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嫌いな人


 自分の嫌いな人はすなわち自分自身。

 私はお金に細かい人は嫌い。
 私はいけずな人は嫌い。
 私は可愛げのない人は嫌い。
 私は煮え切らない人は嫌い。
 私はずるい人は嫌い。
 私は乱暴な人は嫌い。
 私は卑屈な人は嫌い。
 私は傲慢な人は嫌い。
 私は陰日なたのある人は嫌い。
 私は、、の人は嫌い。
 私は、、の人は嫌い。
 私は、、、、、。

 でも、私はお金に細かい。
 私はいけず。
 私は可愛げがない。
 私は煮え切らない時もある。
 私はずるい人間。
 私は乱暴もの。
 私は卑屈な人間。
 私は傲慢な女。
 私は陰日なたもある。
 私は、、、。

 私が嫌いと感じる人の嫌いな部分は、私の中にもちゃんとある。
ちゃんとあってそこのところが、嫌いな人の嫌いなところにピっと通じてしまう。
そうすると、自分で自分の嫌いなところは、出来るだけ見ないようにしているのに、ピっと無意識に感じてしまう。

 でもまだ自分の嫌いなところを見たくないと無意識に思うと、相手の嫌いな部分をますます嫌いになっていく。そして、相手の存在そのものを嫌うようになり「あいつは悪い。自分は正しい。」と感じるようになる。

 でも、実は私達は分かっているのだ。 

 私が嫌いと思っている人はすなわち私自身なのだということを。

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