当然ですが地球は丸かった |
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地球の半径は、約6400km。ただし、完全な球体ではなく、北極と南極を結ぶ極半径の方が赤道半径よりも約21km短い、楕円体になっています。赤道半径の方が長い理由は、地球が自転しているためだと言われてます。その地球の表面を平面の地図にするため、昔から色々な方法が取られ、議論がされてきました。今でもその結論はでてない、と評価する研究者も大勢います。 球体を平面図に写し取ることを「投影」と呼んでいます。投影こそが地図作りの第一歩になるわけです。ところで、距離、方位、面積などあらゆる要素をすべて正確に表現できる地図があるのをご存知ですか。地球儀です。左の地球儀はQTVRオブジェクトムービーになってます。よろしかったら、回してください。 |
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基準となる投影法を知れば、地図が見えてくる |
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丸いものを平面にするわけですから、どうしても歪みが生じます。現在、世界中で使われている地図は、大きく分けて上の3種類の投影法が使われています。正距方位図法は、地表を平面のスクリーンに投影します。中心からの方位角が正確になるのが特徴ですが、中心から離れるに従い面積と距離の歪みが大きくなります。国連のエンブレム(上)は、この図表をモチーフに作られました。 円筒図法は、メルカトル図法とも呼ばれ、地球に円筒のスクリーンを巻き付け投影する方法です。緯度経度が水平直角になることが特徴で、全世界を投影することも可能です。ただ、高緯度になればなるほど歪みが大きくなりなります。 そして、円錐図法です。円錐形のスクリーンで投影し、扇形の地図になります。緯線は同心円弧となり、経線が頂点から放射状に表されます。他のふたつの投影法と比較して、歪みが少ないというのも特徴ですが、地球全体の3分の2ほどしか投影できません。 |
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