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★★★早期教育を国が調査★★★
先日の読売新聞によれば、就学年齢期前の幼児に文字や算数、楽器などの「早期教育」を受けさせる親が増えているとみられることから、7月に共同研究チームを発足させ、早期教育が子どもの体や心の発育に及ぼす影響について、国として初めて調査する事を決めた、との事。
2年後をメドに調査結果をまとめ、その後も長期的な追跡調査を続ける方針、とある。
文部省の国立教育研究所と厚生省が新設する専門の研究班とで、親との面接などを通じて調査を続けていく、との事である。
さらに、早期教育の効果については「幼いうちから知育に偏ると、心が育たない」とし「心の教育」の観点から逆効果とする意見もでている、とある。
これは、幼児の早期教育に携わってきた者としては喜ばしい。十数年前に、塾で働いている私に、高校の先輩で小学校の教師をしている人から「あんたみたいなところは“社会悪”やからなあ」と言われて、返す言葉を持たなかった頃からすると隔世の感がある。
今でも教室に通ってこられるお母さんの大多数は“近所には内緒”で来られている。異口同音に「お勉強に行かせてるなんて分かると、それこそなんて言われるか考えるだけでも恐ろしいです」と言われる。
早期教育に対しての効果、人々の嫉妬心、さらには親の虚栄心など色々な事が2年後、更にその後はどういうふうに変っているか。
楽しみなところではある。
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