この際、とことん「ロメオとジュリエット」
〜第62回定期演奏会 演奏曲をめぐって〜

2009年 7月 1日 作成
2009年 9月 23日 一部補足・修正


 次回の定演(第62回)で、プロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」からの抜粋を演奏します。
 全曲版からの抜粋であり、今演奏しているのがどんな場面の音楽なのか、ということを知っておくことは、音楽に共感するためには必須で、決して無駄なことではないと思います。ということで、とことん味わい尽くすための情報、ヒントをいくつか。

 ちなみに、主人公の名前には「ロメオ」「ロミオ」の2種類の表記があり、統一されていません。ここでは、本やDVDのタイトルはそのもののタイトル、その他の文章中では「ロメオ」を使いました。原作のシェイクスピアが使った英語だと「ロミオ」に近く、舞台となったイタリアや、その他のヨーロッパ諸国(プロコフィエフのロシアも含めて)では一般に「ロメオ」に近い、ということのようです。そんな背景もあってか、「文学」畑では「ロミオ」、音楽畑では「ロメオ」が使われることが多いようです(単なる私の印象ですが・・・)。



1.まずはシェイクスピアの原作

 ご存知のとおり、原作はシェイクスピアの戯曲です。ただし、シェイクスピアのオリジナルの創作という訳ではなく、それまでの伝承や既存の話をもとにシェイクスピアが一座の演目としてまとめたもののようです。

 オリジナルは「戯曲」ですが、これは私も読んでいません。新潮文庫と角川文庫から出ていますので、興味のある方はどうぞ。(けっこう露骨で猥雑な表現も多いとか・・・)

    シェイクスピア(著)、中野 好夫(訳)「ロミオとジュリエット」(新潮文庫) 価格:¥460(新潮社)

    シェイクスピア(著)、河合 祥一郎(訳)「新訳 ロミオとジュリエット」(角川文庫) 価格:¥460(角川書店)

 オリジナルの戯曲ではストーリーが読みづらい、ということで、昔から「あらすじで読む・・・」なるものが作られています。1807年に刊行された、ラム姉弟の「シェイクスピア物語」です。岩波文庫から上下2巻で出ているものの下巻の方に、「ロメオとジュリエット」が載っています。私は、こちらで読みました。
    チャールズ・ラム&アリー・ラム(著)、安藤貞雄(訳)「シェイクスピア物語 下」(岩波文庫 赤 223-3)(岩波書店) 価格:¥ 798

 
2.バレエのDVD

 プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」はバレエ音楽なので、あらすじさえ知っていれば、あとはバレエそのもので楽しめばよい、という考え方もあります。逆に、いくら原作を読んでも、やはりバレエは見ておいた方がよいでしょう。

 いくつかの映像がDVDになっています。

パリ・オペラ座・バスティーユでの1995年ライブ
ヌレエフ演出、ヴェロー・パーン指揮/パリ・オペラ座管弦楽団

国内盤\2,205

 私は、昔BSで放映されたこの上演版をVTRに録画して持っています。場面やストーリー展開がわかりやすく、演出も写実的です。(モンタギュー家が青、キャピュレット家が赤で色分けされている、とか)
 ただし、一部曲の配列変更と省略があります。(たとえば、「第7曲:大公の宣言」が、第1幕の幕開けとして2曲目に演奏される、とか)

英国ロイヤル・バレエの1984年ライブ
マクミラン演出、アシュレイ・ローレンス指揮/コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団

国内盤\2,205

 バレエファンには好評のようですが、私は見ていません。おとなしめ、との評価も。

 DVDに解説本が付いた「小学館DVD BOOK」というのもあります。パリ・オペラ座・バスティーユのものが収録されているようです。
    「華麗なるバレエ 3:ロミオとジュリエット/プロコフィエフ」(小学館DVD BOOK)価格:¥3,192(定価:¥ 3,360)

 
3.バレエのあらすじ

 舞台は14世紀のイタリアの都市ヴェローナ。そこではモンタギュー家とキャピュレット家が、血で血を洗う抗争を繰り返しています。争いの絶えない両家に対し、ヴェローナの大公は再度争ったものを街から追放すると宣言します。(この辺が、第5曲:喧嘩、第6曲:決闘、第7曲:大公の宣言

(注:あちこちの解説に、「ヴェローナの2つの名家、モンタギュー家とキャピュレット家」とありますが、あらすじを見る限り、地域暴力団「山口組」と「稲川一家」という感じで、要するに「縄張りを争う地元の2大親分」というところですな)

 モンタギューの一人息子ロメオ(16歳ぐらいらしい)は、気晴らしにと、友人たちとキャピュレット家の舞踏会に忍び込ます。そこで、ロメオは、キャピュレットの一人娘ジュリエット(13歳)に出会い、たちまち二人は恋に落ちます。(舞踏会での場面が、第11曲:客人たちの登場(メヌエット)、第12曲:仮面(これは正体を隠したロメオ)、第13曲:騎士たちの踊り第14曲:ジュリエットのヴァリアシオンなど。ちなみに、舞踏会の客人たちの退場(第18曲:ガヴォット)には、「古典交響曲」の第3楽章が転用されていますね。)

 その夜、ロメオはキャピュレット家のバルコニーに忍び込み、ジュリエットと結婚の約束をします。(第19曲:バルコニーの情景、第20曲:ロメオのヴァリアシオン、第21曲:愛の踊り。このバレエの見せ場(聴かせどころ)ですね。)

 翌日のヴェローナの市場(ここで、第22曲:フォークソング第24曲:五組の踊りなど)。そこにジュリエットの乳母がやって来て、ロメオにジュリエットからの結婚承諾の手紙を渡します。
 これを受け、二人は修道僧ローレンスの元で秘かに結婚します。ローレンスは二人の結婚で両家が和解することを期待します。(第28曲:ローレンス僧庵でのロメオ、第29曲:ローレンス僧庵でのジュリエット)

 しかし、その帰り道、街の市場で、キャピュレットの甥(ジュリエットの従兄)ティボルトの挑発に乗ったロメオの友人マキューシオが、決闘で命を落とします。ロメオは逆上して、報復でティボルトを殺してしまいます。(ここが、第33曲:ティボルトとマキューシオの決闘、第34曲:マキューシオの死、第35曲:ロメオはマキューシオの死の報復を誓う、第36曲:第2幕の終曲。このバレエの最も劇的な場面で、特に第36曲は、愛するロメオに従兄を殺されたジュリエットのやり場のない苦悩と悲しみとなっています。)

 ヴェローナの大公は、宣言どおりロメオを街から追放すると宣告します。(第37曲:第3幕の前奏曲は、第7曲:大公の宣言と同じですね)
 ロメオは、ジュリエットと一夜を過ごし、街を立ち去ります。(第39曲:ロメオとジュリエットの別れ

 一方、キャピュレットの両親は、悲しみにくれるジュリエットに大公の親戚のパリスと結婚することを命じます。ジュリエットは拒絶しますが、親の意向には逆らえません。(第41曲:ジュリエットはパリスとの結婚を拒絶する)
 ジュリエットに助けを求められた修道僧ローレンスは、彼女をロメオに添わせるべく、「仮死状態になって墓所に埋葬された後、目覚めたジュリエットがロメオと駆け落ちする」という秘策を考え、眠り薬の入った小瓶を渡します。そして、ロメオに向けて、その秘策を書いた手紙を送りますが、追放されていたロメオにはうまく伝わりませんでした。(第44曲:ローレンス僧庵)

 ジュリエットはパリスとの結婚前夜(第47曲:ジュリエット一人)。ジュリエットは修道僧ローレンスからもらった秘薬を飲み、仮死状態となります。
 翌朝、寝室で死んでいるジュリエットが発見され、結婚式が突如葬式となり、ジュリエットはキャピュレット家の墓所に埋葬されます。
 そこへ、ジュリエットが死んだことを聞きつけたロメオがやってきます(ここで墓を守っていた婚約者パリスを殺してしまう)。ジュリエットが本当に死んでしまったと思ったロメオは、毒をあおって自殺してしまいます。その後、目覚めたジュリエットはロメオの亡骸を見つけ、状況を察して、短剣で自分の胸を刺して、後を追うのでした。(第51曲:ジュリエットの葬式、第52曲:ジュリエットの死

 ローレンスから真相を聞いたモンタギュー、キャピュレット両夫妻は、悲劇の原因が自分たちにあるのを知り、両家はついに和解します。

 
4.プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」

 バレエ「ロメオとジュリエット」は、プロコフィエフが1935年に作曲したものです。
 プロコフィエフは、ロシア革命直後の1918年に、革命を逃れて日本経由でアメリカに渡り、フランスに落ち着きますが、異国の空気が合わず、1933年にロシア(ソヴィエト連邦)に戻ります。従って、故郷に戻って間もない頃の作曲ということになります。

 上記の「あらすじ」と対応させるため、全体の曲の構成を示すと、次のようになっています。

第1幕
  第1曲 前奏曲

 第1場
  第2曲 ロメオ
  第3曲 街の目覚め
  第4曲 朝の踊り
  第5曲 喧嘩
  第6曲 決闘
  第7曲 大公の宣言
  第8曲 間奏曲

 第2場
  第9曲 舞踏会の準備
  第10曲 少女ジュリエット
  第11曲 客人たちの登場(メヌエット)
  第12曲 仮面
  第13曲 騎士たちの踊り    ←ソフトバンクのCMで有名
  第14曲 ジュリエットのヴァリアシオン
  第15曲 マーキュシオ
  第16曲 マドリガル
  第17曲 ティボルトはロメオを見つける
  第18曲 ガヴォット(客人たちの退場)   ※古典交響曲の第3楽章を改作して転用
  第19曲 バルコニーの情景
  第20曲 ロメオのヴァリアシオン
  第21曲 愛の踊り

第2幕

 第3場
  第22曲 フォーク・ダンス
  第23曲 ロメオとマキューシオ
  第24曲 五組の踊り
  第25曲 マンドリンを手にした踊り
  第26曲 乳母
  第27曲 乳母はロメオにジュリエットの手紙を渡す

 第4場
  第28曲 ローレンス僧庵でのロメオ
  第29曲 ローレンス僧庵でのジュリエット

 第5場
  第30曲 民衆のお祭り騒ぎ
  第31曲 一段と民衆の気分は盛り上がる
  第32曲 ティボルトとマキューシオの出会い
  第33曲 ティボルトとマキューシオの決闘
  第34曲 マキューシオの死
  第35曲 ロメオはマキューシオの死の報復を誓う
  第36曲 第2幕の終曲

第3幕
  第37曲 前奏曲

 第6場
  第38曲 ロメオとジュリエット
  第39曲 ロメオとジュリエットの別れ
  第40曲 乳母
  第41曲 ジュリエットはパリスとの結婚を拒絶する
  第42曲 ジュリエットひとり
  第43曲 間奏曲

 第7場
  第44曲 ローレンス僧庵
  第45曲 間奏曲

 第8場
  第46曲 ジュリエットの寝室
  第47曲 ジュリエットひとり
  第48曲 朝の歌
  第49曲 百合の花を手にした娘たちの踊り
  第50曲 ジュリエットのベッドのそば

第4幕

 第9場
  第51曲 ジュリエットの葬式
  第52曲 ジュリエットの死

 なお、この中から作曲家自身により、下記の組曲が組まれています。

「ロメオとジュリエット」組曲第1番 Op.64bis
 1936年11月24日、モスクワのボリショイ劇場でセバスチャンの指揮により初演。

  1.フォーク・ダンス (第22曲)
  2.情景 (第3曲)
  3.マドリガル (第16曲)
  4.メヌエット (第22曲)
  5.仮面 (第12曲)
  6.ロメオとジュリエット (第19〜21曲)
  7.ティボルトの死 (第33、35、36曲)

「ロメオとジュリエット」組曲第2番 Op.64ter
 1937年4月15日、レニングラードで作曲者の指揮により初演。

  1.モンタギュー家とキャピュレット家 (第7、13曲)
  2.少女ジュリエット (第10曲)
  3.僧ローレンス (第28曲)
  4.踊り (第24曲)
  5.別れの前のロメオとジュリエット (第39曲)
  6.アンティル諸島から来た娘たちの踊り (第49曲)
  7.ジュリエットの墓の前のロメオ (第51曲)

「ロメオとジュリエット」組曲第3番 Op.101
 1946年3月8日、モスクワでデクチャレンコの指揮により初演。

  1.噴水の前のロメオ (第2曲)
  2.朝の踊り (第4曲)
  3.ジュリエット (第14、47曲)
  4.乳母 (第26、9曲)
  5.朝の歌 (第48曲)
  6.ジュリエットの死 (第52曲)

 組曲版は、下記の全音スコアが出ています。

    プロコフィエフ/ロメオとジュリエット 組曲第1番 (全音スコア)

    プロコフィエフ/ロメオとジュリエット 組曲第2番 (全音スコア)

    プロコフィエフ/ロメオとジュリエット 組曲第3番 (全音スコア)
 

 ついでに、全曲版CD情報です。これは、いろいろ出ていますのでお好みでお選び下さい。

  ・プロコフィエフ/ロメジュリ(全曲)マゼール/クリーブランド(2CD)

  ・プロコフィエフ/ロメジュリ(全曲)プレヴィン/ロンドン(古典交響曲、シンデレラとの4CD)

  ・プロコフィエフ/ロメジュリ(全曲)プレヴィン/ロンドン(2CD)

  ・プロコフィエフ/ロメジュリ(全曲)ゲルギエフ/キーロフ(2CD)

  ・プロコフィエフ/ロメジュリ(全曲)小澤/ボストン(2CD)

  ・プロコフィエフ/ロメジュリ(全曲)アシュケナージ/ロイヤル・フィル(2CD)

  ・プロコフィエフ/ロメジュリ(全曲)アバド/ベルリン・フィル(抜粋版)
 
 

5.おまけ : 「ロメオとジュリエット」演奏曲名のロシア語表記

 「ロメオとジュリエット」のスコア、パート譜にはロシア語でタイトルが表記されています。全く読めないのも何なので、つづりと発音、意味を簡単におさらいしておきましょう。
 私も、それほどロシア語に詳しいわけでもないので、間違えていたらご愛嬌ということで。(発音のカタカナ表記は、かなりいい加減です)

(注記)ロシア文字で、英語・ドイツ語と似ているが、文字の対応が違うものがあるので注意しましょう。
      (ロシア語)  (英語で対応する文字)
        В,в     V,v
        Н,н     N,n
        Р,р     R,r
        С,с     S,s

    スコアは活字、パート譜は「筆記体」で書かれているため、注意が必要なものもあります。
      (活字体)   (筆記体)
        И,и     英語の U,u の筆記体
        п(小文字)  英語の n の筆記体
        т(小文字)  英語の m の筆記体

    ロシア語特有の文字は、そんなもんだと思うしかありません。
    その他はおおむね想像のつく範囲でしょう。

Сергей Сергеевич Прокофьев
セルギェーイ・セルギェーヴィチ・プラコーフィエフ = セルゲイ・セルゲイヴィチ・プロコフィエフ

  Балет “Ромео и Джульетта”
  バリェット 「ラミェーオ イ ジュリイェータ」 = バレエ「ロメオとジュリエット」

(注記)ロシア人の名前の真ん中の部分は、「誰々の子」という意味で、父の名前に「ヴィチ」が付いたものです。この場合、
  「セルゲイ・セルゲイの子・プロコフィエフ」
ということで、お父さんも「セルゲイ」だったことになります。
 ちなみに、フロコフィエフ家の女性の姓は「プロコフィエヴァ」になります。チャイコフスキー家の女性は「チャイコフスカヤ」となるわけです。

1.Вступление
  ヴストゥプリエーニエ = 序曲

7.Приказ герцога
  プリカース ゲルツォーガ = 大公の命令
  Приказ :命令書、指令書
  герцог :公爵、公

13.Танец рыцарей
  ターニェツ ルイツァーリエイ = 騎士の踊り
  Танец :ダンス、踊り
  рыцарь :騎士、武士

10.Джульетта−девочка
  ジュリイェータ ジェヴォーチカ = 少女ジュリエット
  девочка :少女(14歳ぐらいまで)

19.Сцена у баркона
  スツェーナ ウ バルコーナ = バルコニーの場面
  Сцена :舞台、場面 (=シーン)
  у :〜で(場所)
  баркон :バルコニー、舞台

20.Вариация Ромео
  ヴァリアーツィヤ ラミェーオ = ロメオのヴァリアシオン

   (注)ヴァリアシオン:一人で踊る踊りのこと。

21.Любовный танец
  リューボヴヌィ タニェーツ = 愛の踊り
  Любовный :愛の、恋の

24.Танец
  タニェーツ :踊り
  (内容は第2組曲の4曲目)

  このパート譜には、こんな印が押してありました。

   БИБЛИОТЕКА
   МУЗФОНДА СССР

  これは、
   БИБЛИОТЕКА
     ビブリアティェーカ = 図書館
   МУЗФОНДА СССР
     これはおそらく、
       МУЗЫКА (ムーズィカ=音楽) と
       ФОНДА (フォーンダ=基金、ファンド)
     の合成語。
   СССР エスエスエスアール(エッセッセッセル) =いわずと知れたソビエト連邦
  ということで、「ソビエト連邦音楽基金の蔵書」ということだと思います。
  これも歴史ですね。

28.Ромео у патера Лоренцо
  ラミェーオ ウ パティエーラ ラリエーンツォ = 僧ローレンスの庵でのロメオ
  патер :カトリックの僧
  у :〜で(場所)、〜の家で

 この曲の雰囲気やロシア語の表記から、「カトリック僧」の庵というよりも、ロシア正教の僧の庵(ムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」に出てくるような)を思い浮かべてしまいます。

33.Тибальд бьется с Меркуцио
  ティーバリト ブィエートシャ ス ミェルクーツィオ
   = ティボルトはメルキューシオと争った
  биться :相戦う、競う (c: 〜と)

34.Меркуио умирает
  ミェルクーツィオ ウミラーイエット
   = メルキューシオは死んだ
   умереть:死ぬ

35.Ромео решает мстить за смерть Меркцио
  ラミェーオ リェシャーイエット ムスティーティ ザ スミェールティ ミェルクーツィオ
   = ロメオはメルキューシオの死への復讐を決心した
  решить :決心する
  мстить :復讐する
  за :〜の代わりに(交換、代償の意を表す)
  смерть :死

36.Финал второго действия
  フィナール フトローガ デェーイストヴィヤ = 第2幕のフィナーレ
  второй :第2の
  действие :活動、幕

39.Прощание перед разлукой
  プロシシャーニエ ピェレト ラズルーコイ = 別離の前の別れ
  прощание :別れ
  перед :〜の前に(時間)
  разлука :別離

47.Джульетта одна
  ジュリイェータ オートゥナ = ジュリエットひとり
  один :1人

51.Похороны Джульетты
  パホーロヌィ ジュリイェーティ = ジュリエットの葬式
  похороны :埋葬、葬式

52.Смерть Джульетты
  スミェールティ ジュリイェーティ = ジュリエットの死
  смерть :死

16.Мадригал
  マドゥリーガル
  = マドリガル(イタリア発祥の歌曲形式だそうで、ロシア語としては外来語)



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