エアインテークホースの改造
OPEL-MLの所長さんからエアインテークホースの改造についての情報を得たので、早速私もやってみることにした。
赤い矢印の先が今回問題となっているインテークエルボホースである。
エンジンのカバーを外し、エルボホースを横から見たところである。エンジンに吸気される直前でコブラの頭のように扁平になり吸気されていることがわかる。
アストラでは上部にゆとりがなくこの形になったものと思われるが、ザフィーラでは高さ方向にゆとりがあるため、わざわざ扁平にさせる必要はない。この写真からも、上部にゆとりがあることが見て取れる。
エルボホースをエアクリーナカバーごととりはずす。これはエアフローのコネクタを外したところ。
エアクリーナーのカバーは銀色のクリップ4カ所で留まっている。カバーには他に写真のように配管が固定されているのでこれもはずす。
ホースの裏に配管が2本固定されているので、これもはずす。結構固く留まっている。
エルボホースの付け根。ここはマイナスドライバーでゆるめることができるクランプがついていた。これはヤナセで購入したホースクランプ(品番2094323)290円と同じものと思われる。このホースの裏にも配管が2本固定されているので、それも注意深く外す。
今回外したエルボホースとエアクリーナカバー。交換するのはエルボホースだけだが、ここまで外す方が作業がやりやすい。
このクランプはかなりしっかり留まっている。写真のように先のとがったドライバーでこじるとはじけるようにしてはずれた。本当はもっといい外し方があるのかもしれない。
今回交換するX20用インテークエルボホース(品番5836793)3100円である。X181エンジンでは不要のブローバイガス接続ノズルが飛び出ているのが分かる。このノズル部分は封鎖する必要があり、ここがエンジンカバーと干渉するため思い切ってカットし、穴を塞ぐことにした。
エルボホースのノズルを切ったところと、穴塞ぎようの3mmのゴムシート。
エルボホースはポリプロピレンなので普通の接着剤では接着できない。PP用の専用接着剤を使う。
ゴムシートで蓋をしたところはビニールテープで巻いて補強した。
X181用エルボホース(下)とX20用エルボホース(上)を比較したところ。
あとは元の通り組み付けるだけ。写真のようにスマートにおさまります。
さて、気になる結果ですが、低速トルクが太くなり、レスポンスもよくなりました。とりわけ2500rpm前後のがさつき感が非常に減りました。これが一番嬉しい効果かもしれません。かかった費用は4500円ほどで、作業も簡単、恒常的に効果が得られることを考えると非常にメリットのある改造であると思います。
私は、大大満足です!!