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身体の固い子


 体の柔らかい子と固い子がいる。体は基本的には無意識なもの。柔らかい体も、固い体も、体質であれば生まれた時から柔らかかったり固かったりしている。
 体の固い子は、敏捷性に欠ける。柔軟さがないから。

 当然考えられる事は、お父さんかお母さんか、おじいちゃんかおばあちゃんか、ひいおじいちゃんかひいおばあちゃんが、その子と同じくらいの体の固い人だったか、そんな人かだ。

 考えられる事は、体と心は結びついているから、体が固いということは、その人間の無意識のところにはとても固いものが存在しているということ。強固な性格で、一旦言い出したら誰が何と言おうと絶対耳を貸さないとか。

 まあ、それはそれでその人間の人生だからいいとして、この頃幼児でも体の“ものすごく”固い子が時々いる。特に一生懸命に教室に通ってきている子だったり、小学生だと、お母さんの言う事をよく聞くいい子だったりする。

 背中を触って、涙がこぼれそうになった事がある。思わず頭や、首、肩、腕等をマッサージした。その子はただ目をつぶっていた。

 今その子は国立天王寺小学校の4年生になった、とついこの間お母さんからお葉書を頂いた。

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