実写版「サンダーバード」の映画が公開されるようです。
でも、サンダーバードといえば、あの人形劇！テレビでも何度も再放送されています。
テレビ番組の音楽を担当したのは、バリー･グレイ（Barry Gray）。あのかっこいい音楽で吹奏楽への道に進んだ少年少女、あのかっこいいメカに憧れて理科系への道を歩んだ男の子が、結構多いのではないでしょうか。特に、男の子は成長過程で一度はハマる番組であり、音楽であると思います。
そのテレビ版のサウンドトラック音源は、長い間存在しないと言われていました。唯一、映画版のサウンドトラック盤が出ているだけでした。
そのテレビ版のオリジナル音源が残っていて、サウンドトラック盤が昨年（2003年）本国イギリスで発売されていたそうです。そして、実写版の映画の影響か、この夏（2004年）に日本でも発売されました。
ここでは、この「サンダーバード」のＣＤを紹介します。
下記の「サンダーバード」のＣＤは、各々のタイトルから直接リンクをたどってamazonで購入することができます。タイトルをクリックして下さい。
解説によりますと、長くファンの間でどこかにあるとうわさされていたテレビ番組の元となった音楽テープが1993年に発見され、600本以上のオープンリールテープ（湿った段ボール箱の中でカビが生えていた）を復元・整理するのに５年かかったとか。テレビ番組では、せりふや効果音がかぶっている部分も、テープから復元したこのＣＤでは音楽だけを聴くことができます。
ＴＶサウンドトラック「サンダーバード」: Thunderbirds, Barry Gray [イギリス盤]（2003/02/24） ￥1,450
ジャケットは「サンダーバード２号」です。
ＴＶサウンドトラック「サンダーバード２」: Thunderbirds 2, Barry Gray [イギリス盤]（2004/07/19） ￥1,450
こちらのジャケットは「サンダーバード１号」です。（本来なら逆のほうがよかった）
２．テレビ版のサウンドトラックＣＤ：国内盤
上記の輸入盤２枚と同じものが、国内版では２枚組のセットでこの８月に発売になりました。こちらは買ってはいないので、解説がどういうものかよく分かりません。値段は輸入盤より\1,000ほど高いのですが、解説が日本語で読めるメリットと考えるか。でも、安くてオリジナルの解説が読める輸入盤をとるメリットも捨てがたい・・・。音楽の内容は同一のようなので、各自の価値観に基づいてお選び下さい。
国内盤：ＴＶサウンドトラック「サンダーバード・完全盤」（初回限定生産）２枚組（ジェネオン エンタテインメント）（2004/08/11） ￥3,990
３．映画版のサウンドトラックＣＤ：国内盤
昔から国内版も出ていた映画のサウンドトラック盤です。テレビ向けの音楽がやや小編成のバンドによるのに対して、映画版では大編成のフルオーケストラの響きがします。
テレビ版には出てこない火星探査機「ゼロ・エックス号のテーマ」がカッコよいので、サンダーバードファンならこちらも聴いてみるとよいと思います。
でも、テレビのオープニングでもカウントダウン直後に出てくるナレーションで、この映画の題名にもなった「Thunderbirds are Go!」というのは、文法的にはおかしいと思うのですが・・・。
「サンダーバード： Thunderbirds are GO!」映画サントラ盤（東芝EMI）（2003/07） ￥2,421（10%オフ）
４．オーケストラ組曲「サンダーバード」ＣＤ
テレビや映画とは独立に、純粋に音楽だけ取り上げて「組曲サンダーバード」として出ているＣＤもあります。残念ながら私は聴いていません。
どうやら、日本からのリクエストで作られた、という経緯もあるようですが、即席の録音らしく、演奏が荒く、編曲もオリジナルとはかなり違う、との情報もあります。興味のある方は、ご自分の判断で購入下さい・・・。
「組曲サンダーバード」ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ（徳間ジャパンコミュニケーションズ）（2001/06） ￥1,801（10%オフ）