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低血圧の子とそうでない子(早起は三文のとく)


 古い言葉で恐縮だが、「早起きは三文のとく」という言葉がある。一度ぐらいは聞かれた事があるのではないだろうか。ご自分も時には早起きをして、わが子にも是非早起きをさせて頂きたい。

 この頃の子ども達は「低体温」「低血圧」の子が多いと言われる。低血圧の子どもは朝が苦手。だから極端な子どもなどは、午前中の間はあくびばっかりで授業が頭に入らない。その子が朝食を取っていなかったりすると、もうとても勉強どころではないという事になる。

 学校の成績はどちらかと言えば、血圧の高い子の方が低い子より良いのが一般的だと言われる。朝から脳がしっかり動いているからである。

 低体温や低血圧などはそんなにパッと直るものではないから、とにかく幼稚園や小学校へ行って元気に過ごす事が出来るためのお勧めは“朝、出来るだけ早く起こす事”である。5時半でも6時でもいい、出来るだけ早く起こす。そして機嫌の悪い子をお母さんは出来るだけ抱っこをしてやってほしい。

 テレビは点けない方がいい。抱っこをしながら昔話でも聞かせてやってほしい。背中をなでたり手や足をさすったりしながら。手遊び等をするのもいい。なぞなぞをするのもいい。ゆっくり相手をする時間が無ければ、お母さんやお父さんの後ろをついて歩かせておけばいい。

 それだけでも充分の効果がある。そして、朝充分だらだらさせておき、一段落したところで朝食を食べさせ、幼稚園や学校に送り出す。その頃にはいくら低血圧の子どもでももう脳も働き出しているはずだ。

お母さんは子どもを送り出してから又ゆっくりと寝たらいい。あっ失礼しました!寝ている暇など無い?そうでしたそうでした。大変失礼を致しました!

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