電源ケーブルの引き込み


ザフィーラの場合、電源ケーブルの引き込みはやっかいである。普通の国産車のように空きのグロメットがないのである。唯一使えそうなクラッチケーブルが通るはずの穴は、ふたの上に金属のカバーがあり、かなりばらさないとふたをはずせそうにない。ということで、アストラ乗りのまささんから教えていただいた、ステアリングシャフトの付け根から引き込む方法を採った。
車体の下に潜り込む必要があったので、私は方輪だけ歩道に乗り上げ、道ばたで作業することにした。もちろん、ジャッキと馬がある方は、それを使った方が簡単である。ただし、方輪だけ車載工具でジャッキアップするのは危険であるし、長時間は車にも良くないと思うのでお勧めしない。ジャッキが倒れると圧死するのでくれぐれも注意して欲しい。私はそれがいやで歩道に乗り上げるという手を使った。
注意点は、エンジンが熱いと作業ができないので、冷えるまで待つ必要があるということである。だから車の移動は最小限にとどめなければ、待ち時間が増えてしまう。
上のドライバーが刺さっており、ケーブルがつっこまれているところがステアリングシャフトの付け根である。ここから入れるとすぐに車内側からひっぱれる。ケーブルにはコルゲートチューブをかぶせ、切れ目は上側に。ひっくり返ったパッキンもきれいになおしてできあがり。ケーブルはぶらぶらしないように手近なところ(私の場合は青いコード)にしっかりと留めた。
その後、水が入らないようにパテでしっかりとカバーする。私はエアコン用のパテを使った。硬化性のものを使うと、今度剥がす必要ができた時にやっかいかなと思って、とりあえず、これにした。
室内側が右の写真である。すでにパネル下のカバーは外してある。このようにステアリングシャフトの付け根からケーブルを引き出すことができる。ハンドル切った瞬間にショートなんていやだなと思ったが、案外問題なく通すことができた。
 引き込んだ電源はヒューズボックスで分割してアンプとヘッドユニットに供給した。

所要時間1時間弱。案外簡単であった。


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