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こどもに言葉を教える方法


 子どもに言葉を教える時、一番始めは、口唇音(こうしんおん)と言われるぱ行とかま行とかがいい。

 「まんま」と言いながら離乳食を食べさせる、「おっぱい飲もか」と言いながらおっぱいやミルクをあたえる。「まんま、まんまたべよか」と2回ぐらい繰り返すのがいい。子どもの目を見ながら笑顔で話かけるのがいい。

 子どもが「ま」と始めの音が言えたら「そうよ、まんま」と答えて言うところから「会話」の能力が生まれる。子どもの言う言葉を「受けて」母親が次の言葉を言うという事がとても大切。これがよく言われる「言葉のキャッチボール」である。絵カード等を使って、又本物を見せて、その都度そのものの名前を言って聞かせる。この時も子どもの顔を見てやって欲しい。特に目を。  

 家庭の教育はその場その場の教育だから、そんなに計画を立てたり、きちんとしなくても出たもの出たものを場当たり的に教えればそれで充分といえる。 もともとは誰でも子どもを育てる能力は備わっている。ただそれが開発されている人とそうでない人がいるだけなのだ。

 大人が子どもに話す時に声のトーンが高くなり、抑揚の幅が大きくなる等が代表的な事だ。

 そして育児も初めは慣れないお父さんお母さんが段々と上手になっていく。

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