カーナビの取り付け

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カーナビはPanasonicの高精細VGAモデルCN−DV3300GWDを購入した。もちろんその画質に魅力を感じてである。この画面を見てしまうと他のがぼやけて見えてしまう。今回は同じパナの初代DVD機DV007からの乗り換えである。このナビを自分で取り付けたのでその様子をレポートしたいと思う。

まずはTVをダッシュボードの上に固定した。
本来最後でも良い作業なのだが、両面テープの接着強度が最強になるまで少し時間がかかるため、さきに台だけ張り付けておいた。(写真はモニターも付けた状態。)

次に電源関係の配線である。
カーステを取り外すにはオペル車専用の取り付けキットNKG−93DX(NITTO製)に入っているU字型の治具を使った。U字型の治具を本体に差し込んだところが左の写真である。

そのまま引き抜くと左のようにすっぽり抜けて、コネクター部が見えるようになる。
外側の金属部分はドライバーでこじるようにして引き抜いた。

コネクター部のアップが真ん中の写真である。
コネクターの番号は下から付いており、右下が1番である。

1,青/赤(青線に赤ライン):?
2,橙(細):アクセサリー電源
3,灰/黄色:イルミネーション電源
4,茶(太):アース
5,青/赤:車速センサー
6,空き
7,橙/白:アンテナ電源
8,橙(太):常時電源
9,茶/白:右リアSP−
10,茶/黄:右フロントSP−
11,茶/青:左フロントSP−
12,茶/緑:左リアSP−
13,白:右リアSP+
14,黄:右フロントSP+
15,青:左フロントSP+
16,緑:左リアSP+
17,18,19,22:おそらくハンドルSWおよびマルチディスプレイ信号線。

なお、電源をとる場合はナビの電源コードを直接つなげるのではなく、左のような先にギボシ端子のついた電源取り出し線をハーネスの線に挟み込んでとった方が、あとあと配線をやり直す時に便利である。

次は光ビーコンの取り付けである。(最初はGPSアンテナもダッシュ上に付けていたが、感度が悪いため屋根の上に移した。)
ダッシュボード上から運転席の下まで配線を引き回すため、グローブボックスを外すことにした。


グローブボックスをはずすには先にグローブボックス下のカバー?をはずさなければならない。
カバーにはすべて星形をしたトルクスねじが使われている。これは普通のドライバーでははずせないため、ホームセンターで左のような工具を購入した。1000円以下の安物だが、結構使えた。今後必要に応じてもう少しいい工具をそろえようと思う。
カバーは右手側が2本のトルクスねじ、上側がプラスチックの留め具(ファスニングクリップ)で固定されている。
このファスニングクリップは写真にあるような形をしており、ペンチでつまみマイナスドライバーでこじると簡単にはずれた。



グローブボックスは開いたところにある4本のねじと下カバーをはずしたところにある2本のねじをはずすと、がばっと手前にはずれる。
次に光りビーコンをダッシュボードの上に取り付けるため、ダッシュボード上部のカバーをはずした。


ダッシュボード上部のカバー中央部はパチンと押し込んで止まっているだけなので、マイナスドライバーで端からこじってやるとはずすことができた。その際、ダッシュボードに傷やへこみを作らないよう、タオルなどを下に引いてドライバーをてこの原理で使うと簡単にはずれる。はずしたダッシュボード上部のカバーの写真が下のものである。
三角窓横のカバーは、左上写真の赤丸で示したねじ以外ははめ込みなので、ねじをはずし先ほどと同様にしてはずす。
はずしたところが右上の写真である。この三角窓のところははずさなくても作業が可能だが、はずしたところから線を引き込むと、より簡単にグローブボックス裏まで線を引き込むことができる。

本体は運転席下に取り付けることにした。いすの下にはエアコンの排気口があり、そのまま床におくと本体が温風攻撃を受けてしまうため、MDFで台を作りその上におくことにした。写真はMDFそのままの表面がでているが、この後黒のカーぺット素材を上から張り付けた。

アースは助手席右下後ろのカバーをはずしたところからとった。先ほどの工具の一番大きなサイズでぎりぎりはずすことができた。ここは将来ほかのアースもとれるように8Gのケーブルを取り出しに使い、本体とチューナーのアースをつないだ。




チューナーは助手席下のアンダートレイにぽん置きした。この辺のケーブル周りはもう少しきれいにできるよう再考が必要である。
ナビからチューナーへの配線の一部はセンターコンソールの中を通した。サイドブレーキのカバーは、爪で引っかかっているだけなので、少し内側に押すようにしてはずすと簡単にはずれる。カバーをはずすとその前側のプラスチックカバーも上に持ち上げるとはずれる。中にねじがあるのでこれをはずし、外から見えるねじを全部はずすとコンソールが少し浮くようになる。しかし、今回は取り外すところまではいかなかった。

次にバックライトにバックセンサーの配線をつなげた。配線は運転席側で行った。
運転席側後ろのシガーソケットがある方のカバーをはずすとランプユニットを留めている白いノブが上下に見える。これをはずすとランプユニットがごそっととれる。しかし、結構固く留まっていたのでラチェットを用いはずした。
バックランプはコネクター3番の線である。

最後にTVアンテナとGPSアンテナを屋根の上につけ、配線をモールの内側に隠しながら車内に引き込んだ。
モールの内側を下におろしランプの内側のところで内張の中に引き込む。ちょうど上のバックライトの配線をしたところにでてくる。ねじを全部はずしタイヤハウス上の内張を全部はずすと楽に配線ができるのだが、シートベルトの固定ねじなどがありやっかいなので、外から内張の下側に配線をつっこんで隠した。左の写真は3列目のシートのところのカバーをはずしたところである。ここの下側が少しへこんでいるのでそこから先ほどの配線を外に引き出した。

これで配線が完了し動作確認。無事にナビが動き出した!
以上、二日間悪戦苦闘した内容を書いてみた。何かの参考になれば幸いである。
ナビについてはさすがにきれいである。いろいろと不具合の報告もあがっているが、今のところ快適に動いてる。
ナビの感想については別の機会に報告したいと思う。