しずくタイトル

2018年7月20日 創刊!  定価300円  年間定期購読料 1,200円 (税・送料を含む)



発刊にあたって

 私たちは2017年夏に終刊となった障害者問題誌『そよ風のように街に出よう』(1979年創刊)の後を受けて、障害者問題をはじめとする社会的な課題に積極的にコミットするために同人誌『季刊しずく−だれ一人しめ出さない社会へ』を発刊します。水面に波紋をひろげる水滴、炎天下の乾いたのどを潤す水、永い年月をかけてついに石を砕く雨だれのイメージが「しずく」のタイトルに込められています。世界は憎悪と差別と迫害に満ちています。しかしその一方で人々の確かな日々の営みがあり、他者への共感があり明日に向かう協同の行為があります。そのような人々の小さな、着実な力の可能性を信じたいと思います。

 そしてサブタイトルの「だれ一人しめ出さない社会へ」は同人すべての切実な想いです。それははるか遠くを照らす灯台の光であるとともに、自らの足もとを照らすランプの灯りでもあります。そのような社会が現実のものとなるのは気の遠くなる未来かも知れません。あるいは決して実現しないのかも知れません。それははっきりしない。でもそこに向かって行動を積み重ねることはできる。それははっきりしています。私たちは常に「だれ一人しめ出さない社会へ」の想いに立ち返りながら、さまざまな社会的課題に対して発言を続けます。

                            2018   『季刊しずく』同人一同

 

 

創刊号【特集】 相模原障害者殺傷事件から2年

 2016年7月26日未明、神奈川県相模原市の知的障害者施設「県立津久井やまゆり園」に男が侵入し、19人の障害者が殺害され職員3人を含む27人が重軽傷を負った。被害者の数という量的な面はもとより、重度の知的障害者は生きる価値がないと断じた一人の民間人が加害者になったという質的な面においても、犯罪史上類を見ない事件であった。

 それから2年。今も、公判の開始を待つ被告は犯行を正当化する発言を繰り返し、19人の死者は実名で語られることを許されないままである。当初同規模の施設を再建しようとした県は、障害者たちの反発を受けて小規模・分散化に方針を転換した。その一方で、精神障害者に対する監視体制を拡大することにつなげようとする動きも続く。

 社会は底流にうごめく選別と差別のありようを深く問わないまま、事件を都合よく消化吸収しようとしていると言っていい。人びとから事件の記憶と関心が急速に消えつつある今、自分と社会にとって相模原事件とは何なのかという現在形の問いに向き合いたい。

 

→  「季刊しずく」 創刊号 もくじ 

「季刊しずく」 同人一覧

→ 『季刊 しずく』へ、少し肩の力を抜いて  小林 敏昭

 

定期購読者を募集します!!!

年4回発行 年間定期購読料1,200円(各1冊/税・送料を含む)
B5版 各号24〜32ページ

「季刊しずく」は前払い制です。私たちの「だれ一人しめ出さない社会へ」向けての情報発信(それはとてもささやかなものですが)に賛同していただける方は、ぜひ定期購読をお願いします。下記の郵便振込口座に「『季刊 しずく』定期購読希望」と記載の上、ご送金ください。(各2冊以上の定期購読をご希望の場合は〈1,200円×各○冊〉分をご送金ください。例えば各2冊は2,400円、各3冊は3,600円です。)
郵便振込口座 00940-0-86109 障害者問題資料センターりぼん社


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投稿を募集します!!!

第2号(2018年10月25日発行予定)の特集は 「ちょっと待って! 自己責任論」 です。
2002年に起こったいわゆる「イラク戦争」以降、イラクの武装勢力は、イラクに入国した邦人をはじめとする外国人を誘拐し、人質として拘束しました。とくに2004年4月に3名の邦人が誘拐され、自衛隊の撤退などが武装勢力から要求されて以降、インターネットを中心に、「イラクのような危ない地域に自分の意志で行ったのだから、私たちの税金によって救済しなくてもよい」とする「自己責任論」が声高に叫ばれるようになりました。それは「生活保護を受給するようになったのは、お前が怠けたからだ」という現在の生活保護受給者バッシングにもつながっています。最近では「自業自得の人工透析患者は全員実費負担、無理ならそのまま殺せ」とブログに記し炎上したフリーアナウンサーもいました。社会的な視点を後退させ、人々の貧困や不幸や困難をその人個人の責任に帰してよいのでしょうか。ともすれば差別され抑圧される側からさえも「自己責任論」が発せられる現今の社会の実相を、じっくりと見つめようと思います。

以上の特集テーマについて、みなさんのご投稿をお待ちしています。
その他、差別や人権について、今の社会のあり方について、などなど、みなさんのご意見をお寄せください。
◆字数 500字以内 ◆締め切り 2018年9月15日(土)
◆件名は「しずく投稿」とし、タイトルとお名前(実名か筆名)を原稿に明記してください。
◆原稿の送り先
 E-mail:soyokaze@hi-ho.ne.jp  FAX:06 - 6323 - 4456
 郵 送:〒533 - 0033 大阪市東淀川区東中島4-1-15-1F りぼん社「しずく」編集部

 


 

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