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食べるということ


 この頃の赤ちゃんはよく食べる子が少ないように感じる。これは第2次ベビーブームの頃から始まっているように思う。よく見ていると、周囲に愛情としての「目」がいっぱいある子は余計に食べないようだ。そして、お母さんが心配される程ではないらしく、子ども自身はいたって元気な場合が多い。

 確かに、食事の時に食べないから栄養が足らないのではないかと心配をして、せめて果物でも、とかせめて牛乳でも、とか言って与えると、それが余計子ども達にとっては血糖値を上げるものだったり、腹持ちの良いものだったりして、次の食事の時にもまだ空腹感がない場合もありで、悪い方悪い方に回っている事もあるのはある。

 しかし、やっぱり、時代と共に子ども達は変っている。とにかく余り食べない。そして、お菓子でも甘いお饅頭などより塩味のきいたスナック菓子とかおかき等の方を好んで食べる。そう言えば私自身も昔は甘いお菓子が好きだったのに、今はポテトチップスの方がいいなあ。日本人全体の嗜好が変っているのかも知れないとも思う。そして子供達の食べる量も。

 一人の子どもが大人になるまでに一定のエネルギーを必要とする。どのようにして摂取するのかといえば、食べ物からが一般的で、子供達のこの頃の食べる量を見ていて思う事がある。食べ物は、自然界の与えてくれるエネルギーとしての「愛」とすると、「人間の目」に象徴される「愛」もある。

 昔、特に戦争中に食べ盛りで食べたいのに食べられなかった経験を持つ人はすごく食べると言われる。また、私の経験から言わせてもらうと、大人が子どもにそんなに目を向けられない時は、子どもは「人からの愛」の量が少ないから、食べ物から取らないと量が足らない。だからそんな子はよく食べる。私の小さい頃などそうだった。

 この頃の子は人の目としての「愛」がある意味ではありすぎる程あるからそんなに食べなくても愛の量が足りているのではないか等と勝手に思っている。

 以上の事に関しては、何かを調べたり等という証拠は何1つ無い。私が勝手に思っている事だ。この事に関して、違うお考えなどお持ちの方がおられたら是非メールを頂きたいと思っている。

 それはそうと何を言いたかったかといえば“この頃の子どもはあんまり食べない子どもが多いけど、そんなに心配しなくてもいいよ”という事が若いお母さん達に対してお伝えしたかった事。

 ちょっと回りくどくてごめんなさい。

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