COPDの最良の治療とは?
Medical Tribune 2010.06.03
UPLIFT研究(Understanding Potential Longterm Impact on Function with Tiotropium)
・長時間作動型抗コリン薬チオトロピウムFEV1.0の経年低下を抑制できなかった
・QOL、増悪頻度、死亡率を有意に改善した

TORCH研究Towards a Revolution in COPD Health Trial)
SFC(LABAのサルメテロール:SAL+ICSのフルチカゾン:FP)、LABA(長時間作用性β2刺激薬)、ICS(吸入ステロイド薬)単独の比較試験
SFCは死亡率、増悪頻度を低下させる、FEV1.0低下をLABAあるいはICS単独より強く抑制
ICS、SFCとも肺炎リスクが高くなる
COPD治療は抗コリン薬が第1選択で早期に開始するのが望ましい
重症化すればSFCあるいはICSが有用


もとに戻る