[日々の大脳生理学目次][ホームページ]

笑顔はすなわち「愛」


 2人の人がいて、片方は怒った顔でもう片方は笑った顔だったら、たいがいの人は笑った顔の人の方に行く。
 笑顔のない無愛想な店員のお店と、ニコニコとした笑顔の店員のいるお店だったら大抵の場合ニコニコした店員のいるお店で買い物をする。
 子ども達は、お母さんやお父さんが怒った顔や、むずかしそうな顔をしている時は顔色を伺って寄ってこないが、ニコニコしていると寄って来る。

 なぜか。笑顔はすなわち「愛」だから。「笑顔」という「愛」は人を引き付けるエネルギーを持つ。“和顔愛語”という言葉もある。

 笑顔を人に向けるだけで、愛を施している。体の自由がなくて、自分で自分のことが出来なくなった人でも、人に施しをする事が出来る。それは「笑顔」という「愛のお布施」が出来ること。

 心からの笑顔は本当に美しい。苦しい時や、心にゆとりがない時は中々笑顔は出ない。重病の子どもが笑ったら、それは治癒に向っている大事なしるし。

 お母さんも笑顔で子どもに「愛」を与えてやってほしい。お金がかかるわけでもない、我が子に微笑むだけでいい。

 でも、自分が子どもの時にいっぱい「笑顔」の「愛情」をもらった人はなんなく出来るけど、そうでない人は出来ない。他人にはニコニコしても我が子だから“つい”ブスッとしてしまう。

 そんな人は、その人の親がそうだったから。小さい時にいつも親のブスッとした顔ばかり見て育っただけ。だから、決してその人の責任ではない。

 その事を分かりながら、努力して我が子に笑顔を向けてほしい。
そうすると我が子は、自分の子どもに愛情いっぱいの笑顔を、「無意識に」向ける事が出来る。

 世界中が笑顔で溢れたら、平和になり、核兵器は要らない。
私が生きているうちにそんな世界になってほしい。

[日々の大脳生理学目次][ホームページ]
shizuka@hi-ho.ne.jp