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性教育のチャンス


 子どもが「おしり」とか「うんち」とか「ぱんつ」とか「おちんちん」等と言い出す時はまず「最初の性教育」のチャンス。

 性教育の基本は「説明不足でもいいからうそは言わない事」である。子どもの大きな疑問は「赤ちゃんはお母さんのどこから生まれて来るのか」と言う事であるが、この疑問にまだ到達出来ない子どもが本能的に言うのが上記の言葉である事が多い。

 私達大人が、小さい頃に性教育に関して全くというほど教えてもらっていないので、「おしり、おしり」と毎日のように言う我が子にどう対処していいか解らなくて困るお母さんからの相談が意外に多い。

 子ども「おしり、おしり」

 おかあさん「うん、おしりあるねえ。おかあさんのおしり。○○ちゃんのおしり」

 子ども「おしり、おしり」

 おかあさん「おかあさんのおしり、ここ。さわってみる?大きいでしょ。○○ちゃんのおしりは?ちいさいねえ」等と言ってさわりあいっこをしてみる、と言うのが第一段階でしょうか。そして次にどのような言葉に変るのか時間を空けて見ていく。

 また、

 子ども「赤ちゃんはどこからくるの?」

 おかあさん「おかあさんのお腹の中から生まれて来るのよ」

 ここで子どもが「ふ〜ん」と言えばそこでこの段階は終わり。
 次の質問として

 子ども「おなかのどこ?」

 おかあさん「ここ」とおへその辺りを指差して言う。

 次の段階としては

 子ども「どこを通って生まれて来るの?」と言う質問が出てきた時には

 おかあさん「赤ちゃんの通る道があってね、そこから生まれて来るの」と答える。

 あくまでも「言葉足らずでもいいから、うそはつかない」が基本である。

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