Pro/ENGINEERって何?

 みなさんはこのホームページのタイトルにあるPro/ENGINEERというソフトを ご存知でしょうか。一言で言うと「ハイエンド3次元CADです」という説明になるんですが、わかりますか。厳密に言うと「機械設計用の」という言葉が付きます。
 簡単に言うと立体的に(3次元で)描いた絵を組み合わせてコンピュータ上で 製品の設計ができるものです。航空機や自動車、家電製品、携帯電話等々、 身の回りのあらゆる製品は今や3次元CADなしには作れないほどです。この分野のソフトで世界シェアNo.1を誇るのが米Parametric Technology社(PTC) が開発したPro/ENGINEERです。フィーチャパラメトリックモデリング手法というものを世界ではじめて製品化し、以降ほとんどの3次元CADがこの手法を採用しています。
 なお私はPTCと何の関係もありませんので、このソフトに対して誇大な宣伝をするつもりもありませんし、いいところは評価するし悪いところは批判したいと思っています。

Pro/Eの機能紹介

 Pro/Eで実際に立体を作っていくかというお絵かきを紹介します。
ここをクリックしてください。(ページが違うもので・・・)
直方体、円柱、曲がったパイプ、断面を組合わせたものなどの例を載せています。

ハイエンド3次元CAD

 ハイエンド3次元CADというとCATIA、I-DEAS、Pro/ENGINEER、Unigraphics が有名です。それぞれ最低構成でも100万円以上するため、とても個人では楽しめない代物です。しかも最低構成では大したことができないため、オプションをくっつけていくと軽く1000万円以上することになります。それぐらい投資すれば、設計したものを画面上で仮想動作させてみて、機構解析や強度分析などを行うことが可能になります。
 そこまでしなくてもいいという方は、ミッドレンジ3次元CADがお薦めでしょう。 実際にいじったわけではないため責任は持てませんが、SolidWorksの評判がいいようです。立体形状を手軽に描けていろんな機能がついてるようです。

(2004.1.25追記)
 SolidWorksを入手しています。操作性が良く、Windowsに慣れた人なら違和感なく使えるのではないかと思います。プラグインも豊富に揃っていて、小回りの利き、日本市場にも積極的にアピールしています。ただ、Pro/Eに比べ、大規模なモデルでは(利用に耐えられないほど)動作が重くなる傾向にあるらしい。

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