮ると意外と目立つのです。苦労して撮影したクワガタの顔が汚れていたらガッカリしますよね!ここで活躍するのが「筆」です。筆を使うとクワガタに挟まれることなく、上手にクワガタを綺麗にすることが可能です。(汚れが激しいときは、水で流したほうが早いのですが・・・)さらに、筆で撫でることで、クワガタを興奮させ、大アゴを開かせたり、向きを変える使い方もできます。私は、昨年、100円ショップで絵画用の太めを購入しました。

小さすぎる蛹室・ボディコン?? 2005.6.7

岐阜県・養老町産オオクワガタを飼育している菌糸ビンを掘り起こしたところ信じられないような「小ささ」の蛹室を作った蛹を発見しました。(写真)
信じられますか?この蛹室!蛹が健全な運動を出来る大きさではありません。小さめの蛹室をつくり、それが原因?で羽化不全となってしまう個体は時折見ることが出来ます。しかし、これは「小さめ」どころではありませんね!蛹はピクリとも動くことはできなかったはずです。それを裏付けるように蛹を取り出してみると見事に蛹の模様の跡が蛹室に付着していました。
蛹は人工蛹室に移しましたが、案の定、羽化不全となってしまいました。写真のように、羽化直前まで、健全な運動ができなかったのですから、仕方ありません。本来、蛹は例の運動(寝返り)を繰り返し、正常な羽化期を迎えるのですから・・・。「ボディコン蛹室」の原因は不明ですが、昨冬の温度管理に原因があるのかもしれません。
実際、「よく羽化したね!」という感じです。
ただ今、羽化後3日目・生存中・・・・。
それにしてもよく、蛹化できたものですね!

握力グリップ 2005.6.27

昨年夏から、市販の「握力グリップ」で握力の増強を目指しています。私が使っている器具には3段階のバネの強のさのモデルがあり、現在、真ん中の強さで55回程度の運動を達成出来ます。えっ!?クワガタ飼育に関係ないのでは??いいえ!関係あります。産卵木の割り出しに握力は重要です。固めの産卵木も「鉄の爪」なら軽々とパキッ!というわけです。今後も幼虫の安全のため、日々、握力強化を心がけて行きたいと思います!

汚れた手袋!?
 2006.4.16

以前、オートバイに乗っていた時に使っていた皮製のグローブが活躍しています。もちろん、クワガタ飼育にですよ!ご覧のように汚れたグローブですが、オートバイ用なので丈夫な作りです。
以前は、クワガタの体長をノギスで測定する時に、左手がキズだらけになっていました。脚にある棘が手に食い込むのです。タランドゥスやアンテなどの力が強い種類は流血が必至でした。軍手でも効果はありますが、クワガタの爪が網目に引っ掛かってしまい上手くありません。皮製なら簡単に引き離す事が可能ですね。おかげで、クワガタを扱う時の恐怖感が減りました。もちろん、挟まれれば痛いとは思いますが、素手よりはマシです。厚手のウインター用なら挟まれても痛くないかも??


雑虫・・再び。 2006.6.3

雑虫が再び出現しました。多分、ゴミムシダマシの幼虫です。今春セットした岐阜産オオクワガタの産卵セットから発見されました。以前は、雑虫を駆除するため、産卵木を24時間程度水没させて使用していました。しかし、度重なる実験の結果、雑虫には効果が無い事が分かりました。そこで、最近は、産卵木を熱湯消毒(熱湯を産卵木にかける)して使用していました。そのせいか、ここ3年間、雑虫は出現しませんでした。勝利を確信していた私には、とってもショックな事件でした。
それでは、何故、雑虫は出現したのでしょうか?熱湯消毒が不十分だったのでしょうか?私的には、ヤカンで熱湯を十分にかけたつもりです。まさか、マットに潜んでいたのでしょうか?確かに、今まで発見された雑虫よりも小型の個体でした。産卵木が加湿されたときに孵化した個体なら、もっと大きいはずです。もちろん、過去に発見した種類と同じとは限りませんので、推測に過ぎませんが・・・。マットに雑虫の卵が混ざっていた可能性も否定できませんし、消毒が不十分だった可能性もあります。今後の課題にしたいと思います。


中国オオクワガタの呼び方。 2007.4.7

中国オオクワガタ(Dorcus hopei hopei) には、一般的に3通りの呼び方がありますね!「ホーペ」、「ホペイ」、「ホーペイ」の3つです。実は先日、「どれが正しいのでしょうか?」という質問がありました。私が使っている表記は「ホーペ」です。
理由は、学名の最後が「i」で終わる場合、発音しないのが普通であると聞いたからです。確かに色々なクワガタの学名を調べてみると、最後が「i」で終わる場合は発音しません。実際「ダイスケ・ギラファ」(Prosopocoilus giraffa daisukei) の「i」は発音しません。というより「i」は明らかに故意に後から付けられているようです。この事例は他にも数多く存在します。私は無知ですので、理由は全くわかりませんし、調べるつもりもありませんが・・・。
人名である「hope」は英語読みでは「ホープ」と発音しますが、ラテン語読みでは「ホーペ」と発音するそうです。そこで、私は「i」を発音しない「ホーペ」を選択しました。それでは、「ホペイ」「ホーペイ」は間違っているのでしょうか?所詮和名ですから、通じれば良いのではないでしょうか?流通している呼び方が正しい?のかもしれません。ちなみに、人気雑誌「BE・KUWA」では「ホペイ」と呼んでいます。


あれ?また咲いた!きのこが今度は・・・。 2007.10.19

台湾オオクワガタを飼育している菌糸ビンをチェックしたところ、信じられない光景を発見しました。何とキノコがビンを突き破って発生しています。驚いて、菌糸ビンをチェックしたところ、何故かプラボトルの底の一部が割れ、そこからキノコが生えていたのでした。
それにしても、美味しそうなキノコです。油で炒めて食べようとも考えましたが、今回も諦めました。翌朝目が覚めたら虫に「変身」していたら困りますから・・。

菌糸ビンの中の温度 2008.3.17

クワガタの飼育書に、「菌糸ビンの中は外気より温度が2−3度高い」と書かれていることがありますね!でも本当なんでしょうか?実際に測ってみようと思います。
今回使用するのは写真現像用の温度計です。センサー部分が長く、今回の実験にピッタリです。使用した菌糸ビンは幼虫投入後3ヶ月近く経過した1100ccボトルです。
先ずは温室内のボトルに温度計を差込み、10分後温度を計測します。次に温度計を引き抜き温室内の温度を測定しました。結果は、目分量で「約1度」菌糸ビン内の温度が高く表示されました。これは予想通りの結果です。
ところが、1日の寒暖差の大きい季節になると同様の結果にはならない事が判りました。時に結果が逆転する日もありました。また、菌糸の活動が盛んな新しい菌糸ビンでの温度差はもっと開く可能性もあります。外気20度時と28度時でも違うかもしれません。今後、実験する機会がありましたらご報告したいと思います。

パプアキンイロクワガタの複数幼虫・同一ボトル飼育 2008.8.13

パプアキンイロクワガタ・幼虫の複数飼育にチャレンジしてみました。普通、クワガタの幼虫は1頭1頭、異なる飼育ビンで管理するのが常識です。理由は共食いを避けるためといわれています。複数飼育可能なカブトムシと違い、効率が悪いですね!
しかし、本当に複数の幼虫を同じ飼育ビンで飼育出来ないのでしょうか?1頭あたりの容量さえ確保出来れば可能ではないでしょうか?実は私、国産オオクワガタ幼虫飼育で、1100ccの菌糸ビンから2頭の3令幼虫(メス)が出てきた経験があります。(誤って2頭の幼虫を入れてしまったらしい)
そこで、今回の実験です。使用ボトルは月夜野きのこ園さんのPP1400ccの菌糸ビンです。菌糸ビンの口に等間隔で穴をあけ、パプキン幼虫5頭を投入しました。1頭あたりの容積は280ccと、パプキンには十分な容量です。
3ヵ月後、食痕の走った菌糸ビンを割り出しました。嬉しいことに幼虫5頭は無事生還しました。オス2頭(左の2頭)、メス3頭だと思います。驚く事にうち2頭は1センチ程の至近距離からみつかりました。この実験で、パプキン幼虫の複数飼育の「可能性」が高まりました。次回はオオクワガタで試してみたいですね!

あれから1年・・食べちゃいました! 2008.11.1

菌糸ビン交換後、廃棄するつもりで袋に入れていた菌床から立派なヒラタケが発生しているのを発見しました。食べられる事は解かっていましたが、幼虫がいるビンから生えてきたキノコということで、今一歩踏み込めませんでした。しかし、今回のキノコは今までになく「美味しそう」でした。
私は迷わずキノコをもぎり、水で洗い、フライパンに入れ、少量のバターで炒めました。少々の醤油を垂らすと味は最高でした。これこそ採れたて!今まで、何ともったいない事をしていたのでしょう・・・。反省しきり・・。明日、虫に「変身」してなければいいけど・・・。


カナブンブン 2009.7.12

家の近所にカナブンが大量集結しています。場所は西東京市の住宅街・開業医さんの敷地にあるクヌギの木です。高さ50センチ程度の樹液にカナブンが20頭前後群がっております。
「最近、カナブンが多いなー」と思っていたら、こういう訳だったのですね。この木は道路に面しているため、道行く人の目に留まります。しかしカナブンは、そんな事はお構いナシに堂々と樹液を争っています。「誰も採らないのかな?」私が子供の頃は立派な「獲物」でしたから・・・。でももし、何方かこの木を見つけられても採集は程々にお願いします。

夜、この木を訪れてみましたが、残念ながらクワもカブもおりませんでした。いたのは3頭のカナブンだけでした。

左頭部に傷がある国産オオの蛹 2009.8.15

劣化した菌糸ビンから、蛹化した国産オオクワガタ・メスの蛹を救出しました。人工蛹室へ移してビックリ!何と左頭部・眼の辺りが黒く焼かれたようになっています。他の部位もチェックしましたが、異常はありませんでした。いったい蛹に何が起きたのでしょうか?このまま無事羽化できるのでしょうか?私の経験では厳しいような気がします。ラベルに「黒い傷」と記入し、人工蛹室へ移しました。
数週間後、私はこの蛹の事はすっかり忘れて、羽化したメスたちを区分けしていました。サイズを測定し、状態をチェック・・・すると、左頭部に皮が被ったままのメスを発見しました。しかし、まだ羽化したばかりで赤みがあった事もあり、「あの個体」と気付かず、濡れティッシュ入りのプリンカップに入れて固まるのを待ちました。
数日後、体長を測定しようとして、ラベルの「黒い傷」マークにビックリ!「コイツはあの傷のある蛹が羽化したメス??」そうです。あのメスです。驚いた事に無事?羽化したのでした。
左のアンテナが欠けています。頭部は歪んでいますが、見苦しい程ではありません。左の大アゴは殆ど動きません。以上がざっと調べた状況です。
蛹を見る限り、無事羽化するとは思えず、安楽死も考えたほどでした。しかし、少々の障害があってもこんなに元気に羽化してくれてビックリしました。メスは本当に強いですね!きっと長生きしてくれると信じます。
残念ながら翌月死亡しました。内部組織不全だと思います。

オオシオカラトンボ飛来! 2012.7.22

東京は梅雨が明けたというのに3日連続の冷え込みでエアコン要らずです。そんな夕方、虫部屋の窓の外に見かけないトンボを発見しました。
距離約4メートル、トンボは羽をブルブルと震わせ、威圧的な態度で草の葉の上に止まっています。時折素早く飛び立ち再び同じ場所に戻ってきます。気圧されたのか飛び回っていた昆虫たちが姿を消しました。明らかに赤トンボ系とは格が違います。慌てて写真撮影を試みますが、素早い動きに苦戦しました。かれこれ15分位だったでしょうか?トンボは「ブーン」という羽音と共に消えてゆきました(西東京市)。
オニヤンマ?にしては小さいし・・複眼の色もオニヤンマの特徴・グリーンではありません。写真をもとに、ネットで調べると「オオシオカラトンボ」のメスのようです。(間違っていたらごめんなさい)オスは我々が知るグレーから青色ですが、メスは黄色と黒だそうです。
それにしても凄い威圧感でした。オオシオカラトンボが飛び立った後、ハチたちが慌てて逃げて行く姿が印象的でした。

夏休みの床下は? 2012.9.26

夏休み、旅行に出るため、虫部屋のエアコンを止め、クワガタたちを床下収納庫に入れました。期間は8日間です。
リビングにある床下収納庫は真夏でも開けるひんやりとした空気が上がってきます。多分、我が家では最も涼しい場所だと思います。実際の温度は?ですが・。

帰宅後、幼虫の飼育ビンを取り出すと、数頭が黒くなっていました。どうやら、菌糸が発酵した様子です。
床下を過信していたのかな?最近の建築はベタ基礎で床下一面にコンクリートがうってあります。これでは地面の温度が伝わりにくく、朝夕も気温が下がらない最近の猛暑には効果が少ないのかもしれません。パプキンの羽化もやや早まった感じです。
9月中旬の30度を越える夏日に庫内の温度を計測したところ27度程度でした。外気温30度超で27度もあったのですから35度超が普通だった8月は一体何度まで上がったのでしょうか?来年は測定してみる価値ありかも・・・。

反省!!そういえば昔、虫かごをベランダに置き・・・。 2012.11.17

クワガタ飼育において、温度管理が重要である事は、皆様ご存知ですね。しかし、我々が子供の頃はそんな知識は全くありませんでした。
クワガタ、カブトムシは「夏の虫」ですので、「暑さに強い」という間違った知識で飼育していました。採集してきたノコギリクワガタを「虫かご」に入れ、縁側に置き放置していました。さらに今思うと恐ろしい事は、母親の実家で採集してきたミヤマクワガタも同様に扱っていた事でした。短時間でも真夏の直射日光に照らされてはひとたまりもありませんね!あの、カマキリとの戦いの時、ミヤマクワガタが元気なかった理由が最近解りました。
真夏の日中、クワガタは地中または木の洞に潜っています。涼しい夜間に活動します。しかし、寒い冬は幼虫または越冬成虫として活動を休止します。我々人間とは違い、生命を維持出来る温度が狭いのです。夏冬の管理を皆様、頑張りましょう!先ずは温度計の装備ですね!


クワカブランドで見た異常な光景は・・・・。 2013.9.1

本日、久々に朝霞の「クワカブランド」に行ってきました。目的は餌ゼリーの補給です。先客は2組。クワカブ・ブームは、やや下火ですが、この店は相変わらず繁盛していますね!「クワカブランド」は親切で良心的なお店ですから不思議ではありません。
驚いたのは80mmオーバーの国産オオクワガタ・ペアが多数販売されている・・・異常な光景でした。こんな光景、見た事ありません。20ペア位でしょうか?1万円前後の値が付いていたと思います。82mmもいました。
国産オオクワガタは、数年前までは「黒い宝石」と呼ばれ、80mmにいたっては100万円の値が付いた噂まで流れる程でした。それが、80mmオーバーの個体をショップで選べるなんて夢のようです。我が家も昨年、80mmオーバーが出て、やっと格好が付いた感じですね・・。一方、ギネスはいよいよ88mmだとか・。色々な意味で悩ましいですね!


クワガタメニューへ             トップページへ