百億の昼と千億の夜

光瀬龍がなくなりました。

このSFはとても印象に残った本です。

阿修羅が主人公ですが、ブッタとキリストも出てきます。

生生流転としたこの宇宙において、仏教とキリスト教あるいはもろもろの地球における

思想の矛盾と合理性。

キリストと釈迦の似ていてはたまた違う一面。

阿修羅を頂点において宇宙の根本とはとの問いかけ。

わたしにとって宗教という一分野に首を向けた作品です。

萩尾もとの漫画化された作品も絶賛されたものです。

SFで宗教を感じ取ることは邪道かもしれないが、宗教の本質を見るのに

また違った面から感じ取るのも必要かも。

この作品は本当にこの面において一読してもらいたいホンです。

 


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99/07/08